【武豊ファン】1995年チューリップ賞ダンスパートナー-初コンビでクラシックへ手応え‐

3月2日にはG2のチューリップ賞(阪神芝1600m)が行われる。
武豊騎手はエルフィンSで2着に入ったスウィープフィートと初コンビを組む。
武豊騎手がチューリップ賞で初コンビを組んだ馬といえば、1995年のダンスパートナーが思い出されるものだ。

ダンスパートナーは1992年生まれでサンデーサイレンスの初年度産駒。この時点では勝ち上がりも多く、フジキセキやタヤスツヨシの活躍もあってサンデーサイレンス産駒が注目されていた。

このレースにはサンデー産駒で断トツ1番人気となるプライムステージがライバルとして出走していた。レースはプライムステージがハナに立ってレースを引っ張る。鞍上は母のダイナアクトレスの主戦騎手の一人だった名手岡部幸雄騎手。
ダンスパートナーはスタートで遅れて終い、中団の位置に付けて脚を溜める。

直線に入ると内目の進路を空き、プライムステージの外からダンスパートナーが伸びようとする。しかし、ここでダンツダンサーと接触してしまう。

一瞬仕掛けが遅れてしまったダンスパートナー。先を行くプライムステージの手応えが十分なので、なかなか差が詰まらない。しかし、最後の坂を越えるあたりでプライムステージの脚が止まる。
外から猛追したダンスパートナーだったが、そこへ最内を突いて松永幹夫騎手のユウキビバーチェが飛んできた。

最後はハナ差で差し切られてしまい、ダンスパートナーは2着となってしまった。追い込みの脚色は素晴らしいものだが、強敵相手だと展開の助けが必要といえる。それでも初コンビでクラシックへの手応えをつかんだレースといえるだろう。

続く桜花賞ではプライムステージや地方からの刺客ライデンリーダーに人気を奪われるが、怒涛の追い込みで2着に入り、オークスでは念願のG1馬となった。

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