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編集スパルタ塾の落ちこぼれ生徒だったけど、13万円払ってB&Bに1年通って本気で良かった(思い出)話

小林です。普段は渋谷のベンチャー企業で働いてます。長文になってしまったので、終わりの方に書くべき重要なことを最初に書いておきます。

ーーーーここ重要(特に受講を考えている人)ーーーーーー

受講を考えている人は絶対に受講すべき

重要なことなので最初にいいます。ステマでなく本当に受講して良かったです。もう一度受講しようかガチで悩むくらい(4月1日現在の今も悩んでます)。それくらい良い場所です。13万円ぶっ込んでガッツリ時間を費やしたとしても編集を本気で学びたいのであれば絶対に通うべきだと言い切れます。ほんと通って良かった。でも本気でなかったり全力でコミットできないのであればお金も時間も無駄です。(1回あたり5400円ですし、課題に費やす時間、受講する時間などもバカになりませんから…)

スパルタ塾は本気でスパルタでした

そして名前の通り本当にスパルタでした。実際に初回は満員だった座席も最後の方はガラガラ、脱落する人も多かったです。マジでスパルタだよ??という前評判を知っていて入った人ばかりの3期生ですらその結果なので、客観的に見てもスパルタです。私も途中で心折れました。もう課題やりたくない、B&B行きたくない、週末つらい、月曜日の20時ムリ!って何度も何度も思いました。それでもなんとか最後までやり切れたのは気力とかそういう類のものでした。(だからもう一度通うなんて簡単に決められない…)

本気なら1回5400円を安く感じる日がくる

コミットできないなら無駄だと書きました。そして脱落者も多かった。前払い一括で13万円支払いなので行っても行かなくても1回5400円。行かなかったら本気でお金の無駄遣い。でも本気であれば5400円なんて超安い(って思う日がきます)。気の持ちかた次第で値段の感覚すら変わるようなそんな塾です。なのでそれを体感したければ強い気持ちと13万円握りしめて入塾すべきでしょう。

1年を終えて変わったこと

通って何が変わったの?という結果面でのお話ですが、私の場合はプレゼンをやったこともない、スライドも作ったことないというズブのド素人でしたが、1年後には菅付さんに選ばれるようなものを作って松浦弥太郎さんにお世辞とはいえいいねと言われるくらいのものを提供できるようになりました。スキル面ではこれに尽きますが、大事なところはメンタル面。編集に対する考え方や姿勢が変わりました。編集なめてました。すみませんでした。なので本当に本当に菅付さん、スタッフの皆さま、ゲストの皆さま、そして共に12ヶ月を過ごした同期の皆さま、ありがとうございました!お疲れ様でした!!

ーーーーーーーーー重要な部分おわりーーーーーーーーーー

ということで、以下は落ちこぼれ生徒のつらい思い出話です。

ーーーーーーーーーここから落ちこぼれ生徒の思い出話ーーーーーーーーーー

BRUTUSサイバーセックス時代(2015年4月)

すいませんここから思い出話です。最初びっくりするくらい企画が通らなかったんですよ。ほんとに。初回のBRUTUS西田編集長のときなんてはりきりすぎて国会図書館までいって自分が生まれた年のBRUTUSまで引っ張り出してきて、サイバーセックス特集に惚れ込んで、映画特集考えましょうってお題だったのに、無理矢理企画書にサイバーセックス特集の表紙を埋め込むくらいには力を入れてました。でもまあ箸にも棒にもかからない。当日はスタッフの方から発表者リストを渡されるのですが、まあ名前がない。無慈悲ッ!て思うんですけどね。その日の授業がはじまって、皆さんがプレゼンするのをみてると、アーッてなる。そりゃ通らんわなあと。自分の企画と選ばれる人の企画、全然違ったんですよ。ストーリーや軸がきちんとあって、これが編集かっ!て思わせられるような内容。だし皆すっげー上手いんだよ。スライド。うわああああああ。プレゼン日常でやってます人材やあああって思ってね、もうね、チーンですよ。私一生プレゼンできないなって思いましたね。はい。

超優秀人材・宮原さん柴田さんワナビー時代(2015年5月〜8月)

