見出し画像

情報は自分から取っていく

私たちは、何かこう、権威や実権のある人が言ったことに疑いもせず従う、言い方を換えれば、正しいことを知っていそうな人から言われたことを鵜呑みにする傾向がないでしょうか。

最初から真向否定しなくてもいいのだけど、違和感を感じたときにはそれが正しいのか情報を取って自分で検証するのってすごく大事だと思うんです。

今日は、そんなことを改めて実感した出来事について。


いつまでも治らない病気

2年ほど前から、耳鼻科と呼吸器内科にずっと通っています。

鼻水・鼻づまり、そして止まらない咳。
途中からは嗅覚障害も起こり、においが全く分からない。
何度もブリ返して改善する気配がありませんでした。

薬を飲み続けていれば、多少はいい。
でも、一時的に症状を抑えているだけで、根本的な解決になっていると思えませんでした。

耳鼻科で治らない理由を聞いた答えは
「体質だから」

呼吸器内科で言われたことは
「体質は変えられない」

それなら食生活を変えてみようと、発色剤入りの加工肉を買うのやめてみたり、米粉パンを作ってみたり。
(今思うと、方向性がまるで違う 笑)

夫が某予防接種についていろいろ調べていたので、その後遺症じゃないかと疑ったり。

もしかしたらスピリチュアル的な意味があるんじゃないかと探ってみたり。
(言いたいことを我慢してる人は咳が出るとかそんな内容)

でもさ、長い人生、今までそうじゃなかったものが”体質”となって、もう変えられない、なんてことあるの?

納得できないまま、モヤモヤした日々を過ごしていました。

自分でも調べてみる

でもある日、私は思いました。

やっぱり健康になりたい、と。

・鼻が圧迫感を感じるくらい詰まっていて、かつ、鼻水も出てくるので、物事に集中することが難しい。息苦しい。

・においが分からないので、料理を楽しめなかったりアロマなどの良い香りを嗅いでリラックスすることができない。

・咳が出るので、人に会ったり人前に出ることがためらわれる。

近年、ウェルビーイングを学んできて、心身の健康は幸福度に繋がるということを実感しています。

今の私は、不幸せではないけれど、原因も分からずただ我慢して、心地よく幸せに生きているとは言い難い。

そこで、自分で調べてみました。
鼻の症状と、咳の症状が、連動するような病気はないかと。

そしたら、出てくる出てくる。

副鼻腔炎と気管支炎の関係性。
そして「好酸球性副鼻腔炎」という初めて目にする病名。

好酸球性副鼻腔炎は、難病に指定されている病気。
もしこれだったら、日々何となく薬を飲んでいても治りそうにもない・・・

調べれば、こんなに情報あったんじゃん。

総合病院の耳鼻科にかかり直し、CTを撮ったら、
すぐに先生の口から「好酸球性副鼻腔炎の疑いあり」との言葉が出てきました。

耳鼻科で何度もレントゲン撮って、副鼻腔炎ですねと言われてきたのに、なぜこれを疑ってもらえなかったのだろう・・・がっかりしました。

でも、自分が先に情報を取っていれば、私の症状、これに該当しませんか?と聞くことができたはず。

もし、もっと早く知っていれば・・・

内科の紹介状も用意するように言われ、通っていた呼吸器内科に行きました。

受付で紹介状作成をお願いしたら、カルテを見た看護師さんの口から、
「好酸球性副鼻腔炎のことですか?」と。

一瞬、あれ?なんで知ってる?と思ったけど、ハッしました。

呼吸器内科の先生は、既にその病名をカルテに書いていたのです。

でもその疑いについて、私に説明は一切していませんでした。

「経過観察中」だったのかもしれませんが、こちらも、私がもし先に情報を取っていたなら、もっと早く具体的な相談をして、総合病院での総合的な治療を開始できていたかもしれません。

違和感をそのままにしない

この一連の出来事は、私に
「情報は自分から取っていく」という教訓を与えてくれました。

与えられた情報が全てではないし、自分が求めているものは別のところにあるかもしれない。
違和感を感じるのであれば、なおさら。

もちろん、正解が一つとは限らないし、人によって正解が違う場合もある。
だから正解を追求するというよりは、自分にとって納得のいく答えを模索することが必要なのかもしれないですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?