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【武豊ファン】2006年共同通信杯アドマイヤムーン-初コンビで計ったような差し切り-

2月11日はG3の共同通信杯(東京芝1800m)が行われる。
ここで武豊騎手は朝日杯FSで2着に入ったエコロヴァルツに騎乗予定。
さて、武豊騎手と共同通信杯といえば、2006年のアドマイヤムーンが思い出される。

当時は札幌2歳Sの勝利などすでに4戦しており、今回が初コンビで2番人気。
1番人気は前年の2歳王者フサイチリシャール。
11頭立てでアドマイヤムーンは最内1番スタート。
レースはフサイチリシャールが番手から積極策を狙い、アドマイヤムーンは中団内目で折り合いを付けていた。
4コーナーまでずっとインで脚を溜め、直線に入るころにはスッと馬場の真ん中を選び、ここから馬なりで上がっていった。
驚いたのは残り200mまでほとんど追っていないこと。
一瞬大丈夫か?と思ったものの、追い出してからはグンと伸びて一気に先頭へ。
上がり33.9秒をマークし、フサイチリシャールに半馬身差を付けて着差以上の完勝となった。

初コンビなのに、まるで愛馬の末脚を信じ切っていたような乗り方だった。
計ったように差すとはまさにこのことだろう。
これはとんでもない馬が出てきたなと思ったほどで、前年のディープインパクトに続いてダービーまでの二冠はほぼ間違いないと感じたものだったな。

アドマイヤムーンはミスタープロスペクター系のエンドスウィープ産駒で母父はサンデーサイレンス。
今回出走するエコロヴァルツはサンデーサイレンス系のブラックタイド産駒で母父がミスタープロスペクター系のキングカハメハ。
父母逆転しているが、何となく似ているな~と思ってしまうもの。

血統は言い出したら後付けになることも多いが、こういう似ている点を探すのも楽しいものだ。
さて、今年も計ったようなレースになるか見ものである。

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