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ハーモニックマイナーでモチーフを展開してみる(六音のシーケンスパターン)

エレクトロンのモデルサイクルズってマシーンがあるんですが、これがなかなか独特で、ドラムマシーンというかグルーブボックスみたいな顔をしているんですが、実際やっている事はFMシンセに6トラックのシーケンサーが入っているっていう。。。しかもエレクトロンマシーンにしてはかなりお値打ちな価格設定で、そう言えば2021年5月現在、未だ一番新しい機械と言うことになります(リリースは約一年ほど前でした)。

私はこのモデルサイクルズ、持ってない機械なんですが、エレクトロンのFMシンセと言えばディギトーンがうちにあります。

やはりディギトーンもFMシンセにシーケンサーが付いているので、モデルサイクルズみたいなことができそうな気がしていて。。。と言うか、実際こちらの方が位置付け的には上位機種ってことになるので、結論的には全然ディギトーンでできそうなサウンド。。。と言うか、モデルサイクルズって機械はディギトーンの機能を限定してグルーブボックス的にまとめた感じでしょうか。

ええ、わかってますよ、ディギトーンがあればいらないんです。

でもなんか面白そうなんですよね。。。専用のステッカーがついてるせいだけじゃ無いと思います。。。

これ似たようなことが、エレクトロンのモデルサンプルズって機械にも言えて、これまたディギタクトのサンプラー部分だけを取り出したようなマシンで。。。ってそんなこと言い出したらノベーションのサーキットってマシンも似たようなもんだし、エレクトライブやボルカシリーズ、言ったらPOやその他いっぱい似たような機械は。。。トドメにDAWの事もここに入れ出したらもうかなり似たようなことが出来るものはいっぱい存在している感じになっちゃいますね。。。

でもちょっと視点をスリップして。。。今やラグビーはきちんと日本でも市民権を得たスポーツで、アメフトと混同する人は中々いないと思いますし、フリューゲルホルンとトランペットとコルネットを同じなんて言う管楽器奏者は多分いないでしょうね。。。でも少し離れたところから眺めて見たら。。。いや〜、でもズームアップするって言うか、ちょっと足を踏み入れるてみたりすると、全部違いますよね。

特にこう言う音の出るマシンってUIやワークフローにその個性がもっとも出るところで、当然出音は大事なんだけど、もしかしたらいわゆる操作性って部分に一番個性があったりする。。。って事は各社各機械、触ってみるまでは本当の違いはわかんないわけで。。。あ、これを沼っていうんですね。。。

いや〜、本当は自分の好みの音が出るかどうかが最も大事ってわかってるんだけど、面白そうなものにはちっちゃい子がおもちゃほし〜ってなるみたいなあの湧き上がる購買欲との戦いみたいになっちゃう。

欲しいってなる気持ちって何なんだろうな。。。似たような。。。好みの音。。。似たような。。。う〜ん。。。引きで見だしたら全部似たような。。。感じ。。。なんか刺激を求めてるだけなんでしょうか。。。

ギターだってですよ。

そんなのエレキギターって言ったらハムバッカーだろうとシングルコイルだろうとEMGだろうと、そんなの聞いてる人には多分、ほとんど気になるところじゃ無いんですよね。。。アコギに至ってはもう言わずもがな。。。って。。。

いや、でも弾いてみたらもう一本一本、同じメーカーの同じモデルの近いシリアルナンバーのだって。。。はい、全部違うんです。

困ったなぁ。

これ、缶コーヒーに何の豆が使われてるか書いてあるのと同じ原理ですよね。。。違いがわかるってのが一番やばい。。。じゃあわかんなければいいのかな。。。

って、そんなこと言い出したらスケールアプローチなんかも、もうもっともっと言えばジャズなのかブルースなのかも。。。わ〜〜〜!

違いを語らない世の中って。。。すぐ考える事なくなって面白い事がどんどん消えて行っちゃいそうです。。。昨日も今日も同じ、明日も明後日も。。。なんてもう怖すぎる。

とにかく同じようで全部違うってところが大事なところなんですね。。。あぶね〜。。。

自分がこだわってやっている事は多分、そういうところをこだわっている人同士で分かり合えて、きっとそういう楽しみも、良い物の中には沢山含まれていたりするものなんでしょうね。。。多面的に楽しめるっていうか、引きで見ても楽しいし、ぐっと寄ってもさらに楽しめるみたいな。

テレビとかの解像度みたいな。。。一つ一つの細かいこだわりみたいのが、はっと息を呑むくらい美しい絵を作ったり。。。出来るようにガンバらなきゃって事か。。。

て事で!

やっぱり今日も六音のシーケンスパターン、今回はハーモニックマイナーで書いてみました。

Dドリアン(Cメジャー)スケールの、Gの音を半音上げれば、Aハーモニックマイナーになります。

同じようなネタなんだけど全部違うってコンセプトで今日も行ってみましょう!

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六音のモチーフを八分音符にすると三拍毎にモチーフがステップしていくことになりますね。

わかりやすいシーケンスと少し変化のあるシーケンスを織り交ぜて弾けるようになっていけば、同じスケールを繰り返し弾いてもクリエイティブなままでいられるかもしれません。。。というか、そうありたいものです。

自分なりのルールなんかを設定したりしながら最適解を研究して、リズムに集中できるように弾けるところまで練習して行きましょう〜!

一緒に頑張りましょう!

ではまた明日!

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