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(剣盾S10使用構築)熊始動低速エンジン(瞬間164位、レート1890 9/15時点)

・構築記事を書こうとしたきっかけ・
この構築の軸が上位帯で理解、対応され始めたと感じた時にとある有名な実況者様が良く似た構築を世に上げてしまい、動き辛くなったため。供養。

・コンセプト

スカーフ水ウーラオス+クッション2枚。対面操作技や対面時の圧力を利用し有利を広げて勝つ。

・構築の経緯

1. 発想はs8のくろこさんのスカーフエースバーンの初動から。https://shar965.hatenablog.com/entry/2020/08/02/084645

今期はウーラオスが同じような圧力と、サイクル負荷性能を持つと考え組み始めた。キョダイ個体で使っていたが、ギルガルド対面くらいでしか利点を感じないので通常個体で使う事を勧める。レンタルは通常個体にしておく。

2. 環境の中心に蔓延るパッチラゴン、ウーラオスへの安定した引き先として残飯ニンフィアを起用した。アシレーヌも試したが、パッチラゴンと対面した際に電気技が怖すぎて引けないので採用しなかった。

3. この2枚ではアシレーヌが怪しいので、後出しからアシレーヌを捌け、裏にも圧力をかけれるhdモロバレルを採用した。この3匹がベースになった。

4. この3枚ではややパッチラゴンに薄いので、サイクルの繋ぎとパッチラゴン、アシレーヌに抗えサイクル性能の高いヒートロトムを採用。受けにも強い点も評価した。更に、ノーマルの一貫と電気の一貫を切れるポケモンとしてシロデスナを採用した。最後に、サイクルの立ち回りが出来ない際に対面で強く、切り返しができるポケモンを探していろいろ試した結果、ジュラルドンを採用した。こいつは要検討。

・ポケモン解説

1.ウーラオス(れんげきのかた)

陽気 as252 d4 ふかしのこぶし 

持ち物:こだわりスカーフ

インファイト/水流連打/雷パンチ/蜻蛉返り

構築の要。こいつで始動して、こいつにダイマを切り、こいつで締める事が多かった。初手に投げてだいたい蜻蛉してた。水流連打を打つ場合、相手にナットレイ、クリムガンなどの接触時に何かしてくる特性を持ってるポケモンがいるなら注意が必要。初手のウーラオスミラーやパッチラゴン、アシレーヌ、ロトム…様々な対面で蜻蛉が安定となる。有利時にインファイトか水流で突っ込むと、相手がスカーフ持ちのダルマやヒトムならあっさり狩れる事も多々あった。初手でポリゴンzと対面した場合、ポリゴンz側は大抵たすきやヨプを持ってたりダイマで突っ込まれる、或いは即引きするのでインファイトで突っ込むと逆に狩られる恐れがある。注意。ウーラオスをダイマを切ることでナックルを積んで裏まで貫く、ワームで相手のcを下げる事で打ち合いに強くなるなどダイマしても普通に強かった。化け物。

2.ニンフィア

穏やか h244 b252 s12 特性;フェアリースキン

持ち物:食べ残し

ハイパーボイス/あくび/守る/瞑想

構築の要2号。主な仕事は相手をぐちゃぐちゃにすること。ほぼ誰にでも投げれるクッションと化してた。アシレとはあくびがある点、電気が等倍な点で差別化できる。あくびで隙を作り、守るでダイマ枯らしや体力調整をする。一貫があれば瞑想で相手を起点にして、そのまま貫く事も多かった。ダイマしてミストフィールドを貼る事で、起点にする際に状態異常を防げるのが偉かった。また、陽気パッチラゴンのアイテム無しはりきりでんくちを確定耐えするほどの耐久があるので、切り返しのダイマポケモンとしても使えて非常に強力だった。s振りは60族のミラー意識で、そこそこ役に立った。

3.モロバレル

穏やか hd252 b4 再生力 持ち物:ヘドロ

胞子/毒毒/ヘド爆/ギガドレ

フェアリーを止めるキノコ。主な役割はアシレーヌだが、非常に耐久が高いので腐る事はあまりなかった。毒は、胞子を読んでくる相手や耐久ポケモンやクッションで胞子を受けようとする相手に有効だったり、毒のおかげでTODに持ち込めたりするのがよかった。ヘド爆はクリアスモッグと選択だが、ヘド爆にすることでアシレーヌの1瞑想身代わりや交代先に毒を入れられたり、アシレーヌが瞑想から入ってきた場合毒を入れた瞬間にキノコで詰むので安定択を取りながら3割を押し付ける事が出来るのが強かった。パッチラゴンと対面すると、大抵のパッチラゴンがサンダーを打ってくるのでそれを読める点、水ウーラオスへの圧力の強さも良い点だった。困ったら胞子で対応出来る他、マリルリには草食のケアができて、特殊ならガマゲロゲを後出しから、物理でも対面から胞子→ギガドレで完全に止めれるのが強かった。たまにダイマさせるが、最低限の火力はあった。

