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トランペットを吹き始めて分かったこと その13

少ないエアーでも十分な音を出せることが分かりました。チューニング管を外してリードパイプだけで吹き、自然に出てくる音から上の倍音を出してみるとエアーを絞ると出るのが実感できます。イメージ的にはアパチュアが一点に絞りそこを少ないエアーが勢い良く吹き込むと1つ、2つ上の倍音も出るようです。

その感覚でチューニング管を着けて同じように吹くと楽に上のC(B♭)の音が出るのが分かりました。その音から音階を下がってくるとA、G辺りからピッチが下がってくるとの指摘をメンターから受けました。練習用に使っている「朝練」に書いてある「下唇の支え」に意味が分かったような気がします。つまり唇を緩めて音階を下がって来ても下唇の支えが抜け過ぎないようにして音程ピッチを支えるようなイメージだと理解しました。

口の中のシラブル(容積や舌の形状、位置)のコントロール同様に唇のスムーズなコントロールも大切だと分かりました。そうなると唇と接するマウスピースとの感じも変わってきてバック7Cから5Cへ変更してより安定したかと思いましたが、もう少し自由度があればと思い、随分と使わずに置いていたYamaha16C4久しぶりにを試してみるととても吹き易く音もストレートに出るような感じで良かったです。このマウスピースは、トランペットを吹き始めた時はアンブシュアの保持も良くできなかったため、とても使い熟せるものではないとずっと放置してたものでした。2年経って舞い戻って来た感じです。

どの楽器も奥が深いと思いますが、単に音を出すだけでこれほど手こずる楽器がトランペットだと言うことが分かります。それが分かるとジャズの巨匠たちの演奏が尋常でないこともよく分かるようになりました。

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