ホワイトハウスの崩壊の中で

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ホワイトハウスの崩壊の中で：グッドウィン
マイケル・グッドウィン
2021年8月28日 

バイデン大統領とその政権が、見た目通りに悪いものであったらどうしよう、とThe PostのMichael Goodwinは考えています。
スーザン・ウォルシュ/AP

スポーツ界には、「勝っても見た目ほど良くないし、負けても見た目ほど悪くない」という格言があります。これは、スポーツ選手が感情のジェットコースターに乗るのではなく、平静な態度をとることを目的としています。

今、バイデン・ホワイトハウスに同様のアドバイスをしている民主党員や善意の人々がいるのは間違いない。ホワイトハウスは、アフガニスタンで起きた恐ろしい事件に心を痛めており、このままでは信頼を回復できないのではないかと心配しているに違いありません。

しかし、今回のケースではスポーツ的なアプローチが通用しないとしたら？就任して8ヶ月のバイデン・チームは、見た目と同じように悪いチームだとしたら？

就任して8ヶ月、成功例が少なく、失敗例が目立っているため、政治家の間では、この大統領は仕事ができるのかという疑念が広がっています。その疑念は、バイデン氏をよく知る2人の人物からの警告を思い起こさせる。

バラク・オバマは「ジョーの失敗力を過小評価してはいけない」と言ったという。

また、ロバート・ゲイツ氏は、「過去40年間、外交政策や国家安全保障に関する主要な問題のほとんどすべてにおいて、バイデンは間違っていた」と述べている。

このような厳しい意見は、バイデンが明らかに弱く、認知機能が低下していることを考えると、さらに重要な意味を持ちます。その結果、リーダーシップの欠如が明らかになり、ある民主党員がホワイトハウスの腹心に、バイデンがどうしてこのような無味乾燥なトップ補佐官を選んだのかと尋ねたところ、バイデンは選択をしていないと言われたそうです。

孤立した大統領、スタッフに支配された政権という同様の報告は、発足当初からワシントンを駆け巡っていたが、アフガニスタンでの失敗が懸念を明確にした。その懸念に拍車をかけたのが、木曜日に行われた記者会見での大統領の姿である。

泣きそうになりながら、両手でバインダーを握りしめ、悲痛な表情を浮かべるバイデンの姿。

私が最初に思ったのは、彼が打ちひしがれた男のようだということだった。

打ちひしがれた男は、最悪の大統領、最悪の司令官になるというのが、私の第二の感想である。

ほとんどすべての大統領は、負傷した兵士を見舞い、悲しむ家族を慰めるという苦悩を抱えている。それは最悪の仕事だが、失われた命が綿密に計画され、明確に定義された軍事的目的のために使われたものであれば、耐えられるものだ。

しかし、カブールで起きた血なまぐさい出来事には、そのような美点は一つもありませんでした。恣意的な期限で出発しようとするバイデン氏の傲慢で柔軟性のない態度と、計画と実行における一連の失敗は、ゴールドスターの両親でさえ彼を非難するに至っている。

「私は自分の軍の指導者たちを非難します」と、20歳の息子カリームが木曜日に死亡した13人の軍人の中に含まれていたスティーブ・ニコイ氏は言います。"バイデンは彼に背を向けた。" 

その後、フォックス・ニュースのタッカー・カールソンに「私が見たところ、彼らがいた空港は七面鳥の撃ち合いのようだった」と語っています。

大統領のスキャンダルは必然的に不正行為を伴うものですが、バイデン・ホワイトハウスのスキャンダルにはねじれがあります。

確かに、バイデンは頻繁に嘘をついていた。例えば、同盟国が公然と反対しているにもかかわらず、彼の撤退計画を支持していると言った時などだ。彼は、すべての司令官が彼の計画を支持したと言ったが、それも明らかに嘘である。

