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私と『カヴネル・レビン』というキャラクター

◎前日(12/23)の記事はこちら↓

表:『強者になれなかった貴方へ』
(著者:卜部卜伝さん)
裏:『独ソ戦からひも解く定期更新ゲーム』
(著者:ウェルさん)
鶏:『定期更新ゲームちゃん』
(著者:ちゃうねんさん)

はじめに

はじめましての方ははじめまして。そうでない方はこんにちは、またはこんばんは。スフィアロードと申します。本日はクリスマスイブですね。

こちらは筆者である私が参加しているイベント
『定期ゲ・裏 Advent Calendar 2019』24日目の参加記事となります。
定期ゲ(定期更新型オンラインゲーム)がテーマになるのですが、この記事では主に私自身と自作のキャラクター(いわゆる「オリキャラ」ですね)にまつわるエピソードを語るという超個人的な内容となっておりますが、そのあたりをご了承して読み進めていただければ幸いです。


そもそも「定期ゲ(定期更新型オンラインゲーム)って何???」となっている方はこちらの記事を先に読んでいただくと、より理解が深まるかもしれません。

『ゼロから始める定期更新型ネットゲーム』
(著者:しろつめくささん)
『Q: んで、結局その「定期更新ゲーム」ってのは何が面白いの』
(著者:ちゃうねんさん)

『カヴネル・レビン』というキャラクターとは

まずは記事の主役である筆者のオリジナルキャラクター、
カヴネル・レビン』についての紹介から始めましょう。

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身長170cm、初期設定時点では22歳。
『ドラグーン』というドラゴン型のロボットに乗って飛び回る空の傭兵(画像1枚目)で、現在(AP制ゲーム『Story of Lost Artifact』時点)はその『ドラグーン』を模した鎧を身に纏い、異世界の大地を旅する冒険者(画像2枚目)です。

男勝りな口調で一人称も「オレ」ですが、女性です。

ここからは基本的に、彼女のことを「カヴさん」と呼称します。
よくそう呼んでいるので。

プロローグ:「カヴさん」が生まれたきっかけ

今や筆者の看板キャラの座を持つほどに成長したカヴさんですが、そんな彼女がキャラクターとして生まれたのは、たった1年と半年前。

それは2018年の初夏、定期ゲ『Mist of War(通称:霧戦争)』5期の開始告知が目に入った時のこと。
当時の筆者の脳内はというと……。

「前作の『四城半(四城半魔王城)』ではプレイ感覚がイマイチつかめなかったんだけど、霧ゲ(早瀬六藻さん製のゲームの略称)の代表作みたいだし、前からなんとなく気になってたから少しだけ触れてみようかな……。」

いわゆる「ロボットゲー」。今まで全く馴染みのなかったジャンル。しかしどんなゲームも、自分に合うかどうかは遊んでみるまで分からない……。

それでも、物は試しというものです。迷いながらも私は霧戦争への参加を決めました。

しかし、定期ゲをプレイするにはオリジナルのキャラクターは必須。
ゲームに合いそうなキャラクターを考えようとするも、今までいわゆる中世~近代の西洋ファンタジー系の世界観をメインに創作をしてきた筆者にとっては、ロボットゲー向けキャラクターの作成は難題となり……。

筆者は「三度の飯より」というほどのドラゴン好き
そして霧戦争の作中に登場し、プレイヤーキャラクターと共に戦うロボット兵器『ハイドラ』の形は自由自在。

「そうか。ドラゴン型のハイドラを作ればいいのか!」

こうして機体の形は決まりました、が。肝心の操縦者……プレイヤーキャラクターの設定はまだ白紙。「このキャラクターを動かしたい!」という強烈なアイデアも特になく。

ましてや、霧戦争はロボットが主役なのですから、それを操縦するのはたいていは生身では戦闘能力を持たないであろうパイロット。

筆者はキャラクターを作る時は能力から組み立てるタイプなので、キャラクターの個性の引き出しを作るのに非常に苦労しました。

何かヒントが見つからないだろうかと、霧戦争のルールブックを斜め読み。
まずはハイドラの機体性能の指標となる「ステータス」の項目を読み、「機動力が高い機体が良いなぁ……。」と筆者は考え始めます。速い方がアクション映えしますからね。脳内で。
そして次に「機体状況」の項目を読んだ途端、すべてが決まりました。

『超加速状態』

そしてその内容は。

・超加速状態
機動力が一定のボーダーを超えた際に受ける特殊効果です。
攻撃時に追加で[衝撃]が1回以上発生するようになり、同時に連続行動が微増します
([衝撃]は武器特性参照)

衝撃…敵回避能力減少。自分の行動回数が少ないほど支援戦果

『Mist of War』5期ルールブックより

これだ!

こういうのがやりたかったんだ!!

