制作タイプ診断 結果の見方

制作タイプ診断の結果の見方です。
★2023/10/24深夜:加筆しました
★2023/10/25:微加筆しました(盾クラス剣クラスの補足、全分類の正確なパターン数の追記)


診断の概要

・20〜40ページの漫画を描く場合を想定
・セリフの考え方、制作期間、下描き(下描きを省略する場合はペン入れ)前までの作業方法を分類

①制作スタイル診断


セリフの考え方と制作期間を診断するものです。
結果は4パターン。

②と合わせて見る前提で作ってます。
本当は一つの診断にするつもりでしたが、分岐がとんでもない数になってしまうので分けました。

Q:2問答えただけで診断されたんだが?
→はい。全体の分類の一部を切り出したものなので2問しかありません。占いみたいなものだとお考え下さい。
②の作業タイプ診断と合わせて結果をみると傾向が分かって面白いかもしれません。お気軽にやってみてください。

②作業タイプ診断


下描き(下描きを省略する場合はペン入れ)前までの作業方法を分類するものです。
結果は35パターン。

点数式で作ったものを唸りながら無理矢理チャートにしたのでフローチャートはぐちゃぐちゃ。
結果だけご覧下さい。

Q:当てはまる選択肢がないんだが?


→下描き以降の作業に全振りする「無属性/蜃気楼」タイプかもしれません。
下描き(または下描きせずいきなり線画作業)しながら頭の中のイメージを思い付くままに描いて完成まで持っていく場合は、プロットなし、ネームなしの選択肢を選ぶことになると思います。
本番の絵を描き始める前にテーマや描きたいシーンのイメージスケッチを少しでもメモするなら、風タイプや光タイプになるかと思います。
選択肢を改めて読んでみて、近いものを選んでみて下さい。

※それでも全く当てはまらない!という方は、私の想像を超えているのでどんなやり方をしているのか是非教えてください。新たな分類ができるかも。


作業タイプ診断の結果の見方

全体の説明は画像参照。詳細は次の項目へ。

この診断で何が分かるの?


本番(下描き、線画)に入る前までの下準備をどんな方法でどのくらい整えたいのかが分かります。
 
①「文字」を使った整理と「絵や図」を使った整理、それぞれどのくらい整理したいのか。
②下準備全体の作業量が、他のタイプの人と比べてどのくらいに位置するのか。
③「文字」での整理と「絵や図」での整理のどちらに重きを置いているか。その偏り具合。(バランス)
 
 

①プロットタイプとネームタイプ

プロットの作り方とネームの作り方について、それぞれ5つのタイプに分類しています。
作業量が多い方から、4点、3点、2点、1点、0点と点数化していて、
例えば、プロットタイプが議事録型であれば3点、ネームタイプがイメージ型であれば1点といった具合です。
プロットタイプの点数とネームタイプの点数を足した数字が全体の作業量(作業レベル)です。
 
プロット:議事録型(3点)
ネーム:イメージ型(1点)

→この場合、作業レベルは3+1で4点となります。
 
これに加え、プロットタイプが「脚本・小説型」もしくは「議事録型」で、且つ、
「プロットの時点でページ割り、コマ割りを詳細に決める」タイプの場合には、全体の作業点数に1点プラスします。(補正値)
補正ありなら盾クラス、補正なしなら剣クラスになります。
(プロットタイプがポイント型、イメージ型、虚無型の場合、自動的に剣クラスです)
 
プロット:議事録型(3点)
ネーム:イメージ型(1点)
補正:あり(1点)
→作業レベルは3+1+1で5点
 
 
 
 
 

②作業レベル


全体の作業量は、10タイプで分類しています。
 
9点→氷河:文字でも絵・図でも下準備する度MAX
8点→吹雪
7点→氷
6点→雪:30pくらいの漫画の場合、この辺が最頻値と予想
5点→水
4点→霧
3点→雲
2点→風
1点→光
0点→蜃気楼:文字も絵・図も準備しない度MAX
 
 
例えば全体の作業量が5点の場合、「水」タイプに分類されます。
同じタイプの人は「下準備全体の作業量が自分とだいたい一緒」ということになります。
 
 

③属性


「文字」で整理したい気持ち度「絵や図」で整理したい気持ち度のバランスを判定しています。
 
プロットタイプの点数からネームタイプの点数を引いて、
 
答えがプラス→「文字」で整理したい気持ちの方が強い傾向
答えがマイナス→「絵や図」で整理したい気持ちの方が強い傾向
答えがゼロ→どちらも同じくらいのレベルで整理したい傾向
 
