【メメントモリ】半年ほどニーナ軸を使った雑感
初めまして、W87でメメントモリを遊んでいるものです。ニーナ軸が最強だと聞いて使い始めてから約半年、使い始めた当時は見えてなかったことも見えてきたのでここらで一度まとめてみようかなと思い執筆しました。
大前提として、バトルルーグの正解は順位帯やサーバーによって異なりますし、私自身解説などと称して偉そうに喋れるほどニーナを育成できているとは思っていません。あくまで、私がニーナを育成している過程で考えてきたことを列挙しているに過ぎないので、参考程度でお願いします。
また、本文では「回避ルーンのレベルは12x3は欲しい」などといった装備やルーンのレベルを指定する言い回しが出てきますが、これらはバトルリーグ20位以上を長期的に維持することを最終目標とした内容になっています。ご自身の目標に合わせて、数値を上げたり下げたりして読み進めていただけると幸いです。
ニーナ軸での実績
レベルリンク300~ニーナ軸を使用
平均順位帯15~20位(集計時)、最高6位(集計時)
レジェンドリーグは上位50位常連、ロイヤルクロス(紫枠)獲得経験有り
ニーナ軸とは(基礎編)
そもそもニーナ軸って何?
ニーナ軸とは、ディアン/フィアー/ニーナ/マーリン/自由枠といったバトルリーグの編成で、現在「無微課金の中で最もコスパの良いバトルリーグ編成」と言われています。
ニーナ軸の戦い方
高い耐久性能を持ったニーナをメインアタッカーとし、相手の攻撃を凌ぎつつニーナの攻撃で削りきるというのが主な戦い方になります。コルディ・フローレンス軸とは異なり、相手の攻撃を受けることが前提となっているため、どのようにしてニーナを生存させるかが重要になってきます。
各キャラクターの役割・装備
ニーナ
ニーナ軸のメインアタッカーを担います。アクティブスキルの火力がコルディやフローレンスと比べると低いため、物理魔力貫通ルーンのレベルや神装強化の攻撃%やクリダメ強化の数値が重要になってきます。また、パッシブスキルの回避率上昇のみではバトルリーグでは通用しないため、回避ルーンのレベルはニーナ軸をやっていく上で最も重要な要素の一つになります。
メインアタッカーとしてのニーナは前述の通り火力不足に陥りやすいため、最低でもメタトロン2セット+サタン4セットは用意したいです。ニーナはメタトロンの数が多ければ多いほどその恩恵を受けるので、メタトロン2セット+サタン4セット→メタトロン4セット+サタン2セット→メタトロン6セットと強化していくのが理想です。
マーリン
ニーナの火力補助……ではなくニーナの生存補助が目的で採用されています。もちろんパッシブスキルによるクリティカル率上昇やアクティブスキル1によるクリダメ強化は火力が不足しがちなニーナにとってはありがたいですが、それよりも重要なのがパッシブスキル2の「師弟の絆」で、毎ターンニーナのHPを回復することによってニーナの生存力が恐ろしいほど高くなります。
マーリンにとって最も重要なのは、相手の攻撃をHP50%未満で耐えきり、「師弟の絆」を発動させることなので、装備は耐久寄りの研磨で、以下の装備セットが推奨されます。
ハニエル4セット(最も安価だが50%未満になる前に倒されやすい)
サタン2セット+ラファエル2セット(ハニエル4セットよりは耐久が確保されている。サタン装備は手と足にして防御力を伸ばすことが望ましい)
サタン4セット(ラファエル2セットのHPボーナスがなくなる代わりに、頭と胴をサタン装備にすることで物理防御力と魔法防御力を上げることができる)
メタトロン4セット+サタン2セット(最も耐久が確保できる装備だが、ニーナのメタトロン装備の育成を優先したいため、よっぽどマーリンの耐久不足に悩まされていない限り作る必要はない)
フィアー
純粋にニーナのHPを上げることによって、ニーナの生存力を上げることができる強キャラです。マーリンの「師弟の絆」はマーリンのHPが50%未満になったタイミングでのニーナの最大HPを参照するため、「師弟の絆」による回復量を増やすこともできます。SRでも最低限の仕事をしてくれますが、無微課金目線でもできればLRまで進化させたいです。
フィアーの装備はHPが増えるよう耐久研磨でサタン2セット+ラファエル2セットが推奨されます。フィアー自身の耐久はそこまで重要ではないため、強化秘薬による装備の強化は一番最後で大丈夫です。
ディアン