ただでさえものすごく速いであろう上に敵の回避も落とせる!!
……神か?

ゲームでは多くの場合、スピードタイプのキャラはよく目立つ上に活躍しやすいことが多いです。
ただでさえ強いのに、そこへさらに「速いこと」を褒めてくれるかのようにボーナス効果までついてくる。これは達成するほかにあるまい。

しかしただ速いだけでは何もできない。
攻撃手段を決めたい。火器は何にしよう。
いくつかの選択肢の中で、特に格闘は機動力が高いと有利になるという記述を見たのでこれを採用。
格闘は飛行性能とも相性がいいとのことなので、飛行ユニットも買えたら積もうと決めました。
高速で空を飛べる戦闘機、カッコいいですしね。

こちらはキャラ登録からだいぶ後に上記の設定を元に描いた機体「ドラグーンT-L『ライトニング』」の絵です。

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そしてキャラメイクへ

……さて、ここまで長々と機体性能が決まるまでの経緯をダラダラ書いてきましたが、ようやくここでこの「素早く飛行して接敵する」ハイドラを操縦することになるパイロットの、キャラメイクを行うことになります。

まず、俊敏な機体の乗り手ですから、あまり暖かい草原で呑気に日向ぼっこを楽しむような性格ではなさそうです。
カップラーメンを3分待つのも苦手かも。

さらに、接近して行う格闘攻撃を主軸に戦うので、好戦的な一面を持つと解釈できます。

筆者、スフィアロードが創作する世界観では「火・水・風・土・雷・光・闇」の7属性の概念が存在していることが多く、キャラクターのイメージはここから取られていることが多いです。
たとえば「火+光=太陽」で、陽気で活発な性格、などなど。
素早いといったら筆者は「風・雷・光」のどれかを思い浮かべます。そしてここで、筆者はあることを思い出します。

「そういえば、7属性の中で雷はまだやったことないな……?」

雷はスピードと破壊力の両方の要素を持った属性。
稲妻のごとく空を飛ぶ機体。はい最高。
ちょうど霧戦争の攻撃属性にも電子属性があるので再現性も高い。
しかも結構強いし、弾薬費がかからないのが良かったですね。EN食うけど。

雷というのは激しく、眩しく、パワフルな属性です。
現実世界の神話でも「神の力」として描かれていることが多く、唯我独尊、傲慢で自身に満ちているイメージもありますね。

そうだ性別を決めよう(ここまで決まってませんでした)。
「オレ」の一人称が似合うキャラになってきたので、描き始めた頃は男性のつもりでデザインをしていたのものの、ここで筆者の心に魔が差した。

「この設定であえて女性だったら面白いのでは?」

こうして以上の要素がキャラクターデザインへ落とし込まれていき……

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初期デザインが完成。
髪型は当時「思いっきりチクチクしていて刺さりそうな感じ」つもりで描いたのですが、今はむしろ指通りがよさそうな髪質になっているんですよね。何故だ。

最後に、デザインよりもさらに重要な名前
デザインがなくともキャラクターの名前さえあればゲームは遊べるんです。
だというのに、これがなかなか決まらない。
そもそも筆者は今までまともな人間キャラを作ったことがなかったので、
人間の名付け方が分からないのである。
ただ、人間とはいえ属性の要素が入った名前にはしたい。

脳内辞書を開き、何か使えそうなものはないものかと探していると。
ここで筆者、再び思い出す。

カバラ的神秘思想より言い伝えられる、セフィロトの樹の頂点『ケテル』から『コクマー』→『ビナー』……と順に下へとなぞった時にできる稲妻のような線。これを「Kav(雷光)」と呼称する人もいる。

……使うしかないのでは?

さすがにそのまま人名として使ってしまうのはアレな気がしたので、少し捻ることに。
雷関係の言葉を調べている途中で「Levin」のワードを発見したしたので、姓はこれを採用。ちなみにレビン姓は実在するらしいですよ。
フルネームが決まったのは霧戦争登録直前の事でした。

こうして数多の紆余曲折の果てに、『カヴネル・レビン』は生まれました。

キャラクターのネーミングアイデアが浮かばずに困る人、多いと思います。
そんなあなたはこちらの記事を読んでみるのもありでしょう。

表11日目:『創作キャラクターの名前などについて』
(著者:神木せつなさん)


「使い捨て」のつもりだった

ここまで筆者が悩み抜き、好きな性癖を煮詰めてキャラクターを作ったのはいいものの、問題はゲームプレイへのモチベーションの維持。

『プロローグ』のところにもある通り、ロボットゲーという未体験のゲームのプレイ。キャラクターの設定通りのアセンブル(パーツの組み立て)ができるかどうか……などと筆者は不安でした。
「霧ゲ」参加は当時2回目であり、直前に似たシステムを持つ『四城半』をプレイした私にはなんとなく操作感覚が近いのかなとは思いながらも、四城半のメソッドを学びきれなったこともあり。いずれは途中でついてこれなくなって飽きてしまうのだろうと高をくくっていました。
それでも霧戦争への参戦を決めたのはある理由がありました。

