『裸の共産主義者』〜 5つの重要な質問 - 2 国民はいかにして自由な国家を築くのか？

2 国民はいかにして自由な国家を築くのか？

18世紀後半、新しい文明の枠組みを作る驚異的な政治的発展が起こった。 これは近代における最初の自由民族の樹立であった。 人類の歴史のパノラマにおいて、それは壮大な功績であった。

この重要な政治的飛躍が起こった当時、人間存在の全パターンは、人類を奴隷化した3つの人工的なシステムによって泥沼に陥っていた。 1つ目の政治体制は、生命、自由、財産が多かれ少なかれ個々の権力者の気まぐれに左右される君主制独裁からなる世界各地の政治体制であった。 第二の抑圧的なシステムは、世界の経済パターンであり、さまざまな封建契約に根ざしていた。そこでは、大多数の国民が軍事征服の戦利品から切り出された広大な領地の農奴として一生を終えていた。 人類の生活を支配した第三のシステムは、制度化された宗教の過剰な拡大であった。 人間の精神的福祉の専門的な保護者たちは、自由な精神的表現のあらゆるチャンネルを実質的に封鎖していたため、意見や良心の問題は、しばしば抑圧的な監視によって精査され、統制されていた。

自由主義者の台頭

18世紀以前の数百年間、少数のリベラルな反逆者たちが、人類を巻き込んだフランケンシュタイン・システムに猛反発し、多くのリベラル派がその足跡を残した。 彼らが "自由主義者 "と呼ばれたのは、こうした人為的なシステムからの解放を望んだからである。 彼らは、制度が人間を奴隷にするのではなく、人間が制度を支配することを望んだのだ。 今日、"リベラル "と呼ばれる人たちは、そのような制度を復活させ、人間を再び自分たちの手下にしようとする人たちであることが多いが、ここでは本来の意味でのリベラル、つまり "人為的な制度からの解放者 "のことを言おう。

決定的な行動を起こすのに十分な数のリベラル派が集まった最初のグループは、アメリカの植民地に散らばった先見の明を持った一団だった。 歴史家によれば、当時、完全な解放のために声を上げようとする者がいかに少なかったかは驚くべきことだが、近代初の自由主義国家の青写真を描くには、この少数でも十分な力を持っていた。

もちろん、それは多くの意味で無謀な冒険だった。 アメリカの政治的先駆者たちは、この解放運動に参加することで、生命や財産、市民としての権利を危険にさらした。 とはいえ、彼らは他の時代や世代の政治指導者たちが決して超えることのできない成功を収めた。 その理由は、おそらく以下のアウトラインが示してくれるだろう。

アメリカ建国の父たちの政治哲学

アメリカ建国の父たちは、非常に珍しい人々だった。 彼らはアナーキストでも革命家でもなかったが、各植民地で最も成功した政治家やビジネスリーダーの一人であった。 この意味で、彼らは肉体的にも精神的にも帝国建設者としての資質を備えており、国王が帝国主義に完全に耐えられなくなる前は、多くの場合、彼らは植民地の中で王室の事業を遂行する国王の最も活動的な臣下の一人であった。 したがって、彼ら自身の現代の基準からすれば、彼らはほとんど "プロレタリアート "と呼ぶことはできない。 彼らは経済学と政治学の研究者であり、新しい国家を創るという仕事に取りかかったとき、ジョン・ロック、モンテスキュー男爵、アダム・スミスといった人物の優れた考え方を吸収し、さらに自分たちの頭脳のひらめきから多くの独創的な貢献を加えた。

このすべてが、最も注意深い研究に値する独自の政治哲学へと発展したのである。 彼らが作成した文書には、この哲学の成分が反映されている。 この新聞によれば、この新聞を購読していた人々は次のような基本的信念を持っていた：

彼らは、人間のある種の不可侵の権利は神に由来するものであり、いかなる人間的機関にも由来するものではないと信じていた。

彼らは、階級やカーストの居場所は自由人の中にはないと考え、階級の区別をなくすべきだと考えた。 公務員も、商人も、銀行家も、農民も、機械工も、教師も、みな名誉ある必要な存在であり、対等に扱われるに値する。 彼らは、人類の進歩は、ある階級を別の階級に対抗させる結果ではなく、人間の共通の敵である貧困、無知、病気、戦争に対して、すべての集団や階級をひとつの集中攻撃で団結させることによってもたらされると信じていた。

