統一教会のパラグアイの楽園にコカイン・カルテルが侵入
統一教会のパラグアイの楽園にコカイン・カルテルが侵入
救世主を自称する文鮮明（スン・ミョンムン）によって設立された韓国の宗教団体は、約四半世紀前にパラグアイの人里離れた土地を購入し、信者のためのオアシスを作ろうと考えた。現在、この地域は世界的な麻薬密売の拠点となっている。
GABRIEL STARGARDTER、DANIELA DESANTIS
記 2023年8月10日午前11時 グリニッジ標準時
パラグアイ、プエルト・カサド
昨年7月のある早朝、約30人のパラグアイの麻薬取締官が、チャコとして知られる広大な森林荒野に飛び、麻薬密売人が使用する5つの飛行機着陸帯を急襲した。
南米の内陸にある小国パラグアイの北部に位置する孤立したチャコは、近年、アンデスのコカインを急成長するヨーロッパ市場へ密売するギャングの重要な積み替え地となっていた。
2022年7月6日に襲撃された5つの着陸帯のうち、4つは韓国の統一教会が所有する土地にあった。ロイター通信は、滑走路の座標を同教会が所有するチャコの地図と照合して発見した。
1954年に統一教会を設立した自称救世主の故文鮮明（ソン・ミョンムン）師は、ラテンアメリカへの宗教的・商業的拡大の一環として25年近く前にチャコの土地を購入し、パラグアイ最大の個人土地所有者のひとりとなった。統一教会はしばしば批評家たちからカルトのレッテルを貼られてきたが、集団結婚式と不透明な国際ビジネス帝国でよく知られている。
パラグアイの麻薬取締局幹部2人がロイターに提供したのは、麻薬組織が使用しているとされるチャコの着陸帯の11の座標であった。教会の情報源から提供されたムーン砦の地図上にこれらの地点をプロットすることによって、ロイターは7月の襲撃に関与した4つを含む、敷地内の少なくとも5つの異なる滑走路を特定した。
当局はこの作戦で麻薬や飛行機を発見せず、逮捕者も出さなかった。しかし、滑走路の横には素朴な小屋があり、基本的な食料、ベッド、無線機器が置かれていたと、その場にいた2人のパラグアイ政府関係者は語った。数日後、滑走路を破壊して使用不能にするため、建設機械と爆発物を持ったチームが到着した、と当局者の一人は語った。
ロイター通信は、統一教会やその教会員が、今回の襲撃の対象となった麻薬取引に関与している証拠や、パラグアイ当局が無法地帯と表現するチャコの滑走路を管理している証拠を発見できなかった。
世界基督教統一神霊協会（統一教会のパラグアイ支部）の弁護士であるミシェル・ビョン氏は声明の中で、同教会はその土地での違法行為を認識しており、法執行機関に協力していると述べた。
「韓国に本部を置く教会も、そのメンバーも、平和を提唱しています」。「教会は決して違法行為に関与していません」。
チャコの襲撃は、急増する国際コカイン取引と闘う当局の深刻な課題を指摘している。検察によれば、パラグアイは国土の領空をほとんど監視しておらず、チャコではレーダーによる追跡もまったくないという。そのため、麻薬組織はボリビアやペルーのコカインを積んで、この広大な森林地帯に探知されずに飛ぶことができる。彼らは飛行機を密かに滑走路に着陸させるが、その滑走路はしばしば森を切り開いたわだちの跡にすぎない。その後、麻薬は陸路や川船でブラジル、ウルグアイ、アルゼンチンの大西洋の港に密輸され、ヨーロッパ行きのコンテナ船で東へ向かう。
統一教会はこの手に負えない地域で大きな力を持っている。その創始者である文は、1990年代にパラグアイ川で釣りをするために初めてチャコを訪れた。2000年、彼はアルゼンチンの農業コングロマリットから約60万ヘクタールの土地を購入し、マンハッタンの約10倍の面積に2200万ドルを支払った。
麻薬輸送のハブ
麻薬取締当局によれば、チャコとして知られるパラグアイ北部の人里離れたこの地域は、世界的なコカイン密売の拠点となっているという。これら4つの滑走路は、2022年7月に麻薬取締官によって急襲された。いずれも韓国の統一教会が所有する土地にある。
人里離れた、人を寄せ付けないチャコの土地を購入した文大統領は、パラグアイの多くの人々を混乱させた。
2009年の自伝の中で、ムーンは自分自身をチャコの「生き物を神が創造されたままの原始的な状態で保存するための世界的な環境保護運動」の一員であると述べている。 "彼は、「長い間放置されていた土地」を地上の楽園に変え、支持者たちの拠点にしたいと語った。
しかし、教会はすぐに今日も続くチャコでの問題にぶつかった。
文鮮明が購入して以来、領地内の小さな町の住民は教会の所有権を激しく争ってきた。2012年のムーンの死後、彼の親族は教会を3つの対立する宗派に分割し、そのうちの2つの宗派がチャコの区画の所有者をめぐって長期にわたる法廷闘争を繰り広げている。さらに最近では、麻薬密売人たちがこの領土に押し寄せている。
7月6日の家宅捜索は、密売人とされるミゲル・アンヘル・セルビン率いる密輸組織に対する捜査の一環であったと、パラグアイのSENAD反麻薬機関とこの事件の主任検事は述べている。
セルビンは麻薬密売と犯罪謀議の容疑で家宅捜索の前年の2021年に逮捕されている。捜査は2020年、ベルギー警察がヨーロッパの主要な麻薬入国港であるアントワープで3.4トンのコカインを押収したことから始まった。ロイターが見た起訴状によると、コカインはチャコ製の木炭の積荷に隠されており、パラグアイまで遡ることができた。セルビンは現在も服役中で、裁判を待っている。セルビンの弁護士ロドリゴ・アルバレスは、依頼人は無実を主張していると述べた。