しかし、これらの嘘は、カブールの空港がアラモと化した後に責任を転嫁するための安易な努力であり、悪いものであった。

本当の罪は、無計画に戦争を終わらせるという決意を押し付けたことであり、その結果、我々の軍隊と攻撃で死んだ170人のアフガニスタン人に死の罠をかけてしまった。

特に、空港の警備の一部を、オサマ・ビンラディンに安住の地を提供したテロリスト集団であるタリバンに任せることにしたのは、理解できないことだ。理解できないが、軍人の中にはタリバンの戦闘員を「我々のパートナー」と呼ぶ者がいるが、これは通常、敵ではなく味方のための言葉である。

土曜日の早朝にISISの首謀者に対する攻撃が成功したことは、確かに歓迎すべきことですが、慰めにはなりません。また、名もなき悪人への復讐は、不名誉な形で終わり、何百人ものアメリカ市民と何万人ものアフガニスタンの同盟国とその家族をタリバン、アルカイダ、ISISのなすがままにすることになる任務を何か救うものでもない。

少し前、バイデン氏は、退去を希望するすべてのアメリカ人と協力してくれたすべてのアフガニスタン人、そしてタリバンの下で「弱者」とみなされた人々を退去させることを何度も約束した。現在、私たちは予定通り出発していますが、この約束は、どんな状況であっても軍隊を撤退させることに固執する大統領の犠牲者のひとつです。

残り数日の間に再び攻撃が成功すれば、バイデン大統領はほぼ確実に沈没するだろうが、回避しても必ずしも救われるとは限らない。我々が撤退した後、アフガニスタンが再び9.11の時のように、反米テロリストの安全な避難所になるという証拠はすでに高くなっている。

さらに、Zenger News社の2人のジャーナリストによるThe Post紙の土曜日の記事は、性急な撤退がもたらしたもう一つの恐ろしい結果を描いている。記者のSiddharthya RoyとRichard Miniterは、タリバンの決死隊がアメリカの携帯型スキャナーとアメリカの生体情報データベースを使って、アメリカ軍やNATOに協力したアフガニスタン人を特定している様子を紹介しています。

軍が破壊できなかったこの装置とデータベースによって、アフガニスタン人は自分の身元を隠すことができず、処刑の対象になりやすいのです。

記者たちが指摘するように、この作戦は、アメリカがタリバンの幹部に、避難させるために検問所を通過させたいアメリカ人とアフガニスタン人のリストを渡した作戦とは別のものである。バイデンは、そのようなリストが存在していたかもしれないことを認め、ある国防関係者はPoliticoに対し、このプログラムによって残りのアフガニスタン人が「殺害リストに載った」と語った。

バイデンは、国民の支持を理由に、アフガニスタンへの駐留を終了するという決定を正当化している。しかし、13人の若き英雄の死は国を揺るがし、世論は大統領に復讐している。

その教訓は、バイデンが知っているはずの古いものだ。アメリカ人は戦争を好まないが、自分たちの息子や娘が不必要に虐殺されるのは絶対に嫌なのだ。

原文：
In the midst of a White House breakdown: Goodwin
By Michael Goodwin
August 28, 2021 

What if President Biden and his administration is every bit as bad as it looks, The Post's Michael Goodwin wonders.
Susan Walsh/AP

There’s a maxim in sports that you are not as good as you look when you win, or as bad as you look when you lose. It aims to give athletes an even-keel attitude instead of riding an emotional roller coaster. 

No doubt there are Democrats and well-meaning others giving similar advice now to the Biden White House. The president’s team is understandably shaken by the horrific events in Afghanistan and must fear it will never regain its footing and public trust. 

But what if the sports approach isn’t valid in this case? What if the Biden team is every bit as bad as it looks? 

Having been in office eight months, its successes are so minimal and its mistakes so glaring that doubts exist across the political spectrum about whether the president is up to the job. The doubts recall warnings about Biden from two people who know him best. 

“Don’t underestimate Joe’s ability to f- -k things up,” Barack Obama reportedly said. 

Then there’s Robert Gates’ charge that Biden “has been wrong on nearly every major foreign-policy and national-security issue over the past four decades.” 

