実は怖くない!?フタハナバディ戦闘のススメ

◎前日(12/8)の記事はこちら↓

甲:『クエストノーツが楽しい』
著者:倉林さん

乙:『強者になれないPLが征く定期ゲー』
著者:うをのぞきさん


はじめましての方ははじめまして。そうでない方はこんにちは、
またはこんばんは。スフィアロードと申します。
ところで本日でデスハナ最終日から7ヵ月になりますね。

はじめに&注意事項

こちらは筆者である私が参加しているイベント
『定期ゲ・甲 Advent Calendar 2021』9日目の参加記事となります。

本記事はサバイバル型交流ゲーム『*フタハナ*』関するものであり、
「『*フタハナ*』でバディを組んだ状態での戦闘に対する
筆者の主観・感覚に基づく見解と解説」
が主な内容となっております。
この記事は『*フタハナ*』のシステムプレイを推奨したり、
ソロプレイ等の他のプレイスタイルを否定する意図はありません。

本記事の内容はすべて2021/12/09時点での情報です。
『*フタハナ*』の仕様は開催毎に改訂・変更されることがあります。
『*フタハナ*』のGMは詳細なデータを伴う攻略用の記事の作成を非推奨としているため、解説パートは主にバディを組んで戦闘することの
メリットとデメリット、並びにバディを組んで戦闘を楽しむための
ヒントと注意点について等を中心に語っていきたいと思います。

また、筆者はバディ戦闘を本格的に行ったのはデスハナ(2021年5月開催)からのプレイヤーであることをご了承下さい。

バディ戦闘、楽しいよ。

この記事を書くに至る経緯

デスハナを経験する前の筆者は、バディ戦闘に対していわゆる一種のアレルギーを持っていたようなものであり、本命の相手でもバディを組みっぱなしでいるのが恐ろしいと感じていました。

筆者のデスハナPCの「リディ・ブラックモア」。

そんな筆者に転機が訪れたのが、今年のGWに開催されたデスハナ回。
初キラーとなった筆者の参加キャラクター「リディ・ブラックモア」とバディを結成することになったのが、PL:狩猫氏のキャラクター「アロイジア・メーベルト」さん。

彼女とはいろいろありまして(すべて話すと記事が惚気に沈むため割愛します)、リディと良縁を結び一緒に戦闘をさせてもらうことになったのですが、幾度かの戦闘経験を重ねていく中で、
「バディ組んで戦うのは意外と怖くないかも……」とか
「バディと一緒に戦うのはこんなに楽しいんだ……」と思い至り、
この記事を書くきっかけとなりました。

バディ戦闘のメリット・デメリット

以下は「ソロ戦闘と比較した場合の、バディ戦闘のメリット・デメリット」
についての解説となります。バディを組んで戦闘を行った場合、
ソロ戦闘と比較すると以下のメリットが得られます。

メリット
1.被ダメージが減る
2.互いに異なるステータス、スキル配置、アビリティで戦える
3.バディアクションによる迅速なアフターケアが可能

1.被ダメージが減る

総合的に見て、バディを組むとソロよりも死ににくくなります。
これは2021年2月開催の「ノブハナ」から追加された仕様で、
Defence(防御力)が低くても、多少のダメージは耐えることができます。
「PA型」と呼ばれる、いわゆる高いPower(攻撃力)とAgility(敏捷力)を持つビルド。「PA型」は殺傷力は高いものの、その脆さによって鉄砲玉に
なりがちですが、バディを組むことでその生存力がある程度補われます。

2.互いに異なるステータス、スキル配置、アビリティで戦える

生存力向上の恩恵を受けるのはPowerとDefenceが高く、Agilityが低い「PD型」においても言えます。
Agilityが低い「PD型」は、戦闘から逃げたり、逃げる標的を追いかけるのが苦手です。
そこでバディにAgilityを高めてもらうことで、戦闘から逃げやすくしたり、
標的の追撃をしやすくする……といったことが可能になります。
前述の「PA型」であれば、自分よりもDefenceの高いバディに攻撃を受けてもらう、といったこともできます。
バディが『かばう』のアビリティ持ちであればなおよいですね。

3.バディアクションによる迅速なアフターケアが可能

ここ数開催のフタハナでは、『薬箱』などの回復アイテムの回復量が絞られており、薬品類の収集にAPとアイテムインベントリの枠を要するようになったため、戦闘などで傷ついても回復薬が足りない、あるいは拾いに行ける状況じゃない……といった事態も起こり得ます。特に序盤は。

そこで、バディアクションを使って自分やバディのHPを回復したり、
危険地帯からバディを抱き寄せて安全な場所まで退避することによって、
戦闘後のケアを安全に行えるようになります。