サイバーセックスまで引っ張ってきたのに発表できないなんて、やはりプレゼンは見た目が重要だな?と感じ、お洒落スライドを作ろうとしたんですよ。もうね宮原さんと柴田さんのプレゼン美しすぎて発狂しそうで、はわわわわってため息でちゃうくらいでね、もうお二方への憧れが爆発して美スライドを目指したんですよ。でも全然でした。私がお二方のような美スライドを作れるわけもなく……私のスライドには小さい文字×少ない文章=イケてる風ダサポエムが載るだけで、今見返すと意味不明な短文の集合体。さっきチラ見しただけなのに正直しんどかったです。豪華おせちを夢見たのにできあがったのはスカスカおせちって感じでほんとうんこでした。つらい。

課題を出したり出さなかったりなスランプ時代(2015年9月〜11月)

サイバーセックスもダメ、お洒落プレゼンも作れない。次第にこれもう出しても意味ないんじゃないのか?って考えに陥りました。特にGINZAの回とか、GINZA?ん?銀座の情報誌かな????読んだことないのに定例ページの企画…いやあ無理でしょ…って感じ。それでも真っピンクな表紙のGINZAを買って、世界観をインストールしようと試みたものの、もう全然どうしたらいいか分からない。GINZAも分からない、スライドの作り方もわからない。わからないことだらけでどうしようどうしようとなって、気付いたら週末が終わって月曜日の20時が過ぎ、塾の時間がくる。足を運ぶも当然名前もなく、発表する方々やGINZA編集長、菅付さんの話を聞いて、ああなるほど。って。吸収するだけで精一杯な時期もありました。

とうとう9ヶ月プレゼンできずに死亡フラグ時代(2015年12月)

4月にスタートして半年以上もプレゼンできず、B&Bに来ても話を聞いてるだけ状態。ダメダメ受講生すぎてつらい死のうと思うようになりました。そして12月に入ると、ラストまでの受講スケジュールが発表されて、うっわもう終わるじゃんやばい!という焦り。焦りだしても何も変わらない取りあえず課題を出さなきゃと思って年内最後の企画を出したのですが、これもダメ。ぶっちゃけもう年明けからは通うのやめようかな的なメンタルで2015年を終えました。

2016年、はじめて発表できる(2016年1月)

そして2016年が到来。泣いても笑ってももうラスト5回だから、もう自分をぶつけてやる!って半ばヤケクソ状態になって課題に取り組みました。他の人にはない強みを全面に出して、インパクト重視で、だけど現実的なモノを出すって決めて。すると年明けの株式会社HAKUHODO DESIGN代表取締役社長 永井一史さんの課題「東京のブランディングを促進する、インバウンドを中心としたメディア案を提示せよ」で初めてプレゼンできることに。社畜と外国人観光客をマッチングするサービスを考えてプレゼンを出したんだけど、やっぱり自分が出せる力を最大限出しきったものに対して、意見を貰えるってすごく貴重で、しかもそれが超一流の方々で、こんな機会ほんとないですよ。

ラスト5回は全力疾走した(2016年1月〜3月)

そこからはもう全力でした。ぶっちゃけ永井さんの課題はプレゼンダメダメ人材からするとあのデキでもほんとにもう全力投球で、これがダメならもうムリ降参ってくらい。だから同じクオリティのものをもう一回作成するなんてムリって思ってたんですけど、一回発表すると、また発表したいと思うもので、なんとか選ばれたいからと、最低でも前回と同クオリティのものは出そうと頑張るようになりました。もちろん文字化けしないようにPDF化もして。そうすると次の松浦弥太郎さんもその次のライゾマ齋藤さんも川田十夢さんも最終回の嶋さん内沼さんも全部プレゼンできたんです。俯瞰して見てみると発表できたラスト5回って全部スマホを使ったWEBサービスだし、マッチングがどこかに絡んでるし、偏りありすぎるなって感じしかないんですけど、でも今の私が全力を出すとこういうアウトプットになるんだなってのが分かったので全力出して良かったです。自分の底が見えました

最後に

編集の世界が壮大である教えてくれた菅付先生、本当にありがとうございました。

頼母木さんのラップ調で「菅付先生、編集がしたいです…!!」

おわり

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