ニーナ軸におけるディアンの役割は2つあります。一つは皆さんの予想通り、回避率バフによるニーナの生存補助です。もう一つは、パッシブスキル「従者の心得」とアクティブスキル「貫通弾」を組み合わせた確定ダメージコンボです。ディアンはHP割合が40%未満になったとき、「従者の心得」によってニーナが生存している間はあらゆるスキル・攻撃を受けなくなります。そこで、4ターン毎に「貫通弾」で出血を与えることによって毎ターンダメージを与えることができます。
ディアンの装備はHP割合が40%未満の条件を満たしやすいよう耐久を上げるか、出血ダメージを上げるために技力を上げるかで分かれますが、両方試した私個人の意見では、フィアーの横にディアンを置けばそれだけで十分に耐久を確保できる一方で、耐久よりだとあまりに出血ダメージが少ないので、攻撃寄りの装備と研磨をお勧めします。
ミカエル2セット+サタン4セット(サタン2セットによるHPボーナスもある最もバランスが取れた装備セット。少々お高いが用意する価値は大いにある。)
メタトロン武器+サタン4セット(ディアンがLR5になる必要があるが、ディアンは防御貫通が必要でないためミカエル防具を他に使い回すことができる。ミカエル2セットに比べ攻撃力は下がるが、出血の効果も3ターンから4ターンに増加するため、ダメージ量は結果的に増加する。)
ディアンのアクティブスキル2、「カーストバレット」はディアンのHPを参照して相手に直接攻撃を行います。この攻撃は固定ダメージのため、貫通ルーンや攻撃力がなくともそこそこ大きなダメージを与えることができ、ディアンのHPが多ければ多いほどその恩恵は大きくなるため、一見すると耐久を上げることも火力上昇に貢献するように見えます。しかし、スキルの発動に自身のHP割合が40%以上という制約がある上に、ディアン自身の命中が低いため実戦ではなかなか命中しません。ディアンに命中ルーンを割り振る余力がある方は耐久型でもいいかもしれませんが、基本的には「貫通弾」をメインウェポンとした攻撃型をお勧めします。
ニーナ軸のメリット
コルディ軸・フローレンス軸に強い
コルディ軸、フローレンス軸はその圧倒的な火力と引き換えに、耐久面が非常に脆いというデメリットを持ちます。そのため、ディアンバフが有効な5ターンの間にメインアタッカーであるコルディやフローレンスをほぼ確実に倒せるため、ニーナ軸が9:1くらいで有利です。
オフィーリアの対策が容易
コルディ・フローレンス対策として根強い人気を誇るオフィーリアの挑発は、対象がランダムな攻撃やスキルにのみ有効です。そのため、全体攻撃しか持たないニーナはその影響を全く受けません。一応、挑発をニーナのアクティブスキル1で奪ってしまうと回避率が50%減少してしまうため、相手のフローレンス等が行動した後にニーナが行動するようスピードを調整する必要がある場合がありますが、その程度の対策で十分何とかなります。
バトルリーグとメインクエストの両立がしやすい
通常メメントモリでPvPを頑張る場合、装備や神装強化、ルーンが複数のキャラクターに分散し、メインクエストで火力が不足するという事態がよく起こります。しかし、ニーナ軸ではあらゆるリソースをニーナに注ぎ込むため、その装備をコルディに移すだけでメインクエストもさくさく進めることができます。
さらに、ニーナ軸はスピードルーンの要求量が少ないため、物理魔力貫通ルーンを優先して交換できるのも良い点です。
命中ルーンの重要性があまり認知されていない
ニーナ軸がこれほどまでに猛威を振うことが可能なのは、命中ルーンの重要性が認知されていないからという一面があります。バトルリーグやレジェンドリーグ上位の装備を見ても、命中ルーンがレベル10x2だったり、そもそも装備していなかったりと命中が軽視されている傾向にあります(あくまでW86-89の傾向かもしれませんが)。そのため、しっかり回避ルーンを積んでいればディアンバフがなくともほとんどの攻撃を回避することが可能です。
ニーナ軸のデメリット
回避ルーンをルーンチケットで交換する必要がある
先ほどスピードのルーンを交換しなくても良いと述べましたが、その代わりに回避ルーンをルーンチケットで交換する必要が出てきます。コルディ軸・フローレンス軸にだけ勝ちたいのであれば回避ルーンはそこまで重要ではありませんが、格上を倒したり、アーティやニーナなどの耐久キャラと戦う上では高レベルの回避ルーンが不可欠です。
特に、命中バフのあるアーティや命中率増加のあるエルフリンデなどと互角以上に戦いたい場合、回避ルーン12×3がスタートラインとなるため、回避ルーンしか交換できない期間が何ヶ月も続いてしまいます。
最近はメタキャラが増えつつある