幸福を追求するためには、人はその経験、訓練、生まれつきの資格によって確保し、保持することができるいかなる生計にも自由に従事しなければならないと信じた。

彼らは、人間はその労働の成果を自由に享受しなければならないと信じていた。

彼らは、人間は自分の家庭とプライバシーにおいて安全でなければならないと信じていた。彼らは、異なる職業、異なる宗教、異なる人種の間には、善意、寛大さ、寛容さがなければならないと信じていた。

哲学が現実になる

これらの原則を理論から実践に移すのは、長く、骨の折れるほどゆっくりとした過程であった。 とはいえ、彼らがたどった歴史的な歩みは、あらゆる民族が自由を獲得し維持するために通らなければならない、まっすぐで狭い道を構成している。 これらの歴史的なステップは以下の通りである：

第一：1776年の公式独立宣言による人民の自由の贖罪。

第ニ：1776年から1783年まで、武器による宣言を実施した。

第三：世界の歴史上初めて、合衆国憲法という文書によってその権限が厳密に定義された政府が樹立された。

第四：憲法は共和制の政府形態を規定した。 これは、純粋な民主主義におけるような感情的な大衆参加による政府ではなく、選挙で選ばれた代表による政府である。

第五： 行政、立法、司法の三権分立である。 三権分立は、モンテスキュー男爵（1689-1755）の卓越した頭脳に由来する。 ジェームズ・マディソンは特にモンテスキューの熱烈な崇拝者であり、この原則を憲法の枠組みに導入する責任を負っていた。

第六： 政府の各支部は、健全な権力の均衡を維持するために、他の2つの支部からのチェック・アンド・バランスのシステムに従わなければならない。 政府は社会の「組織的強制力」と定義されている。 モンテスキューの三権分立の原則の天才的な点は、政府の1つの部門がその権限を超えた場合、他の部門の1つまたは両方がそれに対抗し、違反した部門の抑圧を鎮圧するために強制力を行使するという事実である。 これにより、抑圧を鎮圧するために人民が革命的に立ち上がる必要がなくなる。

第七：連邦政府に明確に委任されていないすべての権限は、州と国民が保持するものとした。 政治的主権を国民に留保した上での政府の契約的基礎の教義は、1690年に出版されたジョン・ロックの『市民政府第二論』において述べられている。

第八：主権者である国民には、以下の自由が保障されている：

1. 宗教の自由（憲法修正第1条）
2. 言論の自由（憲法修正第1条）
3. 報道の自由（憲法修正第1条）
4. 集会の自由（憲法修正第1条）
5. 政府に苦情を申し立てる自由（修正第1条）
6. 武器を持つ自由（修正第2条）
7. 人、家屋、書類または所持品の違法な捜索からの自由（修正第4条）
8. 正当な法の手続によらない訴追からの自由（憲法修正第5条および第14条）
9. 同一の犯罪に対する複数の訴追からの自由（憲法修正第5条）
10. 自己に不利な証言をする必要からの自由（憲法修正第5条）
11. 迅速かつ公開の裁判を受けずに投獄される自由（憲法修正第6条）
12. 過剰な保釈、過剰な罰金、残酷で異常な刑罰からの自由（憲法修正第8条）
13. 奴隷制または非自発的隷属からの自由（1865年に追加された修正第13条）
14. 人種や性別にかかわりなく投票する自由（1870年に追加された修正第15条と1920年に追加された修正第19条）

第九：自由主義路線に沿った社会的・政治的改革が各州で奨励された。 トーマス・ジェファーソンはヴァージニア州知事を務めていたとき、公教育の奨励、政教分離、土地と富の独占を防ぐための中世の相続法の打破、奴隷解放の提唱、奴隷の輸入禁止、刑法改正、人口に応じた代表制の提案、土地所有者だけでなく兵役につく可能性のあるすべての人に選挙権を拡大すべきであると宣言、州内の郡や町での自治を奨励することによって道を切り開いた。

第十：南北戦争は、連邦政府の主権を連邦の支配的権威（個々の州は脱退できず、個々の州は対立する法律を可決できない）として確立した。 これによって合衆国に連帯感が生まれ、それまで争われていた州間の統一が図られた。 南北戦争はまた、その境界内に住むすべての人の奴隷解放の道を開いた。