どれもとても便利な機能ですが、せっかくの"バディアクション"です。
使う際には、バディと何かしらのロールを交えてみるといいでしょう。

また、ここからはGM発表による仕様変更の情報になりますが、次回からは戦闘ログが戦闘の参加者以外の閲覧が不可能になる可能性があるため、今後はバディを組んだ状態で戦闘に突入することで、バディと一緒に敵のステータスなどの詳細な情報を得られるというメリットが新たに追加されることが予想されます。
ただし、同時にこちらの手の内も敵に晒すことになるので気を付けましょう。

このように、バディを組むことでソロにはないいくつかのメリットを
得られ、全体的に生存性が向上し死ににくくなります。
ただし、バディを組んでいても死ぬときは本当にあっさり死にます。
バディ戦闘は、ソロ状態と比べて絶対的に有利ということではありません。
むしろソロにはないデメリットもあります。だいたいは以下の3つです。

デメリット
1.ダブルキルされることによるゲームオーバーのリスク
2.望まないタイミングでの戦闘突入
3.戦闘回避がより困難になる

1.ダブルキルされることによるゲームオーバーのリスク

まず一番重要なことです。
原則フタハナでは、メイン画面やバディ画面、キャラリスト右に表示される『Flower』が1以上の状態であれば、バディアクションによって蘇生が可能ですが、HPが0以下の死亡状態では蘇生を含むあらゆる行動(例外的に、花畑になることは可能)ができないため、バディを組んだ2人が両方とも死亡すると再起不能になり、ゲームオーバーとなります。

フタハナの戦闘終了条件は、基本的に「ターンの終了時に、戦闘の参加者の内の誰かが死亡または逃走に成功する」ことです。

前述したメリットである「生存性の向上」もあり、ここ最近の開催では
ダブルキルはかなり発生しにくくなりました。
それでも運悪く同時に殺される可能性は、バディを組み続ける限り、必ず付きまといます。
実際デスハナ参加時の筆者も、片や死んでて片や『ラストスタンド』で食いしばっててHP1だった試合を経験しています(本当です)。

また、餓死や水没や毒や体温上昇・低下などの事故で気が付いたらバディ共々死んでいた、という可能性もあります。大規模魔術やナイフなどの自決用アイテムにも気を付けましょう。
事故が不安なら、離席前に一度バディを解除するのも手です。
(まだエンゲージしていないなら)

2.望まないタイミングでの戦闘突入

バディを組んでいる状態で戦闘に突入すると、
ペアになったキャラクターは両方とも、戦闘に強制的に参加します。
報連相は大事にしましょう。

3.戦闘回避がより困難になる

能動的に仕掛ける時もそうですが、襲われる側になった時も大変です。
バディが『飛行』や『デュエリスト』などのアビリティを持っていたり、
誰かを殺して血を被り[Blood]状態になっていると、
被襲撃リスクが上がります。襲われればバディも当然巻き込まれます。
気を付けましょう。

エンゲージ状態での戦闘について

初期状態から支給されている、
バディと永遠の絆を結ぶことができるアイテム『エンゲージリング』
第2回異能ハナ(2021年9月)からは登録時の質問で入力した
「あなた(キャラクター)が咲かせる花」に応じた花の装飾の描写が増え、話題になりました。

第2回異能ハナからはソロ状態での使用が不可能になったこのアイテムは、バディに向かって渡す(Present)ことによって、バディの解消が不可能になる代わりに互いのステータスが大幅に上昇する状態となります。
これを便宜上、「エンゲージ状態」と呼ぶことにします。

ステータスが上昇すれば、当然ながら戦闘では優位を取ることができます。
ただし、バディ解消が不可能になることによって物資などの取引が難しくなるなど、柔軟な行動が行いにくくなりますし、前述のデメリットの「望まないタイミングでの戦闘突入」「戦闘回避がより困難になる」事例がより発生しやすくなります。
取引を行いにくくなるという点は、物資に関しては拠点を利用するとある程度解消できます。

エンゲージ状態についても次回以降では仕様変更がかかる予定のようで、
殺戮者(後述)がエンゲージ状態となった場合、(蘇生が可能になる代わりに)大幅な弱体化が予想されます。
仕様変更予定などの詳細は『これハナ』の記事をご覧いただくと幸いです。

役職(1st限定アビリティ)別のヒント・注意点

異能ハナを除くレギュレーションのフタハナでは、キャラクターの固有能力となる『アビリティ』を3つまで設定することができ、そのうち最初に設定できる『1stアビリティ』にのみ設定できるアビリティがいくつか存在しています。
これは旧システムになぞらえて『役職』とも呼ばれています。
バディを組んだキャラクターの『役職』によっては、要求される立ち回りが大きく変わることがあるため、解説を本記事に記載します。
(推奨行動はロール内容等によっても変わりますが、ここでは一般的な動き方について解説します。)

