Facebookへの過度の依存は、何百万人もの人々に災いをもたらす

Facebookの障害は、ビッグテックのプラットフォームに過度に依存した社会がいかに容易に崩壊するかを示している
2021年10月7日（木） by: アルセニオ・トレド 

(Natural News) フェイスブックが先日6時間に及ぶ障害を起こしたことで、世界の大部分の人々が一握りのビッグテック企業が管理するソーシャルメディアサービスにいかに依存しているか、そしてインターネットの一部が突然オフラインになった場合、社会がいつ崩壊してもおかしくないことが明らかになりました。

10月4日（月）、Facebookとその子会社、Messenger、Workplace、Instagram、WhatsAppなどの人気アプリを含むすべてのサービスが、日本時間の午前10時40分から世界各地で利用できなくなりました。サービスが完全に復旧したのは約6時間後でした。

同社は月曜日の午後5時（米国中部標準時）前に、「当社のサービスは現在オンラインに戻っており、完全に通常のオペレーションに戻すために積極的に取り組んでいます」と記しました。「今回の障害の根本的な原因は、誤った設定変更によるものであると考えています。また、このダウンタイムの結果、ユーザーデータが漏洩したという証拠はありません」と述べています。

Facebookは別の声明で、「本日、当社のプラットフォームで障害の影響を受けたすべての方へ：申し訳ありません」と述べています。「世界中の何十億もの人々や企業が、当社の製品やサービスに依存して接続を維持していることは承知しています。オンラインに戻るまで、ご辛抱ください」と述べています。

このシャットダウンにより、メッセージングサービスWhatsAppの約20億人のアクティブユーザーを含む、Facebookの約30億人の月間アクティブユーザー全員がロックアウトされました。(関連記事 セキュリティが保証されているにもかかわらず、FacebookはWhatsAppのユーザーメッセージを読んでいる)

「ニューヨーク・タイムズ紙の技術レポーター、ライアン・マック氏は、「Facebookのサービスやアプリが一般向けに停止しているだけでなく、Workplaceをはじめとする社内ツールやコミュニケーション・プラットフォームも停止している。「誰も仕事をすることができません。私が話を聞いた何人かの人は、これは会社の "雪の日 "に相当すると言っていました」。

オンラインサービスが停止することは、Facebookのようなビッグテック企業でさえも珍しいことではありません。しかし、このような技術的問題が数分、ましてや数時間以上続くことは例外的です。

Facebookへの過度の依存は、何百万人もの人々に災いをもたらす

世界の多くの地域では、Facebookとその子会社であるMessenger、WhatsApp、Instagramは、インターネットの代名詞のようなものです。

世界中で35億人以上の人々が、Facebookをはじめとするソーシャルネットワークやアプリを利用しています。WhatsAppやその他のFacebookアプリのユーザー数は、米国の約2億人に比べ、インドだけで3億4千万人を超えています。

何年も前から、Facebookはインターネットアクセスを拡大することで、発展途上国全体へのアクセスを拡大しようとしています。

これが意味するのは、世界中の何百万人もの人々がFacebookのようなビッグテックに支配されたプラットフォームからの離脱を拒めば、一時的な停止であっても大きな影響を及ぼすということです。

家族にメッセージを送ろうとしたり、電話をかけようとする人たちは、それができなくなります。企業やアドボカシーグループなど、Facebookのメッセージングサービスを利用してクライアントや顧客、困っている人たちと連絡を取り合っている団体も、連絡が取れなくなります。

アフガン難民の避難活動に深く関わっているインド人ジャーナリストのルチ・クマール氏は、身を隠して国外に脱出しようとしているアフガン人は、ほとんどWhatsAppを利用していると指摘しています。

隠れている間に友人や家族と連絡を取るためだけでなく、脱出を支援する団体からのニュースや最新情報を受け取るためにも、WhatsAppを利用しています。「彼らはすでに極度の疲労と不安に苛まれています。お互いに、そして外の世界の信頼できる仲間とのつながりを失うことは壊滅的です」とクマールは言います。