第十一：州間輸送、大陸横断通信、公有地の植民地化、安価な郵便サービス、水路や資源の開発を奨励することによって、全市民の一般福祉を促進する「促進」法案が、長年にわたって可決された。

第十二：「制限的」法律は、市民の福祉を侵害し始めたさまざまな制度から市民個人を保護する目的で成立した。 独占禁止法は、ビジネスにおける独占企業の活動を制限し、自由企業を維持するために成立した。 労働組合指導者の責任を問う労働法制が成立した。 組織化された裏社会の勢力から市民を守るため、犯罪防止法が制定された。

こうして、人間の間にまったく新しい政治形態が誕生した。 これは、政府の最終的な支配権を、その政府の下で生活する人々の手中に維持するために考案された政治的枠組みである。 それは、拡大する人工的なシステムの力から人間が自らを守ることを可能にする政治哲学の表現である。 人民の、人民による、人民のための政府である。 それは、6世紀にわたる真の自由主義の段階的展開である。

アメリカ自由主義175年の成果

私的イニシアチブと自己決定の奨励、そして人工的なシステムの侵食からの市民個人の保護は、175年の歳月をかけて証明された。 過去の制度から市民が解放されたことは、有益だったのだろうか？

アメリカは、他の新しい国々と同様、資本に乏しく、負債を抱えた状態でスタートした。 他国はしばしば天然資源への平等なアクセスを持っていたが、アメリカはゆっくりと、しかし一貫して前進してきた。 今日、世界の人口のわずか7％、地球の領土の6％しかない米国は、平和的産業を通じて世界の先進国の富の50％近くを獲得している。 国民は毎年、現存するどの国よりも多くの財やサービスを成長させ、建設し、販売し、購入し、利用している。 人口1億8,000万人の米国は、経済学者が夢見た完全雇用に近づき、6,300万人に仕事を提供することに成功した。 アメリカ国民は毎年、個人的な商品やサービスに2000億ドル以上を費やしている。 これは一人当たり所得が1,453ドルで、イギリスの2倍、ロシアの5倍、イタリアの7倍に相当する。

アメリカ自動車協会によれば、アメリカ国民は毎年90億ドル以上を休暇に費やしている。 個人の貯蓄は年間170億ドルにのぼり、4世帯のうち3世帯が生命保険に加入している。 全国に5,000万戸ある住宅のうち、60％が所有者によって居住されている。 何百万エーカーもの開発された農地は、国民が食べきれないほどの食糧を生産している。 米国の生産力は世界最大である。 世界の鉄道走行距離の30％、自動車の76％、トラックの51％、ラジオの47％、電力出力の42％、鉄鋼の47％を所有している。

米国は毎年、世界の石油生産量の51％、石炭の約30％を生産している。 米国の商船隊は、英国に代わって対外貿易量が最も多い海の支配者となっている。

豊かな生活のパターン

世界旅行者や外国に住んだことのある人は、平均的なアメリカ人よりも米国の豊かな生活を理解することができる。 反対ページの表は、アメリカ市民が生活必需品を得るのにどれほど時間がかからないか、そしてなぜ外国市民が贅沢品と呼ぶような旅行や商業品に収入の多くを費やすことができるかを示している。 この表は、主要国の平均的な国民が1ポンドを支払うために何分働かなければならないかを示している。

このリストでは、ジャガイモの統計が世界で起きていることの説明として使われるかもしれない。 例えば、ロシアは世界のどの国よりも多くのジャガイモを生産しているが、ロシア人は1ポンドのジャガイモを買うのにアメリカ人の4倍働かなければならない。 ロシア人が1ポンドの砂糖を買うのにアメリカ人の27倍、1ポンドのオレオマーガリンを買うのにアメリカ人の12倍も働かなければならない。

アメリカでは1951年までに1億500万台のラジオが作られた。 14では、平均的な市民が平均的なラジオを買うだけのお金を稼ぐのに1日と2時間かかった。 フランスでは平均的なラジオ1台を買うのに7日半、イタリアでは15日、ロシアでは27日の労働が必要である。