『役職』は今後も追加される予定があるようですが、現存かつ戦闘に大きく関わるものをピックアップしてご紹介します。

1.殺戮者スローター
特に序盤で暴れたい系キラー御用達の役職。
すべての種類の武器を装備でき、なおかつ初期ステータスも高いです。
代わりに隠れたり、バディの蘇生をしたり受けたりができなくなります。
この役職のキャラクターと組むことになったら、殺戮者側がなるべく死なないようにカバーしましょう。
前項通りエンゲージの仕様変更の対象になっているため、GMからの続報を見逃さないようにしましょう。

2.大規模魔術マジック
広範囲に即死の効果を与える大規模魔術の詠唱が可能な役職です。
幻想系の武器のみを装備できます。
大規模魔術詠唱中のバディを補佐するための武器もあります。
自分やバディが大規模魔術を使用する予定がある時は、調達を検討するといいかもしれません。
詠唱中はとにかくいろんな人から襲われるため、バディ結成時の(ロールを含めた)立ち回りの手腕が最も問われる役職だと筆者は考えております。

3.Flowerフラワー
この役職は、同じFlower以外のキャラクターとバディを組んだ状態では戦闘に参加しません。
よって、バディの戦闘に巻き込まれて死ぬことはありませんが、代わりに
バディが死亡するとFlower(残機となる花弁)が2枚減ります。
その特性上、旧仕様のFlowerがデフォルトで搭載していた『回復術』『強化術』による支援系アビリティとの相性が良いです。
あるいはバディの代わりに物資や武器の確保をするのも良いでしょう。
(※筆者はFlower役職のトレンドがわからないので、かなり適当を言っています。)

その他のアビリティに関するヒント・注意点

バディ戦闘に臨む際の、主に2nd以降にセットしたり、アイテムを装備することで発揮するアビリティについての注意点を記します。

1.『ラストスタンド』
戦闘開始時にHP5000以上の時、一度だけ致死ダメージを耐える戦闘用アビリティ。生存においては非常に強力なアビリティですが、バディ戦闘においては落とし穴があり、バディを組んでいるペアの両方がこのアビリティを持っていると、同時に倒されてゲームオーバーになる危険性が上がってしまうため、注意しましょう。

2.『かばう』
敵の攻撃からバディをかばいます。
ただし、バディの攻撃時にじゃんけんに敗北or引分になった場合、通常通り敵からの攻撃を受けるため、このアビリティの強さは戦闘スキルの配置(と運)に左右されます。
Defenceが高いキャラクターがこのスキルを持ち、PowerとAgilityが高い攻撃役のキャラクターをかばうのが、このアビリティの理想的な働きでしょう。
このアビリティの使用時は『ハーフシャット』『再生者リジェネレイター』との併用も視野に入ります。『ハーフシャット』は弱体化しましたが、バディを組んでいればさらに硬くなりますしね。

3.『無の煉獄・二式』、『無の煉獄・三式』
ステータスの減少と引き換えに、戦闘時に場の全員のそれぞれ2ndまたは3rdのアビリティを封印するアビリティです。
このアビリティを習得したり、発揮するアイテムを使用する際は、バディのアビリティに気を付けましょう。バディのアビリティも封印してしまいます。
ただし、バディのアビリティが探索用である場合は問題なく使えます。安心。

バディを組んで戦うということ

さて。これまでバディを組んで戦うとどのようなメリット・デメリットを得られるかについての解説をしてきましたが。
最後に、筆者が最も大切だと考えていることについてを述べます。

あなたがこれから、命と願いを摘み取るキラーになることを望むにしろ、
バディを守るために戦うにしろ。
「バディと共に戦う」という選択肢は、非常に重いものだと私は考えています。

バディを組むと、組んだ相手や状況によって差はあるものの、
常にバディと共にゲームオーバーとなるリスクを、必ず負うことになります。
あなたがバディの命を、背負うということです。

では私がなぜ、バディ戦闘を好きになれたのか。


推しと肩を並べて戦うのが、最高に楽しいからだ!!!


バディの命を背負い、共に戦う。
その選択は時にフタハナ島で様々なドラマを生み、時に取り返しのつかない結果を生むこともあります。

バディを組んで共闘する時は、お互いに島に骨を埋める覚悟を決めてから、戦おう!

おわりに

『*フタハナ*』の遊び方は多種多様です。
バディ戦闘はそのひとつに過ぎません。
しかしフタハナプレイヤーにとって、いつその機会が訪れるのかは、
わからないもの。
あなたが初めてバディと共に戦闘することになったとき、
この記事のことを思い出し、役立てて頂ければまことに幸いです。

なので……

みんなもバディ戦闘、しような!!
バディ戦闘は、いいぞ!!


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