一周年ではエルフリンデと闇イリア、最近ではクラウディアなどと正直ニーナ軸で相手にしたくないキャラクター(主に命中率バフ、回避率デバフを持つキャラクター)が増えつつあります。もちろん装備やルーンの力で上からねじ伏せることは不可能ではありませんが、相手が命中を少し育てるだけでこちらはすぐに勝てなくなってしまいます。
回避環境になると不利になる
前述したように、回避軸が環境で有利に立ち回れるのは命中の重要性が認知されていない面が非常に大きいです。言い換えると、回避パーティが増えプレイヤーが次々と命中ルーンを交換したり聖装の命中を上げるようになってしまうと、思うように回避ができず順位を維持することが難しくなってしまう恐れがあります。
ニーナ軸の育成フローチャート
ニーナを2メタトロン+4サタンにする
ニーナの回避を12x3(最低でも10x3)にする
ニーナの火力を上げる(最低でも神装強化攻撃%lv28、クリダメ強化lv20、物理魔力貫通ルーンlv11x3は欲しい)
マーリンの耐久力を上げる(コルディ、フローレンスは耐えれなくてもルサールカ、ニーナ、エルフリンデなどの初撃は耐えられるくらいが目安)
上記の4つはニーナ軸を使っていく上で絶対にやっておきたい最低限の育成です(上から順に優先度が高い)。逆に、これらができていない場合は、無理して既存のバトルリーグパーティを解体してニーナ軸に変更してもあまり強さを実感できないかもしれません。メインアタッカーとしてのニーナは晩成型で、雑な育成でもある程度力を出してくれるコルディやフローレンスとは違って、育成が中途半端では格上はおろか同格にさえ勝てなくなってしまいます。
上記の4つが終わったら、ニーナ軸の土台部分は完成しているので、あとはニーナの装備とルーンの強化、サブアタッカーやディアンの育成などから自分が必要だと感じるものを選んで育成していくのがいいと思います。
ニーナ装備とルーンの強化優先度は、以下のような感じだと思っています。
聖装:()内部は理想の数値
攻撃%(lv40) > クリダメ強化(lv30) > HP ドレイン(lv20) > 命中(lv20以上) > 物理クリダメ緩和(lv20以上) > 魔法クリダメ緩和(lv10以上)
ルーン:
回避(lv13x3以上) > 貫通(lv12x3以上)> 命中(lv11x3以上)
よくあるニーナ軸の誤解について
ニーナの武器は「回避」だけではない
ニーナ軸と聞くと、全ての攻撃を避けて一方的に殴ってくるようなイメージを持っているかもしれませんが、それが可能なのはディアンバフが有効な5ターンの間だけです。それ以降は普通に攻撃が当たるようになりますし、回避ルーンが十分でないと全弾命中ということもよくあると思います。
しかし、ニーナには回避率上昇の他に、被ダメージ30%減少と65%ダメージ遮断があります。そのため、仮に攻撃を受けたとしても少ないダメージで抑えることが可能です。ただ、完全にダメージを遮断しているわけではないので、クリティカルダメージを受けるとかなりHPが減ってしまいます。そこで重要になってくるのが、物理クリダメ緩和と魔法クリダメ緩和です。
環境にもよりますが、一般的にアタッカーは物理攻撃を行うキャラが多いので物理クリダメ緩和を優先して上げるのがいいでしょう。物理クリダメ緩和は50%、魔法クリダメ緩和は25%くらいを一つの目安として、それ以降は必要に応じて上げていくのがいいと思います。
「アーティやエルフリンデには勝てない」は嘘
アーティやエルフリンデは90%ダメージ遮断を持ち、単発攻撃しか持たないニーナ軸では基本的に遮断を剥がすことができません。そのため、常に与えるダメージが90%遮断されている状態で戦うことになります。
これだけ聞いたら勝てるわけないだろ!となりますが、実際は勝てるケースが少なからずあります。その鍵となるキャラこそが、マーリンです。マーリンの「師弟の絆」による回復は、ニーナの回避と防御力、クリダメ緩和が十分であれば実質ニーナのHPを無限にします。これにより、下の図のような絶望的な状況からも勝つことが可能となっています。
遮断持ちの対策として自由枠にアーティ、アムレート、コルディといったサブアタッカーを採用することも挙げられますが、ニーナの育成とサブアタッカーの育成の両立は非常に難しいため、個人的にはニーナの育成(特に回避)を優先した方がいいかなと思います。ただし、サブアタッカーの育成自体は悪手ではないため、自身のリソースやバトルリーグの環境などを考慮した上で判断するのが理想です。
ニーナ軸の戦い方・自由枠の使い方(応用編)
VSコルディ軸・フローレンス軸