米国には201,277人の医師、87,000人の歯科医、1,439,030の病床がある。 アメリカの平均寿命は男性で65.9歳、女性で71.5歳である。 ロシアの平均寿命は男性41.9歳、女性46.8歳である。

ある種の外国の宣伝工作員は、米国の富を自然の偶然の賜物として描こうとしてきた。 経済学者たちは、多くの外国が同じように資源にアクセスでき、そのような富の発展を可能にする政府と経済学の原則を受け入れる気になれば、米国の富を複製できると指摘してきた。 プロパガンダ担当者は、米国は著しく豊かになったのだから、その富を貧困に苦しむ世界の他の国々に分け与えるべきだと主張してきた。 経済学者たちは、アメリカが世界と分かち合うべきものは、その富というよりも、長い間培われてきた政府と経済のシステムであると指摘し、これに答えている。

アメリカの富が世界中に広まれば、それはすぐに散逸してしまうだろう。しかし、アメリカの自由政府と自由企業のシステムが世界中に広まれば、各国はすぐに、アメリカが富の永久的な生産者であることに気づくだろう。 諸外国がアメリカで羨むのは、175年にわたる真の自由主義の結実である。

原文：
2 How Does a People Build a Free Nation?

During the latter part of the eighteenth century a phenomenal political development occurred which created the framework for a new civilization. This was the establishment of the first free people in modern times. In the panoramic history of the human race it was an epic achievement.

At the time this important political leap took place the whole pattern of human existence was bogged down by three man-made systems which had enslaved mankind. The first was the political system throughout the world which consisted of monarchial dictatorships where life, liberty and property were subject to the more or less fickle whims of individual potentates. The second oppressive system was the economic pattern of the world which was rooted in a variety of feudal contracts where the majority of the people wore out their lives as serfs on vast estates carved from the spoils of military conquest. The third system which dominated the lives of mankind was the overexpansion of institutionalized religion. The professional guardians of man’s spiritual welfare had practically choked off all channels of free spiritual expression so that matters of opinion and conscience were often scrutinized and controlled by oppressive surveillance.

Rise of the Liberals

For several hundred years prior to the eighteenth century a few liberal rebels had struck out fiercely against the Frankenstein systems which enmeshed mankind, and many of these liberals had left their mark. They were called “liberals” because they desired to liberate the race from these man-made systems. They wanted man controlling the systems instead of the systems enslaving man. Today “liberals” are often those who would like to restore those systems and once more make man their minions, but here we shall speak of liberals in the original sense— “liberators from man-made systems.”

The first group of liberals to gravitate together in sufficient quantities to take decisive action was a contingent of visionary men scattered among the American colonies. Historians say it is surprising how few voices in that day were prepared to speak up for complete liberation, but these few were sufficiently strong to chart a blueprint for the first free nation in modern times.

Of course, in many ways it was a most reckless venture. These American political pioneers risked life, property and the rights of citizenship by participating in this liberation movement. Nevertheless, they were successful to a degree never exceeded by political leaders in any other time or generation. Perhaps the following outline will illustrate why.

Political Philosophy of American Founding Fathers

The American founding fathers were very uncommon men. They were neither anarchists nor revolutionists but were among the most successful political and business leaders from each of the colonies. In this sense, they were both physically and mentally equipped to be empire builders, and before the king had made his imperialism completely intolerable they had, in many cases, been among the most active subjects of the king carrying out the crown’s business among the colonies. Therefore, by their own contemporary standards, theycouldscarcelybecalled“proletariat.” Asagroupthey were students of economics and political science, and when they set their hands to the task of creating a new nation they drained off the best thinking of men like John Locke, Baron de Montesquieu and Adam Smith besides adding many ingenious contributions from the inspiration of their own minds.

All of this evolved into a unique political philosophy worthy of the most careful study. The documents these men produced reflect the ingredients of this philosophy. They reveal that those who subscribed to it had the following fundamental convictions:

They believed that certain inalienable rights of man are derived from God and not from any human agency; therefore, no human agency can rightfully disturb them.

They believed class distinctions must be eliminated, that there is no place among free men for classes or castes. The public officer, the merchant, the banker, the farmer, the mechanic, the teacher—all are honorable and necessary, worthy of being treated as equals. They believed the progress of the human race will not be the result of pitting one class against another but will come by uniting all groups or classes in one concentrated offensive against man’s common enemies poverty, ignorance, disease and war.

