【仮定法を使ってみよう!】

今回は珍しく少し英文法のお話をしたいと思います。テーマは「仮定法」です!みなさんもご存知の文法だと思いますが、学生時代の時は教科書の最後の方に載っていて、意外とサラッと触れるだけで終わったという記憶の方も多いのではないでしょうか?ちなみに私もそうでした!ですが、日常会話の中でも意外と使われたりするんですよね。「仮定法が自在に使えたら良いのに...。」なんて思う方もいるのではないでしょうか?ちなみに、この日本語も「仮定法」ですね!

もちろん仮定法も様々なかたちがあるので、一回ですべてをご紹介するのは不可能です。なので、今回は一番基本的な使い方をご紹介しますので、今まで馴染みのなかった人はぜひ覚えてみてください!


  1. “I wish〜 を使った仮定法

仮定法では “I wish” を使った形が最も基本的なものとなります。けっこう前にはなりますが、某英会話スクールのCMで “I wish I were a bird.”(もし私が鳥だったら)という表現が使われていましたね!まさにこれが最も基本的な仮定法です。

例えば、

I wish I were rich.(もし私がお金持ちだったら)

I wish I could play the piano.(もし私がピアノが弾けたなら)

このようなセンテンスを作ることができます!ただし、このセンテンスはこれで完結してしまうので、ちょっとぼやきのようなイメージの使い方ですね、

この使い方で印象的なのは “I were” という普通ではありえない組み合わせですよね。この成り立ちの理由は定かではありませんが、どうやら普段はありえない使い方をすることで、それが現実ではないということを強調する働きがあったようです。ただし、現在では “I wish I was〜” で仮定法を表現するのが一般的になっているようで、特に若い人はこちらを使っているようです。


2. “If” を使った仮定法

次は “if” を使った仮定法です。 “if” 自体が「もしも〜なら」という意味なので、仮定法のイメージはつきやすいかもしれません。

例えば、

If I were a bird, I would fly to school.(もし私が鳥だったら、学校まで飛んでいくでしょう)

If I could play the guitar, I would play the Beatles.(もし私がギターが弾けたなら、ビートルズを演奏するでしょう)

上のような感じですね!ポイントは “would” と “could” です。これはみなさんご存知のようにそれぞれ “will” と “can” の過去形で、仮定法では外せない単語なので必ず覚えるようにしましょう!また、 “if” というのは仮定法に限らずみなさん普通に使っていると思いますが、あくまで仮定法というのは「起こりえない事」を表すための表現であることを忘れなければ使い分けることができると思います。

いかがでしたか?今回ご紹介した2つの表現が仮定法の最もシンプルな使い方になります。仮定法のポイントは「時制を一つ過去にずらすこと」です。仮定法には他にも過去仮定法や未来仮定法など複雑なものがありますが、このポイントを押さえておけばなんとなくイメージしやすくなると思います。何かととっつきにくい文法単元である仮定法ですが、ぜひ日頃の会話で使ってみて英会話の幅を広げてみてください!


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