「ジャーナリストのセス・J・フランツマンは次のように書いています。「政府がますます問うべきことは、失敗するには大きすぎる大手企業の間で通信や主要なインターネットシステムが停止した場合に、どのようにしてそれを再現、維持するかということです。J. Frantzmanがエルサレムポストに寄稿しています。

フランツマンは、世界中の何十億もの人々が、少数のビッグテック企業がコントロールするオンラインプラットフォームやサービスに依存しているため、フェイスブックのようなテックジャイアントは規制されるべきだと付け加えています。

「規制されず、その運営にチェックアンドバランスがないと、ビッグテックは西洋の脅威となりかねない」と書いています。

ソースは以下の通りです。

JPost.com

TechCrunch.com

ブルームバーグ・ドットコム

テクノロジーレビュー・ドットコム

原文：
Facebook’s outage shows how easily society can collapse because of its overreliance on Big Tech platforms
Thursday, October 07, 2021 by: Arsenio Toledo 

(Natural News) Facebook’s recent six-hour-long outage revealed just how dependent significant portions of the world are on social media services controlled by a handful of Big Tech companies – and how easily society could collapse at any moment if parts of the internet were to suddenly go offline.

On Monday, Oct. 4, Facebook and all of its subsidiaries, including its other popular apps like Messenger, Workplace, Instagram and WhatsApp, became unavailable around the world starting 10:40 a.m. CST. Services were not fully restored until around six hours later.

“Our services are now back online and we’re actively working to fully return them to regular operations,” wrote the company just before 5 p.m. CST on Monday. “We want to make clear at this time we believe the root cause of this outage was a faulty configuration change. We also have no evidence that user data was compromised as a result of this downtime.”

“To everyone who was affected by the outages on our platforms today: we’re sorry,” Facebook has said in another statement. “We know billions of people and businesses around the world depend on our products and services to stay connected. We appreciate your patience as we come back online.”

The shutdown locked out all of Facebook’s nearly three billion monthly active users, including the approximately two billion active users of the messaging service WhatsApp. (Related: Despite security assurance, Facebook is reading WhatsApp user messages.)

“Not only are Facebook’s services and apps down for the public, its internal tools and communications platforms, including Workplace, are out as well,” writes New York Times tech reporter Ryan Mac. “No one can do any work. Several people I’ve talked to said this is the equivalent of a ‘snow day’ at the company.”

It is not uncommon for online services to shut down, not even for Big Tech companies like Facebook. But it is exceptionally rare for these technical issues to last more than a few minutes, let alone several hours.

Overreliance on Facebook a disaster for millions

For huge parts of the world, Facebook and its subsidiaries like Messenger, WhatsApp and Instagram are pretty much synonymous with the internet.

More than 3.5 billion people around the world use Facebook and its other social networks and apps. India alone has over 340 million users of WhatsApp and other Facebook apps, compared to around 200 million users from the United States.

For years now, Facebook has been working to expand its access across the developing world by expanding internet access.

What this means is that if millions of people around the world refuse to detach themselves from Big Tech-controlled platforms like Facebook, even temporary outages will have a significant effect.

People trying to message or call their families will not be able to. Businesses, advocacy groups and other organizations using Facebook’s messaging services to keep in touch with clients, customers and people in need will also be unable to reach out.

Ruchi Kumar, an Indian journalist heavily involved in the evacuation of Afghan refugees, points out that Afghans in hiding and attempting to leave the country almost exclusively use WhatsApp.

They use WhatsApp not just to connect with friends and family while in hiding, but also to receive news and updates from advocacy organizations working to get them out. “They are already incredibly fatigued and anxious. Losing connection with each other and with trusted allies in the outside world is devastating,” says Kumar.

“The question that should be asked increasingly by governments is how they can replicate or maintain communication and major internet systems in case of an outage among major companies that are too big to fail,” writes journalist Seth. J. Frantzman for the Jerusalem Post.

Frantzman adds that tech giants like Facebook should be regulated because billions of people around the world rely on online platforms and services controlled by a small number of Big Tech corporations.

“Unregulated and without checks and balances on their operation, Big Tech could be a threat to the West,” he writes.

Sources include:

JPost.com

TechCrunch.com

Bloomberg.com

TechnologyReview.com