They believed that in pursuing happiness, men must be free to work at any livelihood which their experience, training and native qualifications will permit them to secure and hold.

They believed men must be free to enjoy the fruits of their labor—which means the protection of property rights.

They believed men must be secure in their homes and the privacy of their lives.

They believed there must be good will, generosity and tolerance between those of difference professions, those of different religions and those of different races.

A Philosophy Becomes a Reality

The translating of these principles from theory to practice has been a long and painfully slow process. Nevertheless, the historic steps which were followed constitute the straight and narrow way through which any and every people must pass if they are to gain and retain their freedom. These historic steps were as follows:

first: The redemption of the people’s freedom by an official Declaration of Independence in 1776.


SECOND: The enforcement of that Declaration by resort to arms from 1776 to 1783.

third: For the first time in the history of the world a government was established with its powers strictly defined in a written document—the United States Constitution.

fourth : The Constitution provided for a republican form of government. This is government by elected representatives rather than government by emotional mass participation as in a pure democracy.

FIFTH : For the first time in history a government was set up under a sovereign trinity—three equal branches of governmental authority—the executive, the legislative and the judicial. The separation of powers among three equal branches of government came from the brilliant mind of Baron de Montesquieu (1689-1755). James Madison was a particularly warm admirer of Montesquieu and was responsible for the introduction of this principle into the framework of the Constitution.

sixth : Each branch of government was to be subject to a system of checks and balances from the other two branches so as to maintain a healthy balance of power. Government has been defined as society’s power of “organized coercion.” The genius of Montesquieu’s principle of separation powers of is the fact that when one branch of government exceeds its authority, one or both of the other branches combine against it to use their powers of coercion to put down the oppression of the offending branch. This makes it unnecessary to have the people rise up in revolutionary force to put down oppression.

SEVENTH : All powers not specifically delegated to the Federal Government were retained by the states and the people. The doctrine of the contractual basis of government with the reservation of political sovereignty in the people was described by John Locke in his “Second Treatise of Civil Government," published in 1690.

eighth : The following freedoms were guaranteed to the sovereign citizen :

1. Freedom of religion (First Amendment)
2. Freedom of speech (First Amendment)
3. Freedom of press (First Amendment)
4. Freedom of assembly (First Amendment)
5. Freedom to petition the government for grievances (First Amendment)
6. Freedom to bear arms (Second Amendment)
7. Freedom from illegal search of persons, houses, papers or effects (Fourth Amendment)
8. Freedom from prosecution without due process of law (Fifth and Fourteenth Amendments)
9. Freedom from multiple prosecutions for the same offense (Fifth Amendment)
10. Freedom from the necessity of testifying against one’s self (Fifth Amendment)
11. Freedom from imprisonment without a speedy and public trial (Sixth Amendment)
12. Freedom from excessive bail, excessive fines or cruel and unusual punishments (Eighth Amendment)
13. Freedom from slavery or involuntary servitude (Thir- teenth Amendment added in 1865)
14. Freedom to vote regardless of race or sex (Fifteenth Amendment added in 1870 and the Nineteenth Amend- ment added in 1920)
 
ninth : Social and political reform along liberal lines was encouraged within the various states. While serving as governor of Virginia, Thomas Jefferson led the way by encouraging public education, dividing church and state, breaking down the medieval laws of inheritance to prevent monopoly of land and wealth, advocating the emancipation of slaves, prohibiting the importation of slaves, revising the criminal laws, suggesting representation according to population; declaring the right to vote should be extended to all men who might be subject to military duty and not merely to land-owners; encouraging self-government in the counties and towns of the state.

tenth: The Civil War established the sovereignty of the Federal Government as the dominant authority of the Union (from which individual states could not secede and against which individual states could not pass conflicting laws.) This gave solidarity to the United States and a uniformity among the states which had been previously disputed. The Civil War also opened the way for the emancipation of all men living within its boundaries.

eleventh : Down through the years “promotional” legislation was passed to promote the general welfare of all citizens by encouraging interstate transportation, transcontinental communications, colonization of public lands, cheap postal service, development of waterways and resources.

twelfth: “Restrictive" legislation was passed for the purpose of protecting the individual citizen against various systems which began to encroach upon his welfare. Anti-trust legislation was passed to restrict the activities of monopolies in business and preserve free enterprise. Labor legislation was passed to fix responsibility for union leadership. Anti-crime legislation was passed to protect the citizens against organized underworld forces.

