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ペルー、アンデス地方でフィンカ運営にチャレンジする その3

定年退職後に海外で生活すること、それに起業してみようなどというのは普通に考えれば馬鹿げていると思われてしまうことだと思います。ビジネスの新規事業を行うセオリーだと「良く知っている(既に成功している)市場で新しい事をやってみる」もしくは「国内で成功した事をうまく行きそうな海外市場で展開する」のどちらかで「良く知らない市場で新しい(よく知らない)事をやってみる」ってのは単なる賭けのようなものというところがオチです。

考え方として、既にその市場に存在する①ビジネス・モデルにのびしろがあるかどうか?②その地域に貢献(雇用促進や収入増加)できるか?③心身ともに健康的で快適な生活環境が得られるか?を考えました。併せて、歴史的な街や遺跡、大自然などの観光資源が近隣にあるかどうか?農産物の生産地としてだけではなく、観光資源となるような場所であればアグリツーリズム或いはグリーンツーリズムとして観光産業を形成できるとも考えられます。それだけ資源が豊富であるということです。問題は、マネジメントではないかと考えています。

20代と30代で経験した南米での生活で分かったことは、昔インカ帝国の時代にできた街(地名にタンボと付くような)は、標高が2,400~2,600mくらいに位置し、気温や湿度が生活するには快適な気候です。農作物への病害虫の被害も少なく、人間の病気も多くはないということです。今まで住んだ場所でエクアドル国のキト市(海抜2,600m)がもっとも生活するのに快適な場所でした。インカの人たちはアンデスの山々を熟知して街を作ったのだと思います。

当地のペルー領事館に半年くらい前に定年後に住んで起業したいけど、何か政府のプログラムや法律などあるかどうか尋ねるメールをスペイン語で送りました。まったく返信が無かったので、今度は英語で以前送ったメール文を添付して返事を待っていると再度送ると、返事が来ました。そのような問い合わせは近隣国にある領事館がまとめて対応するので転送したとの内容でした。そして、返事が来たら知らせると、、。ペルーらしくて笑っちゃいました。

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