「どうせ飽きてもキャラを殺せばいいんだし……。」

『Mist of War』にはいわゆる「キャラクターロスト」のシステムがありました。キャラクターが死んでいなくなるやつです。
とはいっても、当時は任意でロストの有無を決めることができるシステムでした。いざとなったらONにして、派手に散ってもらえばいい。なんて素晴らしいシステムなんだ。

そう考えながら登録後4回目の更新を迎えた頃。

今週はどうなったのやらといつものように自分の戦闘結果を見に行くと、
そこには索敵能力の不足が原因で壊滅していくハイドラたちの様子が。

頭が真っ白になりながらも、結果ページをスクロールし。
筆者が見たのは、機銃を回避し続けるカヴさんの姿。

あたかも私が課そうとしている死の運命にあらがうようにも見え、(これは筆者の妄想や幻覚といったものです)気付けば必死に彼女を応援してしまっていました。

この光景は何更新か撃墜されずに安定して戦闘できるようになったら死亡許容をしてみたい……という邪悪な願望を持っていた当時の私の心にグサグサと刺さり、むしろこの子は私しか生かしてあげることができないんだという自覚を持つことになりました。

筆者が霧戦争に入れ込むようになったのはそれからでした。

徐々に自分の理想に近いアセンブルができるようになり、参加当初にはなかった立ち絵も掲載し、1枚しかなかったアイコンもリメイクして4つに増設。僚機を組んでくれるプレイヤーさんも現れ、ロールの機会も増えました。

キャラクターとしての成長

カヴさんは第6回の更新を境に、急激な成長を遂げます。
ゲーム内での戦闘力の向上だけではなく、ひとりの「キャラクター」として、自らの道を歩み始めることになりました。

創作ではよくある「設定が生える」という現象です。

最初は「愛機である『ライトニング』と共に外の世界から残像領域(霧戦争の舞台)落ちてきた」「元来た世界も戦争の多い土地」などの出自設定がありましたが、ここから彼女の過去を掘り下げていきました。
そして……。

「PLとしては"似合うから"といってオレっ娘設定にしたけど、カヴさんはなぜ「オレ」の一人称を使っているだろう?」

「……憧れている人の口調を真似したからでは?」

一人称が「オレ」の女性キャラ、様々な理由付けが考えられますよね。
なくても素敵です。

そこから「身近な存在であるなら家族、慕っているならならお兄ちゃんかも……"同じでありたい"と考えているくらいなら双子かもしれない」と考え、結果双子の兄の存在が生えました。死んでました。

他にも閃いた設定はたくさんありましたが、すべて書き出すと相当長くなってしまうのでここでは割愛。

カヴさんの双子の兄である「トロバ・レビン」については、後に筆者が思わぬ苦しみを受け続けることになるのですが、これについては別の記事に書くことにします。

ロールプレイとゲームシステムの"同調"

アセンブルで試行錯誤を繰り返し、僚機との交流を重ねながら、
霧戦争は第10回目の更新を迎えました。
更新も残り半分の折り返し地点です。

ミッションDの相手は未確認機『レッドドラゴン』などの手強い面々です。

これまでのカヴさんはたびたび被撃墜を繰り返しており、撃墜されない戦い方も考えてはいましたが、所詮は『ライトニング』は紙耐久機体。どんなに回避力が高くても、当たってしまえば容易く落とされます。

そこで。逆に考えるんだ。

「撃墜されてもいいや」と考えるんだ。

霧戦争では特定の条件を満たした状態でAP(他のゲームでは「HP」にあたる数値ですね)が0になると「マシン・オーバーロード」と呼ばれる特殊な状態になります。
この状態では一定ターンが過ぎるか、他の味方が全滅するまで強引に戦闘を継続できるようになり、さらに機体の戦闘能力の一部が強化されます。

これは利用しない手がない。

ピンチになってからの一時的強化は大好物なので、マシン・オーバーロード用のロールと設定を作り、作戦は決行されました。

当時のキャラクターページと、戦闘結果はこちら

「竜の力を……思い知れッ!!」
『Mist of War』5期、カヴネル・レビンのマシン・オーバーロード時のセリフ

かくして作戦は大成功。
戦闘結果は7機撃墜、そのうちの2機が大物である未確認機『レッドドラゴン』という金星。
収入ランキングは上位30位(※)、他のカテゴリのランキングでもランクインしていることを確認してから、筆者は1ヶ月近く熱狂していました。

(※ランクインすると次回の戦闘開始時に機体名をアナウンスしてもらえるというおまけがついていました。)