セルビン事件の主任検事であるエルバ・カセレスは、2022年7月に家宅捜索された着陸帯の一部が教会の土地にあったことをロイターに認めた。彼女は、教会やその関係者が麻薬取引に関与していることは知らないと述べた。
統一教会の弁護士であるビョン氏は、教会が2022年4月にパラグアイの反麻薬検察に送った文書をロイターに提供した。この文書には、2021年5月に同教会の土地で449キロのコカインが押収されたことが記されており、また、同教会の境界内に麻薬の滑走路が存在する可能性があることも指摘されている。
先週引退するまでパラグアイの麻薬対策担当検察官のトップであったマルコ・アルカラスは、この文書を受け取ったことを確認し、さらなる調査のためにSENADに伝えた。
おとり捜査
教会と密接な関係を持つ著名なパラグアイ人が麻薬関連犯罪で有罪判決を受けた：シンシア・タラゴは、2013年から2018年の間、パラグアイの下院議員であり、教会の分派組織の地域会長であった。
チャコ買収が長く争点となってきたパラグアイでは、教会は大統領や政治家、最高裁判事と密接な関係を培ってきた。教会やその多くの分派組織で上級職を与えられている者もいる。
タラゴもその一人だ。2017年、彼女は国際平和議員連盟（IAPP）の南米支部の会長に任命された。教会の弁護士であるビョンは事務局長に就任した。2016年に発足したIAPPは、教会の目標推進に尽力する議員を世界中から募集している。
2020年、タラゴと夫のライムンド・ヴァは、米連邦捜査局によるおとり捜査に巻き込まれ、マネーロンダリング容疑を認めた。麻薬密売人になりすましたFBI捜査官が、タラゴが洗浄した資金を提供した。
元タレントのタラゴは、有罪判決を受ける前、過去75年間のうち5年間を除いてパラグアイを支配してきた右派政党コロラド党の新星だった。彼女は国家初の女性大統領になる野心を公然と語り、2019年後半に米国内で逮捕されたときには、首都アスンシオンの市長選への立候補を表明したばかりだった。
タラゴは2016年までにパラグアイの重要な教会行事に顔を出すようになっていた。教会の宣伝資料によると、翌年、彼女はソウルで開催された世界サミットで講演した。2018年11月、彼女は統一教会所有のニューヨーカー・ホテルで行われた別のそのようなイベントのために、夫のヴァとともにニューヨークに飛んだ。
滞在中、夫妻はFBIの覆面捜査官に会い、麻薬資金の洗浄を依頼された。彼らは「やる」と答えた。ニュージャージー州連邦検事からの刑事訴状によると、彼らはまた、「パラグアイではコカインとマリファナがいかに安価か」を捜査官に話し、「米国に麻薬を輸入できるネットワークを持っている」と言った。
その1年後、別のアメリカ旅行で逮捕されるまでに、夫婦はパラグアイ人の共犯者ロドリゴ・アルバレンガ・パレデスの助けを借りて、80万ドルのFBI資金を洗浄し、彼は送金ビジネスを通じてその資金を処理していた。
タラゴとヴァは昨年、米刑務所で33カ月の刑期を言い渡された。2019年11月の逮捕以来収監されていたタラゴは、服役期間が加算され、2022年4月に釈放された。タラゴとVaからのコメントは得られていない。
教会のビョン弁護士は、タラゴのIAPP南米会長としての役割は "名誉職 "に過ぎないと述べた。ビョン弁護士と教会の文書によると、逮捕後、教会は彼女の肩書を剥奪した。
昨年11月、タラゴの共犯者であるアルバレンガは、無許可の送金業を営んでいたとして、米国で2年間の執行猶予を言い渡された。その数ヵ月後の3月29日、彼はアスンシオンで逮捕され、2年間で少なくとも17トンのコカインをヨーロッパに出荷した組織を率いていたとして、ブラジルの法執行機関に告発された。彼はブラジルに引き渡されるのを待っている。
ビョン氏によると、アルヴァレンガは教会とは何のつながりもないという。
パラグアイの捜査当局は、アルヴァレンガが2022年7月に家宅捜索を受けた教会の土地にある滑走路を使用した疑いのある密売人セルビンとつながりがあると考えていると、SENADの関係者はロイターに語った。
「アルヴァレンガは資金洗浄の重要人物で、それがセルビンとつながっていた」と、この関係者は匿名を条件に語った。
アルバレンガの弁護士はロドリゴ・アルバレスで、セルビンの代理人でもある。アルバレスは2人の依頼人の間の悪質なつながりを否定したが、2人ともペドロ・フアン・カバジェロというブラジルとの国境にあるカルテルの多い暴力的な街の出身であるため、知り合いであると述べた。
アルバレンガはブラジルへの身柄引き渡しを争っている、と弁護士は語った。
無法地帯
アンデスの一連のコカ豊作は、ラテンアメリカの組織犯罪の性質を変え、チリやエクアドルといったかつては平和だった国々に暴力を輸出した。
パラグアイは、賄賂、マネーロンダリング、禁制品の密輸で長い歴史を持つ国で、近年まで麻薬暴力にはほとんど慣れていなかった。しかし、南米で最も強力な犯罪組織であるブラジルの第一首都司令部（PCC）を含む外国の麻薬カルテルからの大規模な侵攻を目の当たりにしている。2020年には、75人のPCCメンバーがペドロ・フアン・カバジェロ刑務所から脱獄した。
