見出し画像

陰謀論など無いと言い切れるの⁉︎

高橋洋一チャンネルで陰謀論について彼は、「科学的ではなく、無知な人が信じるもので信仰、宗教と似ている」と言っていました。世界には、相当な数の無知で科学的でない人たちがいるのでしょう。その陰謀論の事例の具体的なものとして、ディープステート(エスタブリッシュメント:権力層、支配者層)は存在しない、ユダヤ或いは国際金融資本家の陰謀など無い、そしてアポロ11号は月には到着してないといった類のものを列挙されていた。以前に「米国大統領選に思う、感覚や直感を失わせる科学指向の落とし穴」という文章を書きました。それにしても高橋氏自身が最高学府を卒業した元高級官僚で大臣や政治家の秘書のような仕事をやっていることから米国や欧州では社会の支配層に位置するエリートで、彼もディープステートの一員だと思われてもおかしくはないと思います。

最近、タイム誌に記載されたMolly Ball記者のThe secret history of the shadow campaign that saved the 2020 electionに陰謀を企ててトランプを大統領から引き摺り下ろしたことを公表してます。陰謀とはっきり言って、それはトランプの独裁を止めて民主主義を守るためと言ってます。確かにあるリーダーが各団体に命令なり司令なりを出して陰謀を企てたのでは無く、自発的にそれぞれの団体ができる陰謀行為を重ねてきた結果ではあると思いますが、そうやって民意を曲げたり、違憲でも法律を変える行為を正当化したり、これをディープ・ステートと言わずに何をディープ・ステートと言うのでしょうかね?社会や団体の支配的立場にいる人が自分たちの都合の良い規則や法律を駆使して民意を黙殺するような行為は暗黙の了解として行われているのだと思います。

バイデンが大統領(仮)になって最初の大統領令がカナダからの石油パイプラインのプロジェクト廃止で、多くの労働者が職を失いました。Molly Ball氏の記事によると米国労働組合連合の政治局長が大統領選挙に於ける陰謀の発案者のようですが、彼にとって支援した大統領が多くの組合員から職を奪ったことは痛くも痒くも無いのだと思います。これがディープ・ステートなのです。要は、エリート層が社会の至る所にいて自身の地位やポジションが安泰であれば良く、逆に影響が及ぶような政策を行う大統領は要らないのです。例えば、組合員や中小企業、個人事業者を支援するような政策は必要ないのです。ディープ・ステート側の人々は仕組として支配する側であることを約束してくれる政治家だけで良いのです。

今回の大統領選挙人投票の認定を行った1月6日に上院議長を務めたペンス副大統領は、その後自身の地元ではない州に事務所設立したそうです。地元ではもう支持は得られないと分かったのだと思います。なぜ、問題が多かった州の投票結果を無効にできなかったのでしょうか?数州の投票を無効にすればすんなりトランプが再選をして自身の政治生命も安泰だったのに、、。噂されている脅迫(エプスタイン島での写真など)があったとしか思えません。そのペンスさえ2016年にはトランプを大統領の座から引き摺り下ろして自身が大統領になることを画策し、民主党とも話がついていたと思われます。

このように陰謀ばかりが蠢めく社会なのです。その殆どが全くの一個人では無く、政治家や経営者、役所の高官、色々な利益代表団体の役職者など影響力や権限などを持つ人達が行なっているのです。そちら側の人が一個人に向かって陰謀論を信じるのは無知ってことはないと思いますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?