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ペルー、アンデス地方でフィンカ運営にチャレンジする その20

『ペルー、アンデス地方でフィンカ運営にチャレンジする その19』を投稿したのが2021年10月28日でした。内容は、移住計画が想定していたように進まないペルーのパンデミック(プランデミックと言った方が正しいでしょうが)の状況や将来の移住先候補地についてでした。

あと1カ月半で当初の雇用契約は終了し、再雇用契約(1年間)をしたい旨を先の現行契約更新時に打診されていました。その後、会社の都合による変更がなければ1年間の再雇用となります。ペルーへの移住計画が1年ずれて2023年4月頃になります。その時までにペルーへの入国条件が緩和されていることを願います。

表題に『...フィンカ運営にチャレンジ...』としてたのは、これまでの仕事上の経験とは異なった分野で個人事業主として事業化をやってみたいと思ったからです。新卒で就職した先は、オートバイ・メーカーでした。そこでは多くの海外で働く経験をさせて頂きました。転職して国の国際協力事業に関わり、その後、日本に帰国してIT事業を行う会社勤務、社内ベンチャーを起業した後、海外子会社経営、また転職して半導体製造事業と、農業を行うフィンカとは全く異なる業務上の経験しかありません。

偶然なのか必然なのか、振り返って見ると仕事のキャリアの殆どが海外駐在も含めて海外市場に関わる経験ばかりだったとその不思議を感じます。結局、リタイヤした後は、海外移住が既に決まっていた路線だったのかも知れません。移住先は、もっとも思い入れのある国ペルーということは、随分以前から決めてました。20代の時に住んだ国で、当時の限られた旅行機会で訪れた先は、どこも強烈な印象と感動がありました。もうその感動に憑りつかれてしまい。まだ訪問してない場所が沢山あることから定年退職後は移住しようと思っていました。

2019年6月頃に連記した「定年後にやりたい事」には、
1.自由に釣りを楽しむこと(アマゾン河、アンデス山脈の渓流)
2.ジャズ・ギター、トランペットでジャムセッションを楽しむこと
3.会社勤めをせずに生活できる収入を得ること
4.心地よい運動で汗をかくこと
5.美味しい食事とアルコール(ワイン、日本酒、ウィスキー、カクテル)を楽しむこと
6.名画を好きなだけ観ること
7.文学作品を楽しむ (ヘミングウェイ、バルガス・リョサ、ガルシア・マルケス)こと
8.世界の古代遺跡巡り
9.海外生活(スペイン語圏、英語圏)、裏庭のある家に住むこと

この内容からしても1.と9.から意識してた候補の国は、ペルー国だったことが分かります。3.についてはペルーが南米で第3位の生産量を誇るコーヒー豆の栽培を想定していました。しかし、豆の取引価格は国際取引価格に連動したものであり(特に輸出品は)、新参者が量、質、価格では通常のコーヒー栽培生産者と競争はできそうにないのでコマーシャル・コーヒーの世界ではなく、スペシャル・コーヒー市場で地産地消で付加価値創造できるような事業を漠然と目指すようになりました。それとエコツーリズムではありませんが、アンデス山脈中部からアマゾン地域に向けては、観光地のような開発はあまりなく、それが逆にペルーの自然の素晴らしさを感じられることになるのではと思い。フィンカ(大きな農園主の家)に複数の客室を設けて宿泊施設として利用してもらう事業もありかとも想像しました。実際、コロンビアではそのようなビジネスモデルが機能しているようです。

実際に行動に移せるのは、もう少し先になりそうですが色々構想を練っていきたいと考えています。第一候補地は、ペルー北部のアマソナス県のチャチャポヤス近郊、次はその南のサンマルティン県、第三候補地は、クスコ県を考えています。

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