知名度の高い殺人事件は国を冷え込ませている。昨年5月、ジェットスキーに乗った暗殺者が、コロンビアのビーチで新婚旅行をしていたパラグアイの有力麻薬対策検事マルセロ・ペッチを殺害した。その1週間後には、ペドロ・フアン・カバジェロ市長のホセ・カルロス・アセベドが殺害された。
「ここには汚職がたくさんある」と、アセベドは後に射殺された場所からすぐ近くにある市役所の事務所で、2020年のロイターのインタビューに答えた。「警察は完全に腐っている」。
麻薬資金はパラグアイの政治家の多くも腐敗させている。ペッチとアセベドが殺害された数日後、パラグアイのマリオ・アブド・ベニテス大統領は、カルテルがパラグアイの政界を支配するエリートを共謀させており、その中には自身の政界の人間も多く含まれており、"共謀した沈黙 "につながっていると述べた。
「組織犯罪は我々の社会に浸透しており、暴力が起きないという保証はどこにもない。
アブド氏の代理人はコメントの要請に応じなかった。
ボリビアとブラジルに挟まれた広大で孤立したチャコは、世界的なコカイン取引においてパラグアイが果たす役割の拡大に不可欠である。ナルコの飛行機が頻繁に着陸するため、地元の人々はクリスマスツリーのようにライトアップされた夜空をジョークにしている。
2021年に発見されたヨーロッパで記録的な23トン以上のコカイン押収は、アスンシオン近郊の私有河川港まで遡ることができた。
パラグアイを通過するコカインの多くはヨーロッパ向けであり、アメリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカの麻薬対策当局によれば、この白い粉の市場は今やアメリカを抜いて世界一だという。国連薬物犯罪事務所の『2023年版世界薬物報告』によると、西ヨーロッパと中央ヨーロッパにおけるコカインの押収量は、2021年に過去最高の315トンに達し、これに対し米国は250トンを超えている。2021年に発見されたヨーロッパの記録的なコカイン押収量23トン超は、アスンシオン近郊の私有河川港に遡る。
昨年まで米国麻薬取締局の南米南部担当地域局長補佐を務めていたジェームス・ラバティ氏は、「無法地帯」であるチャコは、今やコカインの「世界で最も重要な中継地」のひとつであるとロイター通信に語った。
「チャコは間違いなく世界的な役割を果たしています」。
楽園でのトラブル
統一教会がチャコで直面している問題は、その土地での麻薬取引の疑惑だけではない。
統一教会は1950年代の設立後、急速に成長し、1970年代には代替宗教の波の中でアメリカに進出した。全人類の真の父母」として知られる文鮮明と文鮮明夫人は、数千人の信者と結婚する集団結婚式で有名になった。
文氏は、漁業や銃の製造から不動産やメディアに至るまで、あらゆるものに投資して世界帝国を築いた。失敗した事業もあったが、多くは成功した。彼は金持ちになった。
1982年、彼は16万2000ドルを個人所得として申告しなかったとして、米国の税金詐欺で有罪判決を受けた。約1年間服役した。この有罪判決により、ムーンは米国を嫌いになった。1995年の演説で、彼は米国を "腐敗した国家 "と評し、その代わりに "21世紀に待ち受けるラテンアメリカの栄光に満ちた日々 "に賭けていると語った。
2000年、ウルグアイとブラジルの資産を手に入れたムーンは、カルロス・カサドSA（19世紀のスペイン系アルゼンチン人の大富豪である創業者の名を冠した農業大手）からチャコ地形を購入した。
プエルト・カサドは、カルロス・カサドの従業員が半封建的な環境で何十年にもわたってチャコ原産のケブラチョの木のタンニンを加工するために働いていた小さな会社の町である。
一夜にして、プエルト・カサドの家、道路、墓地などすべてがムーンと彼の教会のものとなった。町の6,000人あまりの住民は、自分たちが生涯住んでいながら所有したことのなかった家が、今や韓国から来た自称救世主のものであることに気づき、怒りが急速に高まった。
教会幹部が取引を成立させるために飛んできたとき、地元の人々は人間の鎖を作って飛行機が出発するのを阻止し、飛行機の中で一晩寝泊まりすることを余儀なくされた。墓地の管理権を町の住民に返すという申し出など、緊張を和らげようとする教会の初期のジェスチャーは、より大きな怒りを引き起こすだけだった。
その管理者もまた、憤りをかき立てた。地元の人々は、散弾銃で武装して町を歩き回っていた教会関係者の一人、ロレンツォ・ミョンのことを思い出した。1980年にサレジオ会の宣教師として初めてプエルト・カサドにやってきた87歳のスペイン人司祭、マルティン・ロドリゲスは、「ロレンツィートと呼ばれる彼の息子はもっとひどかった......もっと攻撃的で、目を見れば地元の人々を威嚇した」と語った。
ロドリゲスや他の地元の人々は、2005年に起きた火事で、町のカトリック教会にある地元のラジオ局が全焼し、韓国人の所有に反対する主要な発信源となったことについて、ミョン氏一家が関与していると非難した。
この火災の調査を指揮した検察官のドラ・イラサバルは、彼女がプエルト・カサドに到着したとき、町民と教会の管理者は「戦争状態」であったと語った。彼女によると、ロレンソ・ミョンは "攻撃的 "な男で、教会の財産を盗んだと地元の人々を非難したが、証拠は何もなかったという。一方地元の人々は、教会の飛行機でやってきたイラサバルが教会の手先であると非難した。
「緊迫した瞬間でした」と彼女は語った。