基本的にニーナ軸有利なので何も意識しなくても勝てると思います。プリマヴェーラの気絶が入ると6ターン目にフローレンスにミンチにされてしまう可能性があるので、アイリスを採用したりプリマヴェーラの正面にアムレートを置くことでケアしましょう。
VSアーティ、エルフリンデなどの遮断持ち
前述の「アーティやエルフリンデには勝てない、は嘘」にて書いた内容を意識すれば勝てると思います。回避ルーンが十分でない間は競り負けてしまうこともあるかもしれませんが、6ターン目以降も回避できるようになれば勝率はグッと上がります。
VS闇イリア
かなーり相性悪いです。半分諦め程度で対策するのがいいかもしれません。ニーナがアクティブスキル1を使用する前にイリアの多重バリアを全て剥がしたいので、ニーナのスピードはできるだけ落とした方がいいと思います。
しかし、この場合相手のイリアがニーナより早く動いてしまうので、ディアンバフを解除されてしまう可能性が高いです。ディアンバフなしでも回避するのが理想ですが、無理な場合はマーリンのスピードを上げたり他のバッファーを採用することで運ゲーに持ち込むのがいいかもしれません。
自由枠:フォルティナ、アイリス
ここからは自由枠に採用できる恒常キャラや1枚で使える限定キャラを紹介していきます。
フォルティナは気絶、沈黙などへの対策、アイリスは属性ボーナスがグレードダウンする代わりにあらゆる弱体効果を(攻撃を回避し続ける限り)無効化します。対策したいデバフに応じて使い分けましょう。
(注意)レアのアクティブスキル1には必中があるため、アイリスでレアの回避率50%減少、気絶を完全に対策することはできません。
自由枠:水着サブリナ、レア、ルナリンド
気絶や沈黙で相手の行動を封じるキャラクターたちです。ただし、ニーナはディアンバフがある最初の5ターンはほぼ無敵のため、採用率は低めです。超格上からワンチャンを引き込むために使うことがたまにあります。
自由枠:アムレート、ソルティーナ
これまでのキャラクターとは違い、ある程度装備の強化が必要になってきますが、その分しっかりと働いてくれるキャラクターたちです。属性ボーナスの観点からは相性があまりよくないので明確にこの場面で使いたい、この相手に勝つために採用したい、などといった目的がなければ無理に育成する必要はないと個人的には思います。
自由枠:アーティ(UR+以上)
理論上は無微課金が用意できる最強のサブアタッカー。しかし、アーティをLRにするだけでも14万ダイヤが必要で、そこからさらに魔水晶、強化秘薬、装備(2ミカエル+4サタン)、ルーン、神装強化とあまりに必要とするリソースが多いため、ニーナ育成が終盤に入った頃に初めて引くこと検討するのがいいのではないだろうか。
追記
2/17 フィアーのカウンタバフについて
ニーナの天敵はニーナ、といいますように、対戦相手のパーティにニーナがいる場合は、味方パーティのバフの管理が非常に重要になってきます。特に、ニーナがサブアタッカーとして採用されているパーティでは、ディアンバフを取られた上で相手のメインアタッカーから激しい攻撃を受け、立て直しが難しくなることが多々あります。
これを対策する手段として、解除可能なバフを1キャラに集中させることが挙げられます。
具体的には、フィアーにスピードルーンを持たせて最も遅いキャラクターをニーナにすることで、解除可能はバフはディアンが所持している回避バフ、そしてニーナが所持しているカウンタバフと回避バフの3つとなります。これらのバフを相手のニーナに奪われた時、相手ニーナはディアンから回避バフ、そしてニーナからカウンタもしくは回避バフを奪います。もしカウンタを奪われた場合は味方ニーナのディアンバフは健在なので何の問題もありません。また、仮に味方ニーナの回避バフが奪われたとしても相手ニーナに付与されているバフは回避バフのみのため、こちらのニーナが確実に回避バフを奪い返すことができます。
一方で、フィアーにカウンタバフが付いていたり、他の解除可能なバフ(マーリンのアクティブスキル1やルサールカの復活時に付与されるバフなど)が奪われてしまうと、回避バフを奪いかえせる確率が下がってしまうので、ニーナ入りの対戦相手と戦う時は注意と運が必要になってきます。
最後に
自分が思ったことをバーと書いただけで取り止めのない文章でしたがいかがでしたでしょうか。ニーナ軸を使っている人、あるいは使おうとしている人の何かの参考になったのであれば幸いです。
では、またどこかで
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