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トランペットを吹き始めて分かったこと その9

レッスンを受けてタンギングのやり方が根本的に間違っていたと気付かされました。舌先でトゥクトゥクやると同時に空気を吹き込むようなことをやっていました。これだと音の出だしのピッチが合ってなく途中から合ってくるような感じになっていました。舌先の動きに合わせて空気を吹き込むのではなくて、吹きっぱなしで肺から口腔内の圧力を保って舌が動いた時だけ、空気がマウスピースへ吹き込まれるようにするとピッチが一定な音がでることが分かりました。癖になっていたかも知れませんが、繰り返し練習すると慣れてきます。

舌を空気弁のように開け閉めを行うだけで空気の吹き込みを調整することが分かりました。これは舌先だけではなく、中間部でも舌を持ち上げるようにすることでもできることが分かりました。

この練習をやっていて気付いたのが舌の先端部、中間部、奥(喉へ行く)のそれぞれの部分を上に持ち上げることで色々音が変わるのも分かりました。ここで重要なことは、舌の奥の部分を持ち上げると容易にピッチが変わることが分かりました。舌の奥(喉の近く)を持ち上げると舌はすべり台のような形になります。そして口腔内は少し広がる感じになります。この状態で空気をマウスピースに吹き込むと楽に高音がでることが分かりました。舌先や中間部分を持ち上げるよりも楽に簡単にピッチの調整ができることが分かりました。しかし、このような舌の動きはあまり普段の生活ですることが無いので意識してやることで練習ができることが分かりました。

唇をリラックスさせて舌の奥の部分を僅かに上下させながら空気を吹き込むことで楽に倍音(下のC音からG、C、E、G)は直ぐに出ます。これは素晴らしいと思っていたらアダム・ラッパ著「トランペット・レッスン  ~知られざる45の演奏テクニック~」に記述されていました。当然、書籍の方が緻密に説明されています。

良い音を楽に正しいピッチで出すことは難しいです。

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