イラサバルによれば、捜査当局は放火の形跡を発見したが、誰かを告発する十分な証拠はなかったという。事件は未解決のままである。
ミョン夫妻はいずれも、フェイスブックのアカウントに寄せられたコメントの要請には応じなかった。教会の弁護士であるビョン氏は、プエルト・カサドの地元住民との緊張関係を認めたが、ミョン氏や火災についてのコメントは避けた。
町と教会との初期のいさかいは、20年にわたる土地紛争へと発展した。
2005年、パラグアイは52,000ヘクタールの非生産的な教会の土地を収用する法律を可決したが、2年後、最高裁によってこの措置は覆された。2007年の法律により、教会は約3万ヘクタールをプエルト・カサドの住民とパラグアイ政府に返還することが義務づけられたが、いまだに返還は行われていない。
教会のチャコ地形所有に抗議する一人がアルベルト・ダビド・ガウトで、彼は現在、月が所有する土地に不法侵入し占拠した容疑で当局の捜査を受けており、刑務所にいる。
ロイター通信が入手した警察の情報報告書によると、ガウトはパラグアイ北部でコカイン、マリファナ、爆発物を移動させていた容疑もかけられており、教会の土地で麻薬取引が拡大しているもう一つの兆候となっている。
この文書によると、ガウトは警察の情報提供者に、コロンビアのゲリラ組織FARCから訓練を受けたと主張している。
ガウトはフェイスブックのメッセージに返答しなかった。彼の弁護士であるエミリオ・カマーチョも返答しなかった。
教会の分裂
チャコでの教会の問題は、過去20年間に教会が直面したより広範な困難の徴候であった。
2009年、教会の将来をめぐる王朝間の抗争により、文氏の長男であるヒョンジン（プレストン）・ムーン氏は、脱退したグローバル平和財団を設立した。文氏は当初、後継者にプレストンを指名していたが、母親のハク・ジャハンと弟のヒョン・ジン（ショーン）・ムーンに拒否され、追い出された。イタリアのトリノにある新宗教研究センターのマッシモ・イントロヴィーニュ所長によれば、ハク・ジャ・ハンはその後、ショーンを上級職に昇格させたが、後にショーンとも不仲になったという。
2012年に父親が亡くなり、母親との間に緊張が高まる中、ショーン・ムーンは教会を離れ、ペンシルベニア州を拠点とする世界平和統一聖会を結成した。
分裂はパラグアイでの活動にも影響を及ぼしており、プレストン・ムーンが率いる支部は、彼の母親が所属する教会のパラグアイ支部からチャコ区画の完全な支配権を奪い取るために複雑な法廷闘争に巻き込まれている。現在、両支部は別々の土地を所有している。
プレストン・ムーンはコメントを控えた。
ショーン・ムーンは声明の中で、彼の父は "チャコの土地を含む彼の財団全体 "を相続させるつもりだったと述べた。
彼は、チャコでの麻薬取引のことは知らなかったが、母が "父が築いた世界的な財団を簒奪した "ことによる多くの "悲劇的な結果 "のひとつだと語った。
アスンシオンにおける文総裁の法的代理人であるビョン氏は、教会が地元メディアによって不当に「悪者扱い」されていると述べた。しかし彼女は、家族の確執が文師のチャコに対する「未来的ビジョン」に「否定的な影響」を与えたことは「否定できない」と述べた。
「残念なことに、真の父母と息子の一人であるプレストンとの間の家族内部の危機は、教会の悪いイメージを映し出し、教会はそれを改善することができなかった」とビョン氏は語った。
プエルト・カサドの住民によれば、ムーン夫妻がチャコの所有権をめぐって争っている間に、麻薬密売人がますますその領土を侵食しているという。
プエルト・カサドの住民によれば、プエルト・カサドの製材所で働くヴィルジリオ・チャモロは、この地域でのコカイン密売は公然の秘密だという。プエルト・カサドはその中心になっている」と彼は言う。
ロイターが調査
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パラグアイの月
ガブリエル・スターガルター、ダニエラ・デサンティス 記
追加取材：フェイルディング・ケイジ
写真編集トマス・ブラボー
グラフィック＆アートディレクションジョン・エマーソン
編集：ブライアン・テヴェノ
原文：
Cocaine cartels encroach on Unification Church’s Paraguayan paradise
The Unification church, which is known for mass weddings, has had a troubled history in Paraguay since its founder launched a religious and commercial expansion there. REUTERS/Kim Hong-Ji/File Photo, SENAD Paraguay via REUTERS
The South Korean religious organization founded by self-proclaimed messiah Sun Myung Moon bought a remote piece of land in Paraguay about a quarter century ago, hoping to create an oasis for followers. Now the area is a hub for global drug trafficking.