戦闘とロール、両方の面で完全勝利でした。

そして……。

さらに時は経って第16回更新。
ついに夢の『超加速状態』を実現しました。

武器も新仕様となった『デュアルブレード』を新たに採用。
まさに『稲妻』のごとき活躍を見せてくれました。
なおこの後しばらくはEN枯渇で頭を抱えることになったのですが。

特殊な戦闘システム(※)『フィネデルシェロ』を解放するに必要な貢献度の積み上げ、4大企業の制裁予測に苦しみながら、フィネデルシェロによって可能な第三の意思表示――時空の転移を行う『転移許容』利用し、残像領域からの脱出ロールを試みました。

(※戦闘のスタイルのことで、これによって攻撃力や索敵能力、狙われやすさなどが変わります。特殊能力を持つものもあります)

……そして。運命の最終更新で、それは達成されました。

プレイヤーキャラクターと共に戦い、悩み、選択する。

ロールプレイとゲームシステムの"同調"。なかなか狙ってできることではありません。貴重な経験でした。


私の言いたいことの意味はおおよそこの記事がまとめてくれています。

鶏10日目:『“定期更新型ゲーム”による創作活動への強化因子と物語的意味』
(著者:しまんさん)


「霧の戦場」を乗り越えた先へ

その後カヴさんは空の傭兵を辞め、異世界の地を旅する冒険者へ。

AP制+定期更新型ゲーム『Cryst of Dream』

定期更新型ゲーム『百合鏡』5期

AP制+定期型更新ゲーム『Story of Lost Artifact』(β)

これらの3つの冒険を通して、カヴさんの物語はなお続いています。

その他『ゼロの城砦(ゼロ城)』にも11歳の姿でサブキャラクターとして登場していました。

画像5

11歳の頃のカヴさんです。かわいいですね(自画自賛)。
自キャラの幼少期の妄想は大変健康にいいとされています[要出典]。


このような「創作キャラクターのコンバート」については、こちらの記事にも詳しい解説がございます。参考までに。

裏5日目:『早川千尋に学ぶコンバート理論』
(著者:椎名 有夜さん)

まとめ

このように「なんとなく」で作ったキャラクターでも、ゲームを通してオーナーの情緒を激しく揺さぶり、愛着が湧く、ということがあります。

キャラクターをひとたびゲームの舞台に立たせれば、あなたのキャラクターはあなたの意思に応えようとするかのように行動します。
そうしたレスポンスの繰り返しを楽しめるのが、私が定期更新型ゲームやAP製ゲームを好む一因なのかもしれませんね。

特に「死」と「生」を意識できる環境であれば、なおいいでしょう。

ところで、2020年から定期更新型ゲーム『Gremlins Gift』が新たに搭乗しようとしています。こちらも霧ゲと呼ばれる、早瀬六藻さん製のゲームですです。

これまでの霧ゲとは違い、プレイヤーキャラである『グレムリン・テイマー』には一定確率によって常に死の可能性が付きまとっています。頻繁に死ぬ、というわけではありませんが、それによって死はより鮮烈に映り、生はさらに彩りを帯びることでしょう。私はそう考えています。

「より死と隣り合わせの戦いがしたい!」と望む大人のプレイヤーさん方は
AP制サバイバルゲーム『フタハナ』もオススメです。
デスゲームに興味のある方は、時々半ば突発的に開催されるこのゲームでバディを組んだり参加者と絆を繋いで、情緒を燃やしてみては?

もちろん「キャラクターが死ぬのが嫌!」という人は、キャラロストリスクのないゲームを遊ぶといいでしょう。

自分に合ったゲームを楽しむのが一番です。

あとがき

現在、カヴさんことカヴネル・レビンは、大好評開催中の
オリジナルキャラクター対戦ゲーム『ポーンさんがやった果てのヘレン7』にもAM側のキャラクターとして登場しています。(……ジレン?)

これは毎年末フリーゲームサークル『アンディ―メンテ』が開催しているゲームで、投稿されたキャラクターが2陣営に分かれ、動画内で6ターンの自動戦闘を繰り広げる、というものです。

公式サイトはこちら。

試合の様子はこちらのプレイリストから見ることができます。

『ポレン7』のカヴさんのキャラページはこちら

カヴさんは12/24日0時時点現在はまだ試合未登場ですが、
もし、この記事を読んで、彼女の戦いを応援していただけたなら。
これ以上の幸せはないです。

そして最後に、メリークリスマス! よいお年を!


◎翌日(12/25)の記事はこちら↓

表:『定期ゲのあるきかた ~デザイン概論編~』
(著者:25氏さん)
裏:『俺と海鮮丼と総括とお前』
(著者:25氏さん)
鶏:『神になろう! ~創作世界設定のススメ~』
(著者:ゆうさん)


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