世界記録と世界チャンピオンのどちらが価値があるのか。
こんにちは。
某掲示板でこのような議論がされていたので、個人的に気になるので考えてみたいと思います。
個人の価値観で決まりそうな…。
しかしそれではここで終わってしまうのですこし客観的に考えてみましょう。
それぞれの定義
世界チャンピオンは2年に一度行われる世界大会で競技毎に優勝した人を指します。
世界記録は単発記録あるいは平均記録で世界で一番速い記録を指します。
経過時間
議題が価値なので、より長く価値が持続すれば価値があるとみなせるのでは…?
ということでそれぞれが更新された場合に日本においてはその記述がどうなるか考えます。
世界記録は元世界記録(保持者)
世界チャンピオンは元世界チャンピオン
となるはずが、メディアではあまり元をつけないチャンピオン表記が多く2017年度の世界チャンピオンと言うこともある(はず)
世界記録には年をつける習慣はないので更新されると元世界記録保持者になるはずです。(定義上は今の世界記録ではないので)
挑戦可能数
世界チャンピオンになるには2年に1回の世界大会で勝利する必要がある。
世界記録は種目にもよるが現時点では各大会で出せる可能性がある。
スクランブル運
スクランブル運が絡むので挑戦可能数が多いものが価値が下がるはず。
スクランブル運が絡まず実力で世界記録が更新できるならば世界記録も価値があるはず。
昨今の世界記録はスクランブルに依らず実力があれば更新できるものもあれば、1回の大会では実力だけでは更新できないスクランブル運による類のものもあります。たとえば3x3x3単発世界記録等です。こうなれば世界記録に価値があるとしても挑戦可能数が多い選手が有利になるはずなので、世界大会と比較した場合は価値が下がるんじゃないかなと思いました。10年、20年スパンでは平均記録もそれに近いものになるはずだと思っています。
スクランブル運も実力のうちだろ!と言われたらここで記事は終わります。
ただそのスクランブル運も世界大会の試技にはかかってくるので、やはりこの状況だと2年に1回しか挑めない世界大会優勝の方がつらそうではあります。
なので時代的な背景で価値が変わりそうではあります。
5年前に似たようなことツイートしてました。
世界大会優勝難度
黎明期はともかく、現代の世界大会で優勝するには実力以外の何かが必要なのは参加経験がある人には分かります。長い日程で慣れない土地での大会でかつ実力がかなり均衡すると結果がかなり揺らぎます。
世界記録を出しまくっていたFazですら世界大会優勝は逃した経験があることからも見て取れるのではないでしょうか。
結局
よく分かりません。
先述したとおり時代や世論も大きく左右しそうです。(例えばNRに価値を見出してない時代も黎明期にはありましたし…)
そもそも記録と勝利を比較するのが間違っているのでは…。
どっちもすごいと思います!
世界記録出して世界大会優勝したいな!
おわり。