By GABRIEL STARGARDTER and DANIELA DESANTIS Filed Aug. 10, 2023, 11 a.m. GMT
PUERTO CASADO, Paraguay
Early one morning in July of last year, about 30 Paraguayan anti-narcotics officers flew into a vast wooded wilderness known as the Chaco to raid five airplane landing strips used by drug traffickers.
Situated in northern Paraguay, a small, landlocked South American nation, the isolated Chaco has in recent years become a key trans-shipment point for gangs trafficking Andean cocaine to booming European markets.
Of the five landing strips raided on July 6, 2022, four were on land owned by South Korea’s Unification Church, Reuters found by cross-referencing the coordinates of the runways with a map of the church’s Chaco holding.
Rev. Sun Myung Moon, the late self-proclaimed messiah who founded the Unification Church in 1954, became one of Paraguay’s largest private landowners when he bought the Chaco plot nearly 25 years ago as part of a religious and commercial expansion into Latin America. The church, which has often been labeled a cult by critics, is best known for its mass weddings and an opaque international business empire.
Two senior Paraguayan anti-narcotics officers provided Reuters with 11 coordinates of Chaco landing strips allegedly used by drug gangs. By plotting those points on a map of the Moon holding, provided by a church source, Reuters identified at least five different airstrips on the property, including the four involved in the July raid.
Paraguayan drug-enforcement authorities last July raided clandestine airstrips, including the one shown here, in a remote section of the country. Many of the runways are on land owned by the Unification Church of South Korea, founded by Rev. Sun Myung Moon. Photos from the Twitter account of SENAD Paraguay.
Authorities found no drugs or planes during the operation and made no arrests. But there were rustic shacks next to the runways with basic provisions, beds and radio equipment, according to two Paraguayan officials present. A few days later, a team with construction equipment and explosives arrived to destroy the runways and render them inoperable, one of the officials said.
Reuters found no evidence the Unification Church or its members were involved in the drug-running targeted by the raids, or that it controls airstrips in the Chaco, an area authorities in Paraguay describe as lawless.
Michelle Byun, the lawyer for The Holy Spirit Association for the Unification Of World Christianity, as the church’s Paraguayan branch is formally known, said in a statement that the church is aware of illegal activity on its land and is cooperating with law enforcement.
“Both the Church, with its headquarters in Korea, and its members advocate for peace,” Byun said. “In no way is the Church involved in illegal acts.”
The Chaco raids point to a serious challenge for authorities combating the surging international cocaine trade. Paraguay has scant oversight of its national airspace and no radar tracking at all in the Chaco, prosecutors say. That allows drug gangs to fly undetected into the sprawling woodland with shipments of Bolivian or Peruvian cocaine. They land their planes on clandestine airstrips, which are often little more than rutted tracks carved out of the forest. The drugs are then smuggled by land or riverboat to Atlantic ports in Brazil, Uruguay and Argentina, before heading east on Europe-bound container ships.
The Unification Church is a major power in this unruly region. Moon, its founder, first visited the Chaco in the 1990s to fish the Paraguay River. In 2000, he bought the roughly 600,000-hectare plot from an Argentine agricultural conglomerate, paying $22 million for an area roughly ten times the size of Manhattan.
A hub for drug flights
Drug enforcement authorities say this remote area of northern Paraguay, known as the Chaco, has become a hub for global cocaine trafficking. These four airstrips were raided by anti-drug agents in July of 2022. All are located on land owned by South Korea’s Unification Church.
Moon’s purchase of the secluded and inhospitable Chaco tract confused many in Paraguay.
In his 2009 autobiography, Moon described himself as part of “a global environmental movement to preserve the living creatures” of the Chaco “in the pristine state in which God created them.” He said he hoped to transform the “long-neglected land” into an earthly paradise and a base for his supporters.
But the church quickly ran into problems in the Chaco that continue today.
Ever since Moon’s purchase, residents of a small town inside the holding have fiercely contested the church’s ownership. After Moon’s death in 2012, his relatives split the church into three rival sects, two of which are waging a long-running legal battle over who owns the Chaco plot. More recently, drug traffickers have muscled in on the territory.
The July 6 raids were part of a probe into a smuggling gang led by alleged trafficker Miguel Ángel Servín, according to Paraguay’s SENAD anti-narcotics agency and the lead prosecutor in the case.