です。
 
文字で整理したい気持ちの方が強い場合、「線属性」
絵や図で整理したい気持ちの方が強い場合、「空間属性」
どちらも同じくらいのレベルで整理したい場合、「無属性」
と分類しています。
 
 
プロット:議事録型(3点)
ネーム:イメージ型(1点)
の場合、
 
3点-1点=プラス2点 なので、「線属性」です。
 
また、符号(+ or -)の後ろの数字は「属性レベル」となります。
要は、一次元表現(線的表現)で整理したい気持ちと二次元表現(空間的表現)で整理したい気持ちにどのくらい差があるか、がこの数字に表れます。
 
この例で言えば、符号の後ろの数字は「2」なので、属性レベルは「2」となります。
属性レベルは4がMAXで、数字が大きい程属性傾向が強く、プロットとネームの作業量の差が極端で、数字が小さい程プロットとネームをバランス良く作業する傾向にあります。
 
 
例えば同じ「水」属性(作業量が同じ人)でも、属性レベルが「1」の人と「4」の人では、かなりプロットとネームの作業バランスが違うと思います。
 
 

「わかんない!どう見ればいいのか簡単に説明して!」



フォロワーさんと自分の診断結果を比べた時、
 
属性が一緒  → プロットとネームのどちらを重視するかが一緒
タイプが一緒 → 下準備全体の作業量が一緒
属性レベルが一緒 → プロットとネームの作業バランスが一緒
 
ということです!
 あとはやはり分布図を見て頂くのが視覚的に分かりやすいかと思います。
(分布図は目次から「作業タイプ診断の結果の見方」に飛んで下さい。画像を貼ってます。)

この診断の活用案


漫画制作におけるお悩み解決の一助になるかもしれません。

<例>

悩み:「作業量が多くてなかなか完成させられない」
→同じ属性で作業レベルが一つ下のタイプの人のやり方を参考にしてみる。

悩み:「線属性の属性レベル2だけど、下描きで悩むことが多い」
→ネームタイプを一段階上げてみる。同じ属性レベルの人の作業を参考にしてみる。

悩み:「空間属性の属性レベル3だけど、話がなかなか完成しない」
→プロットタイプを一段階上げてみる。同じ属性レベルの人の作業を参考にしてみる。

悩み:「爆速で脱稿したい」
→作業量が多いタイプで爆速で脱稿したい方は、同じ属性の「風」「雲」「霧」タイプあたりの人の作業を参考にしてみる。(下準備を減らしてみる)
※「光」と「蜃気楼」は極端に作業量が少ないため下描き以降の作業方法が真似しにくいと想像。

逆に下準備の作業量が少ないのに脱稿まで時間がかかってしまう方は、自分より作業レベルが高いタイプを参考にしてみる。(下準備を増やしてみる)


こんな感じでしょうか。
作業方法について相談するなら、同じ属性&同じベース(調整ベースor憑依ベース)の人の方が話が合いやすいと思います。

同じタイプの人同士or正反対のタイプの人同士の対談とか聞きたいですね。


制作スタイル診断の結果一覧

それぞれ制作スタイルはこんな感じではないでしょうか

調整ベース / 賢者型
・余裕を持って計画的に実行する
・自分の作業ペースを把握しており、無理の無い範囲の締め切りを設定する
・計画に遅れが出てもきちんと調整する
・健康第一、無理をしない

調整ベース / 限界型
・無茶な計画を立てる(堅実な計画を立てたはずが破綻する)
・自分の作業ペースの限界に挑む
・最初から割増入稿を前提としている
・「あと24時間あるからいける」

憑依ベース / 賢者型
・じっくり"機"が来るのを待つ
・降りてきてから余裕を持って締め切りを設定する
・描きたいものがある時に原稿をする

憑依ベース / 限界型
・まだ降りてきてないけど降りてくる前提で近い締め切りを設定する
・「明日までに降ろさないとやばい」


制作スタイルと作業タイプにもある程度相関がありそうです。
ちなみに制作スタイルと作業タイプを合わせると、診断結果のパターンは全部で140パターンになります。

自分と同じ・似たタイプや、正反対のタイプの人の結果を見て「わかる~!」「なぜそれで完成させられる…」など思いつつお楽しみ頂ければ嬉しいです。

何かの参考になればいいな。良い創作ライフを!

(そのうち全分類(140パターンはしんどいので作業タイプ35パターン)にコメント書きたいです。その場合はnoteに追記します。)


結果記入用テンプレート


センスなくて申し訳ないですが、
良かったらテンプレお使いください


見本 こんな感じで記入してみてね




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