【イギリス英語ならではの表現を学ぼう!】

今までも、何度かイギリス英語ならではの表現についてご紹介してきましたが、今回も二つイギリス英語でよく使われる表現をご紹介したいと思います!どちらの表現もイギリス英語では非常によく耳にするものばかりですので、イギリス英語を勉強中という方はぜひ会話の中で使ってみてくださいね。


  1. lovely

まず一つ目にご紹介したいのが “lovely” という表現です。なんだか「ラブリー」と聞くと、日本人の感覚からするとちょっと甘ったるい表現のような気もしますよね。しかし、イギリス人はこの “lovely” という表現が大好きです!決まった日本語に訳すのが難しいぐらい様々なニュアンスの意味で使われるのがこの表現です。もちろんポジティブな意味で使われて、要するに “wonderful” や “nice” の意味で使われる表現ですね。

お伝えしたように、イギリス英語ではとにかくこの表現が使われていて、老若男女かかわらず皆さん使います。私も最初なかなか甘ったるいイメージを拭えなかったので、使うのをちょっと躊躇した部分もあったのですが、イギリス英語を学ぶためには避けては通れない表現です!もしかしたら特に男性の方は使うのに抵抗があるという方もいるかもしれませんが、まずは慣れなのでどんどん使ってみてください。

2. fancy

次にご紹介したのは “fancy” という表現です。主に「豪華な、おしゃれな」などの意味を持つ単語ですが、正直アメリカ英語ではあまり使われない表現なのではないかと思います。ですが、こちらの単語もイギリス英語ではとてもよく使われるもので、主に「好む」や「気に入る」などの意味で使用されます。

例えば、レストランで何を食べようか迷っている時や、映画館で何を観ようか迷っている時など “What would you fancy?”(何が食べたいの / 観たいの?)といったかたちで使われることがよくあります。他にも “I fancy him.”(彼のことが好きなの)というような意味としても使われます。これは “I like him.” のように「人として好き」というよりも、より恋愛感情として好きといったニュアンスを含んでいることになります。

ちなみに、さきほどアメリカ英語ではあまり使われないのではないかとお話ししましたが、もし使われる場合には “You look fancy”「とてもおしゃれですね。」や “I went to a fancy restaurant yesterday.”「昨日とても豪華なレストランに行きました。」などの文字通りポジティブな表現で使用されます。しかし、イギリスの場合、こちらの意味で “fancy” を使う時は気をつけなければいけません。イギリス英語では “fancy dress” という表現があるのですが、これは「おしゃれな服装」という意味ではなくて「コスプレ」という意味になるんです。全然違いますね!つまり、イギリスで “You look fancy.” と言われた場合には、純粋な褒め言葉と言うよりも、そこにはちょっとジョークや冷やかしの意味が込められている可能性があるんですね。「おしゃれな服装(変わった格好)だね。」みたいな感じですね。まったく同じ言い回しなのに、ここまでニュアンスが変わってしまうのは本当に驚きですよね。

いかかでしたでしょうか?今日はイギリス英語でよく使われる言い回しを二つご紹介しました。どちらもイギリス英語では非常によく使用される表現となっています。ものによっては、アメリカ英語と使い分けなければならないものもありますが、それができればより英会話の表現の幅も広がるかと思いますので、気になった方はぜひ明日からでも使ってみてくださいね!


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