Such devastating views take on added significance in light of Biden’s obvious frailties and cognitive decline. The resulting leadership vacuum is so apparent that a well-connected Dem who asked a White House confidant how Biden could have chosen such an uninspiring roster of top aides was told Biden didn’t make the choices. 

Similar reports of a detached president and a staff-run administration have ricocheted around Washington from the very start, but the Afghanistan debacle has crystallized concerns. They were bolstered by the picture of the president at his Thursday news conference that swept across the world.

Near tears at one point, Biden was seen hunched over the podium, clutching his briefing binder with both hands, his face a sea of grief. 

My first thought was that he looked like a beaten man. 

My second thought was that beaten men make terrible presidents and disastrous commanders in chief. 

Virtually every president has suffered the anguish of visiting wounded soldiers and consoling grieving families. It’s the worst possible part of the job, but is bearable when the lives lost have been in service to a thoroughly planned, well-defined military objective. 

The bloody events in Kabul had none of those virtues. Biden’s arrogant inflexibility about leaving on an arbitrary deadline and the serial failures in planning and execution are leading even some Gold Star parents to denounce him. 

“I blame my own military leaders,” said Steve Nikoui, whose 20-year-old son, Kareem, was among the 13 service members killed Thursday. “Biden turned his back on him.” 

Later, he told Tucker Carlson on Fox News, “From what I saw, the airport they were in, it looked like a turkey shoot.” 

Presidential scandals inevitably involve wrongdoing, but the scandal of the Biden White House comes with a twist. Its wrongdoing grows out of sheer incompetence. 

True, Biden lied frequently, as when he said our allies supported his exit plan even as they publicly opposed him. He lied when he said all his commanders supported his plan when that, too, is demonstrably false. 

But the lies, bad as they were, were cheap efforts to shift the blame after the Kabul airport had turned into the Alamo. 

The real sin was imposing his determination to quit the war in a haphazard rush, which created a deathtrap for our troops and the 170 Afghans killed in the attack. 

One move especially stands out — the decision to trust some airport security to the Taliban, a terrorist group that gave safe haven to Osama bin Laden. It defies comprehension, yet some in the military call Taliban fighters “our partners,” a phrase usually reserved for allies, not enemies. 

The apparently successful strike early Saturday against the ISIS masterminds of the attack is certainly welcome, but brings no consolation. Nor does revenge against nameless fiends salvage anything about a mission that will end in disgrace and leave hundreds of American citizens and tens of thousands of Afghan allies and their families at the mercy of the Taliban, al Qaeda and ISIS. 

Not so long ago, Biden promised repeatedly to evacuate all Americans who wanted to go and all Afghans who helped us, along with others deemed “vulnerable” under the Taliban. Now we’re leaving on schedule, the promises another casualty of the president’s fixation on getting the troops out, regardless of the circumstances. 

Although another successful attack in the remaining days would almost certainly sink the Biden presidency, avoiding one will not necessarily save it. The evidence is already sky high that, after our departure, Afghanistan will again become what it was on 9/11 — a safe haven for anti-American terrorists. 

Moreover, The Post’s Saturday story by two journalists from Zenger News depicts another chilling result of the hasty withdrawal. Reporters Siddharthya Roy and Richard Miniter show how a Taliban death squad is using American hand-held scanners and an American biometric database to identify Afghans who worked with our military or NATO. 

The devices and database, which the military failed to destroy, give Afghans no way to hide their identities, making them easy targets for execution. 

As the reporters note, that operation is separate from one where the US gave Taliban officials a list of Americans and Afghans it wanted to get through checkpoints so they could be evacuated. Biden acknowledged that such lists may have existed, and one defense official told Politico the program put the remaining Afghans “on a kill list.” 

Biden justifies his decision to end our presence in Afghanistan by citing public support for the move. But the deaths of 13 young heroes are roiling the nation and polls are turning with a vengeance on the president. 

The lesson is an old one that Biden should have known. Americans don’t like war, but they absolutely hate to see their sons and daughters needlessly slaughtered.