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ケイバの壁

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#競馬史

ケイバの壁(#1ダービー馬)

あなたが最初に思い浮かべるダービー馬とは一体どのような馬であろうか。「ウイニングチケット」と答えたあなたは今や立派なウマ娘ファンだ。スペシャルウィーク、トウカイテイオーと答えたあなたもアニメやゲームにかなり染まっている。 ヒサトモ、クリフジと答えたあなたはきっと偉大な競馬オタクだ。 ウオッカと答えたあなたはロマンチストな競馬ファンだ。ウオッカの現役時代を詳しく知っていそうである。そして、目頭を熱くしながらあの日の天皇賞・秋のことを語る人だ。 ワカタカと答えたあなたは競馬

ケイバの壁(#3:2021年2月24日)

2021年2月24日はゲーム「ウマ娘」が実装された日である。 この日、①競馬研究者(学術)の私と②競馬ファンの私と③ゲーマーの私と④声オタ(声優ファン)の私が見事に出現した! 本項目では、配信初日のガチャの記録(育成ウマ娘、サポートカード)を簡単に振り返りながらアプリ実装初日に私が一体何を思ったのか、をテキトーに(ここ重要、笑)解説していく! まずは一覧から・・・(作るの大変でした、笑) ☆3確定スタートダッシュガチャ(育成ウマ娘): ☆3(9人)3% [スペシャ

ケイバの壁(#6名馬編①顕彰馬)

名馬の基準として最も分かりやすい指標は「競馬の殿堂」(顕彰馬)である。 次いで、年度代表馬(JRA賞)が一般的なものであろう。 今回は顕彰馬について考えてみたい。 「競馬の殿堂」は1984年に設置(制定)された。 これまで顕彰馬は34頭が選出されている(2022年4月現在)。 今年の選考(投票)結果は6月上旬に出る予定であり、アーモンドアイが選出される見込みである(追記:なんと落選!!笑)。 では、歴代の顕彰馬を見ていくことにしよう。 ■競馬の殿堂(JRA顕彰馬

ケイバの壁(#7:2種類の手帳から「JRA」の正体に迫る!②)

ひとまずJRA手帳にある競馬小史の戦前編だけ見てみることにした。 仮にサブタイトルを付け加えるとすれば、 「10分の1」でまとめられる戦前の競馬史 となる。 小史全体は約10ページ程度になるが、 古代から戦前にかけての競馬は僅か1ページ分しか語られていない。 これは教育されないとも言えるし、(業務にあまり関係ないから、笑)価値を見出していないとも考えられる。 高校の「歴史の教科書」みたいなものだ(笑) ちなみに、JRAの総合職になる(なれる)人は一般的にエリー