Servín was arrested in 2021, the year before the raid, on charges of drug trafficking and criminal conspiracy. The investigation began with the 2020 seizure of 3.4 tonnes of cocaine by Belgian police in Antwerp, Europe’s main port of entry for the drug. The cocaine, hidden in a shipment of Chaco-made charcoal, was traced back to Paraguay, according to the indictment seen by Reuters. Servín remains in prison, awaiting trial. Servín’s lawyer, Rodrigo Alvarez, said his client maintains his innocence.
Elva Cáceres, the lead prosecutor in the Servín case, confirmed to Reuters that some of the landing strips raided in July 2022 were located on church land. She said she was not aware of the church or any of its officials being involved in drug trafficking.
Byun, the Unification Church lawyer, provided Reuters with an April 2022 document the church sent to Paraguayan anti-narcotics prosecutors, urging an investigation into potential illicit activity. The document mentioned a May 2021 seizure of 449 kilos of cocaine on its land and also flagged the likely existence of narco runways within its boundaries.
Marco Alcaraz, one of Paraguay’s top anti-narcotics prosecutors until his retirement last week, confirmed he had received the document and passed it on to SENAD for further investigation.
Sting operation
One prominent Paraguayan with close ties to the church has been convicted of a drug-related crime: Cynthia Tarrago, a member of Paraguay’s Congress between 2013 and 2018 and the regional president of a church offshoot organization.
In Paraguay, where the Chaco acquisition has long been contentious, the church has cultivated close ties with presidents, politicians and supreme court justices. Some have been granted senior positions in the church or its many offshoot organizations.
Tarrago was one of them. In 2017, she was named president of the South American chapter of the International Association of Parliamentarians for Peace (IAPP). Byun, the church lawyer, was named secretary general. Launched in 2016, the IAPP recruits legislators from around the world who are committed to advancing church goals.
Former Paraguayan lawmaker Cynthia Tarrago, pictured here while still in office, pleaded guilty to money-laundering charges in 2020. Tarrago had close ties to the Unification Church and served as South American president of a church-affiliated organization. REUTERS
In 2020, Tarrago and her husband, Raimundo Va, pleaded guilty to money laundering charges after being caught up in a sting operation by the U.S. Federal Bureau of Investigation. FBI agents impersonating drug traffickers provided the money that Tarrago laundered.
Before her conviction, Tarrago, a former TV personality, had been a rising star of the right-wing Colorado Party that has ruled Paraguay for all but five of the past 75 years. She spoke openly of her ambition to be the nation’s first female president and had just announced her candidacy for mayor of Asunción, the capital, when she was arrested on U.S. soil in late 2019.
Tarrago had begun appearing at important church events in Paraguay by 2016. The following year, she spoke at a global summit in Seoul, according to church promotional materials. In November 2018, she flew into New York City with her husband, Va, for another such event at the Unification Church-owned New Yorker hotel.
Paraguayan politician Cynthia Tarrago tweeted from a Unification Church conference in 2018 at the church-owned New Yorker hotel in New York City. It was there that she met with an undercover FBI agent and agreed to launder money, leading to her 2020 conviction.
During their stay, the couple met an undercover FBI agent, who asked them to launder drug money. They said they were game. They also told the agent “how inexpensive cocaine and marijuana are in Paraguay,” and said they “had a network that could import drugs into the United States,” according to the criminal complaint from the U.S. Attorney in New Jersey.
By the time they were arrested on another U.S. trip a year later, the couple had laundered $800,000 of FBI cash with the help of a Paraguayan accomplice, Rodrigo Alvarenga Paredes, who processed the funds through his money-transfer business.
Tarrago and Va were sentenced last year to 33 months in a U.S. prison. Tarrago, who had been imprisoned since her November 2019 arrest, was credited for the time served and released in April 2022. Tarrago and Va could not be reached for comment.
Church lawyer Byun said Tarrago’s role as the IAPP’s South American president was only an “honorary position.” The church stripped her title after the arrest, according to Byun and church documents.
Last November, Alvarenga, Tarrago’s accomplice, was sentenced to two years of U.S. probation for running an unlicensed money transmitting business. Months later, on March 29, he was arrested in Asunción, accused by Brazilian law enforcement of leading an outfit that shipped at least 17 tonnes of cocaine to Europe over two years. He is in jail awaiting extradition to Brazil.
Rodrigo Alvarenga Paredes, an accomplice of former Paraguayan lawmaker Cynthia Tarrago in a money-laundering scheme, was accused of cocaine trafficking by Brazilian authorities. He was arrested in March by anti-drug agents in Paraguay and awaits extradition. Photo from the Twitter account of SENAD Paraguay.
Byun said Alvarenga has no links to the church.
Paraguayan investigators believe Alvarenga has ties to Servín, the alleged trafficker suspected of using the runways on church land that were raided in July 2022, a SENAD official told Reuters.
“Alvarenga was a key player in the laundering of cash, and that was the link with Servín,” said the official, speaking on condition of anonymity to discuss the active probe.
Alvarenga’s lawyer is Rodrigo Álvarez, who also represents Servín. Álvarez denied any nefarious links between his two clients but said they know each other because they are both from Pedro Juan Caballero, a violent, cartel-ridden city on the border with Brazil.
Alvarenga is fighting extradition to Brazil, his lawyer said.
