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いかに速くパースを制作するか~進行管理の秘密~

こんにちは!スピードCG制作管理担当の清野(きよの)です!趣味は大型バイクでのツーリングと写真です。
今回は私が、CGパースを早く制作する進行管理の方法についてお話します。

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シングルエンジンが好きです

まずお客様は皆さんお時間がないことが多いです。こちらにいただく資料もそろっていないことも多く、しかし速くパースは届けてほしいという方が多いのです。そんな中でも、いただける資料からいただいて、いかに速くお客様にパースをお届けしていくか、というノウハウがスピードCG13年の経験の中で蓄積されてきました。

基本としては「すべての資料は制作開始時に一括でいただく」とはしておりますが、実際はこの記事のような非常手段的制作を日常的に臨機応変に対応しています。

①躯体を作るためのCADデータを先にいただく&アングル指示をいただく

まずは3Dモデリングを立ち上げるための基礎情報であるCADデータをいただきます。建築パースは、舞台の背景セットと同じで、客席(カメラ)から見えないところは作りませんから、同時にアングル指示をいただくことになります。こうすることで、制作の無駄も省いています。

②こちらが3Dモデルを制作中の時間で、お客様に仕上げ素材資料をご準備いただく

私達が躯体モデリングを制作中の時間を使って、その時間にお客様には天井・壁・床などの仕上げ素材の決定資料をご用意いただきます(室内パースの場合。外観パースの場合は壁面仕上げ)家具の指示が間に合わない場合はこちらで適宜テイストに則したものをいれていくことになります。

基本的にパース制作の現場では、1カットのパースに複数人で対応します。
住宅の場合ですと、躯体モデリングをするものが1名、家具モデリングをするものがもう1名。出来上がった家具モデルをのちほど躯体モデリングの中に落とし込みます。

③アングルテスト図を出し、アングルを調整・決定する。商品入れが必要な場合は、仕上げ材の貼り込みと同時並行で行います。


高級ブランド店

これはどういうことかと言いますと、物販店舗の場合で商品入れが必要な場合は、複数人で1枚のパースを制作していきます。アングルさえ決定しましたら、棚の角度も決定されるので、1人はそのアングルに沿ってフォトショップで商品をどんどんいれていきます。別の1人が、お客様からいただいた仕上げ素材資料にしたがって仕上げ素材を貼っていきます。(商品データは、完成したパースに重ね合わせることができます)。このように複数人で作業を分担することで制作時間を短縮します。

このパースですと、ハンドバックや小物を(決定したアングルテスト図の上に)入れていく担当、仕上げ材を貼っていく担当、展示什器を制作した担当はすべて別です。

最終的にこのように商品が入ったレイヤーの下に、完成品パースを入れることによって、商品の入った完成品パースが完成します。
このように分業して、作業員の力を人海戦術で結集することによって、スピードCGではお客様に超速でパースをお届けすることを可能にしています。


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