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ペルー大統領選挙、決選投票へ

4月11日にペルーで実施された大統領選挙で過半数を獲得した候補者(14人くらい立候補)が居なかったので投票数の多い上位2名での決選投票が行われることになったとニュースで流れました。これだけなら「へえ〜」くらいですが、その決選投票する2名がトップの得票率(18%)の急進左派の教師ペドロ・カスティージョ氏51歳と得票率13.2%で2位のケイコ・フジモリ氏45歳だから「おいおいおい!」ってなります。

ケイコ・フジモリ氏は大統領選挙は3度目です。前回は決選投票で敗れました。三度目の正直になるか?ですが、どうやらブラジル企業から120万ドルの献金(賄賂?)で収賄罪で身柄拘束されたけど保釈されたようです。マネーロンダリングの疑いで起訴されたようですが、、。でもどうでしょうか?120万ドルを外国企業から貰ったのと、国庫の金を着服する輩多い同国でいい政治をやって貰えれば良いだけだと思うのですが、、。一応、ケイコは中道右派の政策だからまともなことをやると思います。問題は、カスティージョ氏の方です。急進左派の教師ってハッキリ言って「共産主義者」ですよね。またですか⁉︎ ペルー国民はセンデロ・ルミノッソを忘れたのでしょうか?その極左テロ組織の創立者で逮捕されるまでリーダーだったアビマエル・グスマンも教師でした!

多分、ケイコ・フジモリ氏が勝つだろうとは言われてますが、未だに急進左派とか言って堂々と大統領選挙へ出馬する立候補者が居て、それがトップの得票率を確保するなんて「どう言うこと?」って言いたいです。ベネズエラ、ボリビア、アルゼンチンなど左派政権でどうなったのよ?って訊きたい。南米はどうも独立運動のヒーロー、シモン・ボリーバルやホセ・サンマルティンなどの解放者リベルタドールを崇めたて祀ってますから、その流れでフィデル・カストロやチェ・ゲバラもヒーロー扱いされています。でも、左翼によってどの国もボロボロにされて資本家が国外に出て行くような事態が出た過去を忘れたのですかね。

国民感情としては政治家が公金を着服したり、賄賂などの汚職を嫌っているのでケイコもそれなりに批判されているようだけど、社会の仕組みを変えられて国をボロボロにされるような左派に政権を取らせてはなりません。きっと何でもかんでも国有化してしまうかも知れません。不思議なことにペルー人は、人種的な差別意識も無く、ペルーのためにしっかり働いてくれる人なら誰でも良いと考えています。だから日系人であるアルベルト・フジモリがスペイン系のマリオ・バルガス・リョサとの決選投票で勝利して大統領になったのです。

これ以上左翼政権はペルーには必要ありません!

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