‘Lawless’
A series of bumper Andean coca harvests have changed the nature of Latin American organized crime, exporting violence into once-peaceful nations such as Chile and Ecuador.
Paraguay, a country with a long history of graft, money laundering and contraband smuggling, was until recent years largely unaccustomed to drug violence. But it has seen major incursions from foreign drug cartels including Brazil’s First Capital Command (PCC), South America’s most powerful criminal syndicate. In 2020, 75 PCC members broke out of a Pedro Juan Caballero prison – despite authorities being aware of the planned escape.
High-profile murders have chilled the country. In May last year, assassins on a jet-ski murdered Marcelo Pecci, an influential Paraguayan anti-narcotics prosecutor, as he honeymooned on a Colombian beach. A week later, gunmen killed José Carlos Acevedo, the mayor of Pedro Juan Caballero.
Marcelo Pecci, an influential anti-narcotics prosecutor in Paraguay, was murdered by assassins on a jet-ski last year as he honeymooned on a beach in Colombia. REUTERS/Jorge Adorno
“There’s lots of corruption here,” Acevedo told Reuters in a 2020 interview in his city hall office, just yards from where he was later shot dead. “The police are totally rotten.”
Drug money has also corrupted many of Paraguay’s politicians. In the days after the murders of Pecci and Acevedo, the nation’s President, Mario Abdo Benítez, said cartels had co-opted Paraguay’s governing elite, including many within his own political circle, leading to a “complicit silence.”
“Organized crime is so permeated into our society that there’s no way we can guarantee there won’t be violence,” he said.
Abdo’s representatives did not respond to requests for comment.
The vast, isolated Chaco, sandwiched between Bolivia and Brazil, has been critical to Paraguay’s growing role in the global cocaine trade. Narco planes land there so often that locals joke about a night sky lit up like a Christmas tree.
Europe’s record cocaine seizure, more than 23 tonnes discovered in 2021, was traced back to a private river port near Asunción.
Much of the cocaine passing through Paraguay is bound for Europe, which U.S., European and Latin American anti-narcotics officials say has now overtaken the United States to become the world’s top market for the white powder. Cocaine seizures in western and central Europe reached a record 315 tonnes in 2021, according to the United Nations Office on Drugs and Crime’s 2023 World Drug Report, compared with over 250 tonnes in the United States. Europe’s record cocaine seizure, more than 23 tonnes discovered in 2021, was traced back to a private river port near Asunción.
James Laverty, who until last year was the U.S. Drug Enforcement Administration’s assistant regional director for southern South America, told Reuters the “lawless” Chaco is now one of “the world’s most important staging grounds” for cocaine.
“It definitely plays a global role,” he said.
Nestled on the banks of the Paraguay River, the village of Puerto Casado in the remote Chaco region is most easily accessed by boat or aircraft. Residents there have fiercely protested the ownership of their town by South Korea’s Unification Church, which bought a massive plot in the Chaco, including Puerto Casado, nearly 25 years ago. Cesar Olmedo/REUTERS
Trouble in paradise
The alleged drug-running on its land isn’t the only trouble the Unification Church has faced in the Chaco.
The church grew quickly after its founding in the 1950s, expanding into the United States in the 1970s amid a wave of alternative religions. Moon and his wife Hak Ja Han Moon – known as the “True Parents of all humanity” – became famous for their mass weddings, in which they would marry thousands of believers, many of whom had just met for the first time.
Unification Church leaders Reverend Sun Myung Moon and his wife, Hak Ja Han Moon, attend a mass wedding of 5,200 couples in Gapyeong, South Korea, in 2012. REUTERS/Lee Jae-Won
Moon built a global empire, investing in everything from fishing and gun manufacturing to real estate and media. Some businesses failed, but many thrived. He grew rich.
In 1982, he was convicted of U.S. tax fraud for failing to declare $162,000 as personal income. He served about a year in prison. The conviction soured Moon on the United States. In a 1995 speech, he described it as “a nation in decay,” and said he was instead betting on “the glory-filled days of Latin America that lie ahead in the 21st Century.”
In 2000, after snapping up assets in Uruguay and Brazil, Moon purchased the Chaco terrain from Carlos Casado SA, an agricultural giant named after its founder, a 19th-century Spanish-Argentine magnate.
The acquisition handed the church full control of Puerto Casado, a small company town built to house Carlos Casado employees who for decades had toiled in semi-feudal conditions processing tannin from the Chaco’s native quebracho trees.
Overnight, everything in Puerto Casado – its houses, roads and cemetery – all belonged to Moon and his church. Anger quickly mounted as the town’s 6,000-odd inhabitants realized the homes they had lived in their entire lives, but never owned, now belonged to a self-proclaimed messiah from Korea.
When church executives flew in to close the deal, locals formed a human chain to block their plane from leaving, forcing them to sleep the night in the aircraft. Early church gestures to assuage tensions, such as an offer to hand back control of the cemetery to the town’s inhabitants, only caused greater outrage.
Its administrators also stoked resentment. Locals recalled one church official, Lorenzo Myung, who would walk around town armed with a shotgun. His son, known as Lorenzito, “was even worse ... because he was more aggressive,” menacing locals if they looked him in the eyes, said Martin Rodriguez, an 87-year-old Spanish priest who first arrived in Puerto Casado as a Salesian missionary in 1980.
