ゆっくり回しも有効だった。(エビデンスあり)

こんばんは。
Speedcuberのあらしんです。
表題の通り普段より遅く回すゆっくり回しも練習に有効という研究結果があることを見つけました。

2016年のジョン・ホプキンス大学の論文を引用します。

研究者たちは、86人のボランティア被験者に、コンピューターを使った45分間の運動技能練習を行ってもらいました。その後、被験者を3グループに分け、第1グループには、2回目の練習でもまったく同じ訓練を繰り返してもらいました。第2グループの2回目の練習は、内容をほんの少し変更して行いました。第3グループは対照グループで、2回目の練習は行いませんでした。翌日、3つのグループすべてが、最初の課題を繰り返すように求められました。

(論文の主著者のPablo A. Celnik博士の話では)「前回より短時間で課題を完了できる」「前回より正確に課題を実施できる」などの基準によって、パフォーマンスの向上度を数値化しました。すると、2回目の練習を、内容を変えて行った第2グループの被験者の向上度は、同じ練習を繰り返した第1グループの被験者の2倍に達しました。

https://www.lifehacker.jp/2016/03/160303newskill_practice.html
https://www.sciencedaily.com/releases/2016/01/160128130955.htm

つまりわかりやすく言うと、普段の練習にも変化をつけると2倍も成果が違うということですね。ただし、下記にもあるように

Celnik博士によると、訓練の変更はわずかなものにしなければいけません。たとえば、練習のたびに、野球ならバット、テニスならラケット、サッカーならボールの、サイズや重さをほんの少し調整する程度が良いそうです。

変化はわずかなものにしなければいけないので、普段よりほんの少し遅くして解いたりするゆっくり回しや、ブランドの違うキューブ、重いor軽いキューブと普段使うキューブを替えて練習することも非常に有効だと言えますね。

これは脳がいつもの練習で固定化されているため、わずかな変化を起こす脳が活性化し「おっ何だ?いつもと違うぞ?」と脳が感じ、普段よりも一層学習しようとするため練習結果も変化があるみたいですね。

僕も練習に取り入れてみようと思います!

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