“La boca del lobo” dirigido por Francisco José Lombardi

ペルー映画「ラ・ボカ・デル・ロボ」オオカミの口の意、(1988年)。極左テロ組織センデロ・ルミノッソが潜んでいると言われた村に駐屯した軍隊が村民を皆殺しにした実話を元に制作された。しかし、テロ組織がやったのかもしれないとも言われている。田舎の農民の村にしか見えないが夜な夜な軍人が一人二人と無惨に殺害され、最後に見えない敵に怯えた隊長が村民を銃殺するシーンです。軍人で一人銃を撃たなかった若者は軍から逃げ出して山を一人で下っていく目の前の暗いトンネルのような道を見てテロリストが居るかもと思い後ろを振り返ると逃亡してきた道も暗くなって戻れない恐怖で映画は終わります。

公開当時リマのミラフローレスにあるシネ・パソフィコ映画館で観ました。1988年、テロ活動が激しくなって来てるペルーで現実のテーマを題材にした映画でした。観終わって映画館の外の景色が突然怖くなったのを覚えています。この時、映画監督フランシスコ・ロンバルディの名前を初めて知りました。いい映画です。

以前に投稿した『ペルー極左テロ組織センデロ・ルミノッソの時代』に当時の雰囲気を書いています。

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