Spanish priest Martin Rodriguez, of Paraguay’s Puerto Casado, said the “aggressive” representatives of the Unification Church, which owned the town, menaced its residents. REUTERS/Cesar Olmedo
Rodriguez and other locals accused the Myungs of involvement in a 2005 blaze that burned down the local radio station, housed in the town’s Catholic church, which served as the main mouthpiece of opposition to the Korean ownership.
Dora Irrazábal, a prosecutor who led the probe into the blaze, said the townspeople and church management were “at war” when she arrived in Puerto Casado. She said Lorenzo Myung, whom she recalled as an “aggressive” man, accused locals of stealing church property but provided no evidence. Locals, meanwhile, accused Irrazábal of being a church stooge after she flew in on a church plane.
“It was a tense moment,” she said.
Irrazábal said investigators found signs of arson but did not have sufficient evidence to charge anyone. The case remains unsolved.
Lorenzo Myung (no shirt) with his son Lorenzito (far left), shown here in a picture from the father’s Facebook page. The father was a representative of the Unification Church in Puerto Casado. Their relations were tense with local residents, who launched major protests against the church’s ownership of the town.
Neither of the Myungs responded to requests for comment sent to their Facebook accounts. Byun, the church lawyer, acknowledged the tensions with locals in Puerto Casado but declined to comment on the Myungs or the fire.
The town’s early squabbles with the church have evolved into a fraught, two-decade land dispute.
In 2005, Paraguay passed a law to expropriate 52,000 hectares of unproductive church land, but the measure was overturned two years later by the Supreme Court. A 2007 law obliged the church to donate nearly 30,000 hectares back to the people of Puerto Casado and the Paraguayan government, but the transfer has yet to take place.
One protester of the church’s ownership of the Chaco terrain is Alberto David Gauto, who is currently in jail as authorities investigate him on accusations of illegally invading and occupying Moon-owned land.
A police intelligence report obtained by Reuters shows Gauto is also suspected of moving cocaine, marijuana and explosives across northern Paraguay, another sign of the growing drug trade on church land.
Gauto, the document says, claimed to a police informant that he had received training from Colombia’s FARC guerrilla force.
Gauto didn’t respond to a Facebook message. His lawyer, Emilio Camacho, also didn’t respond.
Paraguayans marched from Puerto Casado to Asunción in July 2005. Some 300 residents of the town aimed to pressure the government to confiscate nearly 400,000 hectares of land owned by the Unification Church and turn it over to residents for small-scale farming. REUTERS/Mario Valdez
Church schisms
The church’s problems in the Chaco were symptomatic of broader hurdles it has faced over the last two decades.
In 2009, a dynastic war over the future of the church led Moon’s eldest surviving son, Hyun Jin (Preston) Moon, to form the break-away Global Peace Foundation. Moon had originally named Preston as heir, but that choice was rejected by his mother, Hak Ja Han Moon, and brother Hyung Jin (Sean) Moon, who forced him out. Hak Ja Han then elevated Sean to senior positions, only to later fall out with him, too, according to Massimo Introvigne, director of the Center for Studies on New Religions, in Turin, Italy.
Following the death of his father in 2012, and amid growing tensions with his mother, Sean Moon left the church to form the Pennsylvania-based World Peace and Unification Sanctuary, also known as the Rod of Iron Ministries, a pro-gun sect with an extreme right-wing ideology.
The schisms have impacted operations in Paraguay, where the branch led by Preston Moon has been embroiled in a complex legal battle to wrest full control of the Chaco plot from the church’s Paraguayan chapter, affiliated with his mother. Currently, both branches own separate portions of the property.
Preston Moon declined to comment.
Sean Moon said in a statement that his father meant for him to inherit “his entire foundation, including the Chaco property.”
He said he was unaware of the drug-running in the Chaco but called it one of the many “tragic consequences” of his mother’s “usurpation of the worldwide foundation built by my father.”
Byun, Hak Ja Han Moon’s legal representative in Asunción, said the church had been unfairly “demonized” by local media. But she said it was “undeniable” that the family feud had had “a negative impact” on Rev. Moon’s “futuristic vision” for the Chaco.
“Unfortunately, the internal family crisis between the True Parents and one of the sons, namely Preston, projected a bad image of the church that it has not been able to improve,” Byun said.
While the Moons tussle for control of the Chaco property, drug traffickers increasingly encroach on the territory, according to residents of Puerto Casado.
Virgilio Chamorro, a foreman at the town’s sawmill, said cocaine trafficking in the region was an open secret. Puerto Casado, he said, “has become the heart of it.”
Outside his home in Puerto Casado, a follower of South Korea’s Unification Church, Wenceslao Martinez, shows a book – ‘The Global Citizen Who Loves Peace’ – by the late church founder Rev. Sun Myung Moon. REUTERS/Cesar Olmedo
REUTERS INVESTIGATES
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Moon Over Paraguay
By Gabriel Stargardter and Daniela Desantis
Additional reporting by Feilding Cage
Photo editing: Tomas Bravo
Graphics and art direction: John Emerson
Edited by Brian Thevenot
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