【Queen’s English とは言うけれど...】

こんにちは!今回は、私のイギリスへの留学体験について少しお話したいと思っております。

自己紹介の際にも書かせていただきましたが、私は高校生の頃にイギリスに約1年間交換留学をしていました。交換留学なので、内容としてはホストファミリーの家に滞在し、現地の高校に通うというもので、より現地の生活にコミットできるので、今は本当に行って良かったなと思っています。

みなさんの中でも、イギリスに行きたい、もしくはイギリスに留学していたという方ももしかしたらいるかもしれません。おそらく、そのような方々の中でイギリスに行きたい理由として多く挙げられるのが「イギリス英語を学びたい」「クイーンズ・イングリッシュを学びたい」ということではないでしょうか?私自身も、留学先にイギリスを選んだ理由の一つにそれはもちろんありました!

たしかに、英語の「英」は英国の「英」ですし、やっぱり本場の英語が学びたいという気持ちはありますよね!では、実際に “Queen’s English” と呼ばれるものはどれぐらいイギリスで話されているのでしょうか?実は、本当の “Queen’s English” を現在でも話しているのは、皇族と一部の上流階級の年配の人々だけと言われています。今最も標準的なイギリス英語として考えられているのは BBC(日本で言う NHK)のキャスター達が話しているような英語なんですね!

どこの国にもアクセント、いわゆる訛りというものは存在しますが、イギリスも例外ではなく、イギリスにはたくさんの訛りが存在します。一番有名なところで言うと “Cockney” でこれはロンドン特有のアクセントです。

ちなみに、私が住んでいたのはイギリスの北部、ロンドンよりもスコットランドに近いスーパーど田舎でした!イギリス北部というとマンチェスターやリバプールを想像する方も多いと思いますが、それよりもさらに北ですね。この地方の最大の都市はニューカッスルという街で、この地方のアクセントは “Geordie” と呼ばれ、イギリスで最も癖のあるアクセントの一つと言われています。正直行った当初は「これ...英語?」と思うぐらい絶望したのを覚えています。

イギリスのアクセントの場合は、ただ地域の違いという問題だけでなく、元々あった階級制度による階級の違いに依るところもあります。たとえば、皆さんご存知の有名なサッカー選手のデビッド・ベッカム。彼の英語は労働者階級を起源とするコックニーアクセントなのですが、自分のアクセントが気になって、あまりインタビューや会見で話したがらないなんていう話もあったりします!

このように、イギリスのアクセントには地理関係だけでなく、文化的背景なども絡んでいるのが特徴と言えるでしょう。もちろん、今回の趣旨は “Queen’s English” なんて誰も喋ってないのであきらめてくださいと言うことではありません!この様々なアクセントを知ることで、よりイギリスという国を知ることができるので、ぜひそこをイギリス英語の面白い部分だなと思っていただけたらと思います!

本当におもしろいアクセントがたくさんあるので、興味のある方は是非調べてみてください!

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