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トランペットを吹き始めて分かったこと その7

自身の吹くトランペットの音色がその都度変わって聴こえるのは唇やシラブル(口の中の空間)、舌の位置が影響していることが分かりました。その為、安定して狙った音程、音色を思っているように出すには、毎日の練習が大切で運動部の練習と同じだと思うようになりました。日々の微妙な変化によって音の出方が変わることに気付けば修正の方向が分かり易くなります。

ピアノやギターでは、音程はまず楽器の方でしっかり出してくれるので音色を変えるには弾き方、ピアノならタッチと言うのでしょうか?ギターだったらピックの材質や当て方、クラシックのように爪で弾くのであればアル・アイレとかアポヤンドとか弾き方があります。トランペットは、音程も音色も同時に狙って奏者がコントロールすると言うのは結構難しい。

ギターの練習ではスケール練習は退屈の代名詞のようになってついつい楽曲の練習をしてしまいます。もちろんクラシック・ギターの練習でよく使う教則本のカルカッシやタレガの練習曲は、運指の練習になるのは当然ですが楽曲としても美しいものが多いですから練習してても楽しくなります。トランペットだとアーバンとかクラークの教則本なのでしょうが、ギターのものと比較すると美しい曲というよりは如何にも音階の練習というような曲が並んでいます。しかし、それをしっかりやって楽曲を吹くとストレス無く吹けることが分かりました。怪我をしないように体の柔軟も兼ねた準備運動をしっかりやって始めるスポーツのようなものだと思うようになりました。

それ故か仕事の後、会社の大きな会議室を一人で使って練習することを「一人部活」と呼ぶようになり、週末の貸しスタジオでの練習を「自主トレ」と呼ぶようになりました。

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