Thus, a whole new pattern of human government has been born among men. It is a political framework designed to keep the ultimate control of the government in the hands of the people who live under that government. It is an expression of political philosophy which makes it possible for men to protect themselves against the expanding power of man-made systems. It is a government of the people, by the people, for the people. It is the gradual unfolding of six centuries of true liberalism.

Results of 175 Years of American Liberalism

The encouragement of private initiative and self-determination and the protection of the individual citizen from the encroachment of man-made systems have now had 175 years to prove themselves. Did the liberation of the citizen from the systems of the past prove beneficial?

The United States, like all new countries, started poor in capital and badly in debt. Although other nations have often had equal access to natural resources, the United States slowly but consistently forged ahead. Today, with only 7 per cent of the world’s population and 6 per cent of the earth’s territory, the United States has acquired through peaceful industry nearly 50 per cent of the world’s developed wealth. Each year its citizens grow, build, sell, buy and use more goods and services than any other country in existence. With a population of 180 million it has succeeded in approaching the economists’ dream of total employment by providing jobs for 63 million people while approximately 37 million of its youth have been enrolled in school. Each year the people of the United States spend more than 200 billion dollars on personal goods and services. This means a per capita income of $1,453 which is twice the per capita income in Britain, five times the per capita income in Russia, and seven times the per capita income in Italy.

According to the American Automobile Association, the people of the United States spend more than 9 billion dollars on vacations each year. Individual savings amount to 17 billion dollars annually, and 3 out of 4 families are covered by life insurance. Of the 50 million dwelling units in the nation, 60 per cent are occupied by their owners. The millions of acres of developed farm land produce more food than its citizens can eat. The productive capacity of the United States is the largest in the world. It owns 30 per cent of the world’s railroad mileage, 76 per cent of its automobiles, 51 per cent of its trucks, 47 per cent of its radios, 42 per cent of the electric power output, 47 per cent of its steel.

Each year the United States produces 51 per cent of the world’s output of petroleum and about 30 per cent of its coal. The U.S. merchant fleets have replaced Britain’s as the rulers of the seas with the greatest volume of foreign trade.

The Pattern for Abundant Living

World travelers or people who have lived abroad can appreciate the abundant living of the United States better than the average American. The table on the opposite page illustrates how little time it takes an American citizen to earn the necessities of life and why he is able to spend so much of his income on travel and items of commerce which foreign citizens would call luxuries. This table shows how many minutes the average citizen of leading countries must work to pay for one pound of the various items listed.

In this list the statistics for potatoes may be used as an illustration of what has been happening in the world. Russia, for example, produces more potatoes than any other country in the world, but a Russian must work four times as long as an American to buy one pound of potatoes. And observe that a Russian must work twenty-seven times as long as an American to buy one pound of sugar ; twelve times as long as an American to buy one pound of oleomargarine.

In the United States by 1951 there were 105 million radios. 14 took the average citizen 1 day and 2 hours to earn enough money to buy an average radio. In France it requires 7 1/2 days of toil to pay for an average radio, in Italy 15 days, in Russia 27 days.

In the United States there are 201,277 physicians, 87,000 dentists and 1,439,030 hospital beds. The life expectancy in the United States is 65.9 years for males and 71.5 years for females. In Russia the last life expectancy tables show the average to be 41.9 years for males and 46.8 years for females.

Certain foreign propaganda agents have tried to depict U.S. wealth as a fortuitous gift of nature. Economists have pointed out that many foreign nations have equal access to resources and could duplicate the wealth of the United States if they were willing to accept the principles of government and economics which make the development of such wealth possible. Propaganda agents have insisted that since the United States has become remarkably wealthy it should divide that wealth with the rest of the poverty-stricken world. Economists have answered this by pointing out that what America has to share with the world is not so much her wealth as her time-tested system of government and economics.

If America’s wealth were spread around the world it would soon be dissipated, but if her system of free government and free enterprise were spread around the world, nations would soon find them to be perpetual producers of wealth. What foreign nations envy in America is the fruition of 175 years of true liberalism.