米国の司法制度がトレド（元ペルー大統領）の身柄引き渡しを決定

対策を正当化する十分な証拠を見つけた
米国の司法制度がトレドの身柄引き渡しを決定
これは、ペルー国家の立場を支持するものですとトーレス大臣。
 
2021年9月29日 米国の司法当局は、汚職で起訴されたアレハンドロ・トレド元大統領のペルーへの送還を正当化する十分な証拠を発見し、送還できると決定した。
EFE通信が報じたところによると、米国司法制度の承認を得たことで、今後、2年以上に及ぶ手続きを経て、元ペルー大統領の身柄を引き渡すかどうかの最終判断は、米国国務長官のアントニー・ブリンケン氏に委ねられることになる。

サンフランシスコに本拠を置くカリフォルニア州北部地区裁判所のトーマス・ヒクソン判事は、「裁判所は、犯罪行為の存在に関する証拠を検討し、共謀およびマネーロンダリングの容疑を裏付けるのに十分であると判断した」と、EFEがアクセスした判決文の中で記している。

前大統領は、任期中（2001年～2006年）にブラジルの建設会社Odebrecht（オーデブレヒト）から3500万ドルの賄賂を受け取ったとして、2019年7月から同国で拘束されています。

調査

トレドは、いわゆるエコテバ事件に関与しています。エコテバ事件とは、ペルーの司法当局が「パナマとコスタリカに『オフショア』口座を持つ資金ルートを検出」し、その資金が不動産購入のためにペルーに渡ったという汚職事件です。

元大統領は、2019年7月にここ数年居住しているカリフォルニア州で逮捕され、裁判官が逃亡の危険性を評価したため、8カ月間刑務所で過ごしましたが、2020年3月にコビド19のパンデミックが発生したことで、ようやく刑務所を出て自宅謹慎の状況に移行することができました。

検察庁の調査によると、75歳の前大統領は、政府のトップであった頃、ペルーでのビジネス取引においてブラジル企業を優遇した見返りに、建設会社Odebrecht社から最大3,500万ドルを受け取っていました。

今回の判事の決定は、先週金曜日に行われた身柄引き渡しの審理からわずか4日後に行われたもので、元大統領の弁護団は、ペルー検察庁が行っている捜査において、2人の主な証人の明らかな矛盾や不整合に基づき、本件の却下を求めていた。

当初、今年初めに予定されていた身柄引き渡し裁判は、ペルーから送られてきた書類を確認し、翻訳するための時間を何度も要求した弁護団の要請により、何度も延期されました。

ウェルカム

アニバル・トーレス法務大臣は、米国のトーマス・H・ヒクソン判事が下した判決は、前大統領を国内で裁くべきだというペルー政府の立場を支持するものだと述べた。

また、行政機関の代表者は、この判決を受けて、前大統領が人身保護の申し立てを行うことも可能だが、その場合は「認められるかどうかを待つことになる」と述べた。

トーレス氏は、自身のTwitterアカウントでのメッセージで、政府は「ヒクソン判事の判決を歓迎する」と述べました。

この決定は、「トレドを引き渡してわが国で裁判を受けられるようにするというペルー国家の立場を支持するものである」とトーレスは述べた。

ファクト

アレハンドロ・トレド元大統領は2017年から米国に在住しており、ペルー政府はその2年後に同氏の引き渡しを要請していた。

原文：
HALLARON PRUEBAS SUFICIENTES QUE JUSTIFICAN MEDIDA
Justicia de EE. UU. decide que Toledo es extraditable
Es un respaldo a la posición del Estado peruano, señala ministro Torres.
 
29/09/2021 La justicia de Estados Unidos decidió que el expresidente Alejandro Toledo, acusado de corrupción, puede ser extraditado al Perú, al haber hallado pruebas suficientes que justifican esta medida.
Con el visto bueno de la justicia estadounidense, dependerá ahora del secretario de Estado de EE. UU., Antony Blinken, tomar la decisión final sobre si se extradita al exmandatario peruano o no, tras un proceso que ha durado más de dos años, informó la agencia EFE.

“El tribunal ha considerado las pruebas sobre la existencia de un acto criminal y las considera suficientes para apoyar las acusaciones de conspiración y lavado de dinero”, escribió en su resolución –a la que tuvo acceso EFE– el magistrado Thomas Hixson, de la Corte del Distrito Norte de California, con sede en San Francisco.

El exmandatario se encuentra detenido en ese país desde julio del 2019, como acusado de aceptar un soborno de 35 millones de dólares de la constructora brasileña Odebrecht durante su mandato (2001-2006).

Investigaciones

Toledo está involucrado en el llamado caso Ecoteva, una trama de corrupción en la que el Poder Judicial peruano “detectó una ruta de dinero con cuentas ‘offshore’ en Panamá y Costa Rica”, que llegaron al Perú para la compra de inmuebles.

El expresidente fue detenido en julio del 2019 en California, donde ha residido durante los últimos años, y estuvo ocho meses en prisión al apreciar el juez un riesgo de fuga, aunque finalmente pudo salir de la cárcel y pasar a una situación de arresto domiciliario en marzo del 2020, con el estallido de la pandemia del covid-19.

Según las investigaciones de la Fiscalía, el expresidente, de 75 años, habría recibido hasta 35 millones de dólares de la constructora Odebrecht a cambio de favorecer a la empresa brasileña en sus negocios en el Perú, cuando aún era jefe del Gobierno.

La decisión del magistrado llega solo cuatro días después de que el pasado viernes se celebrara la vista de extradición, en la que la defensa del exmandatario pidió que se desestimara el caso con base en las aparentes contradicciones e inconsistencias de los dos principales testigos en la investigación que lleva a cabo la Fiscalía peruana.

El juicio de extradición, inicialmente previsto para principios de este año, fue pospuesto varias veces siempre a petición de la defensa, que de forma repetida solicitó más tiempo para revisar y traducir los documentos enviados por Perú.

Reciben con satisfacción

El fallo emitido por el juez estadounidense Thomas H. Hixson, representa un respaldo a la posición del Estado peruano, para que el referido expresidente sea juzgado en el país, señaló el ministro de Justicia, Aníbal Torres.

El representante del Poder Ejecutivo dijo también que, tras el fallo, el exmandatario puede plantear un habeas corpus, pero, en ese caso, “estaremos a la espera de si es admitido o no”.

En un mensaje difundido vía su cuenta en Twitter, Torres indicó que en el gobierno “recibimos con satisfacción el fallo del juez Hixson”.

Esta decisión “respalda la posición del Estado peruano sobre la extradición de Toledo para que sea juzgado en nuestro país”, dijo el ministro Torres.

Dato

El expresidente Alejandro Toledo reside en Estados Unidos desde el 2017, y el Estado peruano solicitó dos años más tarde su extradición.