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本を読むのは人に会いに行くため

物心ついたころからさみしくなると本を開いていた。

作者の話す声を聞くために。

かつてその人にもそんな経験があったのかもしれない。

わたしと同い年の同僚はこう言う。

本を読むのは人に会いに行くのと似てるよね、と。

彼はときに強い孤独を滲ませる。
なにかを失った経験のある人特有の。

人生の目標を失ったとき
人はいろんなことをする。

信頼のおける誰かに相談する
ふさぎこむ
いろんな解決策を考える
本を開く

彼もわたしも内面を話さないのか話せないのか
本の中で孤独を癒した人間なのかもしれない。

わたしは冬の終わりに長年携わってきた役割を失った。

役に立てなかったからかといまだに考える。

そんなときこの本に出会った。 

そしてまた、人生での課題に気づいた。

本の紹介には確かこんなことを書いていたと思う。

転職や就活を考えている人、仕事に悩む人に読んでほしいというようなこと。

口コミには一生に一回は読むべきだと書いてあった。

もともと、尊敬するnoterさんの記事で  

同じ作者の書いた「運転者」を読んだことから

見つけた今回の本。

主人公は大学生で就活中の男性。

わたしとは性別も年齢も生きてきた環境も違う。

だけど、主人公が壁にぶつかる姿に今の自分が重なった。

これ以上は詳しくは言えない。

これから読む人に

物語に没頭してほしいから。

このnoteを思い出してほしくないから。

この物語には、どうか先入観なく

ひとりで入ってほしい。

そうして作者と一対一で向き合う読書も

時にはすすめたい。

読書の時間は孤独じゃない。

すべてを失ったときも

じわじわと冷えるようなかなしみの中でも

物語の中は優しい。

連休の終わりはこんな記事となりました。

読んでいただきありがとうございました。


あつろうさんのサークルに参加しています。
あつろうさんは読書の素晴らしさを多くの人に伝えるために活動されています。

今回紹介した本を読んでる最中、
登場人物と年齢は同じくらいなのかなあと
あつろうさんを思い浮かべていました。

夢に向かう姿がとても似ているのです。

このサークルに来たら、まだ知らない本に出会えます。
自分の使える時間は限られているけど、ここで読みたい本をさがす時間はほんの少ししかかかりません。

もっとたくさんの読書好きの方にこのサークルが知られるといいなあ。

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