4.ヒートロトム

控えめhc252 余りd 持ち物:突撃チョッキ

ふゆう

オバヒ/放電/ボルチェン/悪の波動

上記の3枚のうち、どれか投げづらいと感じた時によく選出された万能駒。ついでに地面の一貫を切れる。負荷をかける火力が欲しかったので控えめhcにした。途中までメガネで使っていたが、リザードンへのケアが鬱陶しく感じた点、ウーラオスを投げれない場合に意外とこいつにダイマを切る点から、特殊に厚くなるチョッキに変えたところ、リザードンはもちろんアシレーヌにも抗えるようになってよかった。また、謎の環境操作によりゲンガーやキュウコンが増えたが、キュウコンを完封しゲンガーとも打ち合えるのでよかった。ダイマアシレーヌには死に出しからダイバーンを連打すると、ダイマが切れた後に電気技で倒せる。悪の波動はダイアーク用でもあったが、後述するギルガルド意識でもある。また、チョッキを持たせる事でトリックのケアを雑に行える点からオーロンゲに強くなれる点も良かった。ボルチェンで対面をコントロールできる上に、パッチラゴンと対面した場合でも相手はほぼ龍技しか打ってこないので容易にニンフィアに引けた。ダイジェットだったとしても、ニンフィアの守るを絡めてダイマターンを枯らせる上に、ニンフィアがダイマを切ればパッチラゴンを切り返せるので展開も良くなる。放電を採用してる理由だが、放電は3割を相手に押し付ける最強の電気技だと思ってるので10万にはしていない。連打してるだけで圧力がかかるのが本当にやばい技だと思う。自分はやるけど相手にはやられたくない。

5.シロデスナ

図太い h244 b252 d12 持ち物:ウイのみ

みずがため

シャドボ/熱砂/すなあつめ/ステロ

すなあつめは自己再生のような技で、シロデスナの専用技。これときのみを合わせると、対面からパッチラゴンのドラグーン2発を受ける事が出来る。相手の火力によっては、ジェット+ドラグーンを耐えることも可能。更に、ポリゴンz、ホルードに対してもノーマルの一貫を切れるので強い。ここまで聞くと強そうだが、両ウーラオスやマリルリ、アシレ、ゲロゲには逆立ちしても勝てない。主な仕事は構築に電気、ノーマルの一貫を作らせないこと。強いポケモンに対して後投げして択に持ち込んだり、ダイマを枯らす動きや暇な時にステロを巻くなど、ステロ巻きの仕事もこなす。特性は飾りなので、砂がくれでも問題ない。ガラルサニーゴやドヒドに対して弱点をつけたりもするので意外と受けにも仕事できた。ただ水や草が相手に多いと選出はしにくいので、あまり出してはあげられなかったが、出した時はしっかり仕事してくれた。熱砂は熱湯と同じで、3割で焼ける点が強く、相手が安易にマリルリやウーラオスに引けなくなる点がよかった。3̶割̶を̶押̶し̶つ̶け̶て̶ば̶っ̶か̶だ̶な̶。

6.ジュラルドン

臆病cs252、余りd…だったはず

持ち物:襷 特性 ライトメタル

竜星/ラスカ/ミラコ/ステロ

要検討枠。サイクル選出が難しい場合に、対面的な動きが出来るポケモンが欲しかったのでいろいろ試した結果、優秀な耐性と火力、技範囲を持つこのポケモンにした。ウーラオスの水流連打を半減に抑えることが出来る点、パッチラゴンより速い点、フェアリーに大きな隙を見せない(舐められない)点と火力を評価した。ミラコは初手や死に出しでリザ、ポリzと対面した場合に切り返すための枠。10万でも良い気はする。パッチラゴンには竜星で切り返しが可能な他、こいつにダイマを切っても強い点やステロを覚える点を評価した。最低限ステロが撒けるのは大きく、フェアリーにも鋼が刺さるため出した時は必ず仕事をしてくれた。

・立ち回り

細かい説明はいらないと思ってるが、改めて簡潔に纏める。水ウーラオスで圧力をかけ、水ウーラオスを通して詰める。おそらくスカーフダルマやスカーフエースバーンとほとんど同じ使い方でいい。水流連打は襷を貫通する点が非常に偉かった。引き先のポケモンも何かしらサイクルを有利に進める技があるので、有利を維持しやすい。不利になったとしても、状態異常を絡める事で五分以上に持ち直せる一方、火力がウーラオスに依存しがちなのでウーラオスを捌かれると時間がかかる。とはいえ他のクッションも火力は高いので、攻め手が無くなるという程ではなかった。ただし、スカーフだからと調子に乗ってウーラオスより速いポケモンに奇襲され、早々に失うと一気に苦しくなる。しっかりとケアは必要。この構築はサイクルを繰り返すので、有利な読みがしやすい点、安定行動だけでかなり鬱陶しい動きが出来る点が強みだと思ってる。数的有利を取るとそのままTODに持ち込む事も可能で、それにより相手から無理に動かさせる事が出来るのも強かった。

・苦手なポケモン

1.残飯ギルガルド、ナットレイ

こちらからの詰め手がヒートロトムかウーラオスでのごり押しに限られ、ニンフィアはあくびを透かされれば何も出来ず、ジュラルドン、モロバレルは有効打がなく、シロデスナはシャドボで痛手を負う最悪のポケモン。ヒートロトムやウーラオスで積極的に削る為の読みや行動が必要になる。ナットレイは寄生木やステロが痛く、鉄壁をされるとウーラオスでは詰めれなくなるのでかなり嫌な相手だった。

2.身代わり持ちドヒドイデ

ドヒドイデはモロバレルで誤魔化す事が多く、ヒートロトムは後投げしにくいので身代わりされるとほぼ負ける。

3.読めないラム持ち

あくびループをしてる際に積み技を覚えるポケモンが出てきた場合やダイマでフィールドを貼りにくる動きをしにきてる場合はある程度ケアが効くが、突然キョダイゴクエンやジェット、すいすいでストリームを打たれると裏によっては崩壊する。ケア出来ない際にラム持ちが積み技を積んできても同じことが起こる。今期は今後ラム持ちは増えると思うので、気をつけてほしい。

・レンタルパーティー

*レンタルパーティーは記載無く消される場合があるのでご注意下さい。

Twitter @spider_28_

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