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エクアドル国キト駐在中の週末はClub Castillo de Amaguañaで過ごす

キト市内のカロリーナ公園の直ぐ側のコンドミニアムに居住していました。近くには、三つの大きなショッピング・モールがありレストランも沢山あり、市内でも生活環境としては大変良い場所でしたが、週末はちょっと違いました。いくつものサッカーコートやテニスコートを持つ自由に利用できる広大な公共の公園の為、ありとあらゆる人たちが集まってきます。大半はスポーツやエアロビクスなど健康目的ですが、兎にも角にも人が多過ぎてゆっくり楽しむ様な場所ではないと思っていました。

そんなことを思ってた時に在エクアドル日本大使館で弁護士として勤務していたエクアドル人からカントリークラブのメンバー欠員が出たからメンバーシップを譲り受けないか?と誘われました。職業や年収など調書を提出するとキト市内にある当該カントリークラブの事務所で面接を行い運営委員会の審査を経てメンバーになれました。

このカントリークラブは、キト市内のカロリーナから南へ約40km離れた牧草地が拡がる山の中にあります。敷地は広く、テニスコートだけでも20面ほどあり、バスケットボールコート、エクアボリー(エクアドル風バレーボール:通常より1m以上高くしたネットを張り、バスケットボールを使用したスポーツ)コート、5〜6面のサッカーコート、室内/野外プール、フィールドアスレティック、キャンプ場などなどゴルフ以外のスポーツはなんでも出来そうな場所でした。レストランもそれなりに充実してました。そしてなんと言っても選ばれたメンバーとその同伴者しか利用できないことが安全上も良かったです。そして日本人が誰も居なかったことも幸いでした。

当時のキト市に滞在していた日本人は多くは無く、大使館関係(JICA、日本人学校)を除くと日系企業が数社ある程度でどうしても狭い社会での付き合いになってしまいます。私も再三大使公邸の庭にあるテニスコートでテニスをやらないかと誘われたり、大使館員に週末ゴルフを誘われたりしましたが日本人の居ないところで週末を過ごしたいと思っていたからこのアマグアーニャクラブはちょうど良かったです。ほぼ毎週末、土曜日、日曜日はここでテニスをした後、泳いでました。その間、子供たちは松ぼっくりを拾ったり、フィールドアスレティックで動き回ったり野外プールで泳いだりして過ごす事ができました。

クラブの性質上、超お金持ちがメンバーという訳ではなく一般的な人たちでそれなりの職を持つことが基準の様だったので変な感じの人に会ったことはありませんでした。ところが1年を過ぎた頃から素行の良くない韓国人が現れ出しました。彼らは大型のアメ車RVで男性数名と若いエクアドル人女性のグループでやってきて大声で騒いでいるところに何度か遭遇しました。私は8時か9時にはクラブでテニスを始めて2時間後から水泳、そして昼食を摂って午後2時頃にはクラブを出ていましたから、遭遇したのはいつもその時間帯でした。海外生活に於いて安全上最も大切なことは目立たないことです。外国人が高級外車に乗って人が多く集まるところへ来るのはあまり安全ではないと思います。それまで色々な国で韓国人の素行についてはみていたので、ここも雰囲気が変わるだろうなと思いました。

ある時、その様な話題を同僚と話しているとブラジルでは日本人がプレーするゴルフ場には必ず韓国人がやってきて日本人が行かなくなる。カラオケ店も同様なことが起きて最後に店は閉店すると聞きました。実際どれくらいの数なのかは全く分からないですが、カントリークラブで経験した感じではあのような人たちが増えると雰囲気は変わるだろうなと思いました。これを差別と勘違いする人がいるようですがそれは感覚がズレています。

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