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憧れに挑める場所

はじめに

編集スパルタ塾において「豪華なゲスト講師陣だけが魅力ではない」ということや、「ゲスト陣だけを目当てにすると痛い目を見る」旨のことを多くの受講生がおっしゃっています。けれど、第四期の締め切りが迫る今、ゲスト陣にピンときて入塾を考えている方、そしてそれを動機にすることが不安な方はやはり多いのではないかな〜と思います。

もしかしたらこれを読んでいるかもしれない「憧れのあの人に向けて挑戦したい」あなたへ、わたしは入塾をオススメします。

憧れに打ちのめされ、徹底的に自分のダメさを知る

というのも、わたしの編集スパルタ塾入塾の最大の決め手は、第二期のゲスト講師陣にGINZA編集長・中島敏子さんがいらしたことでした。スパルタ塾にも慣れてきた夏が終わる頃、第三期にも登壇されるとわかった時はとても興奮したのを覚えています。いつかこんな雑誌を作りたい!と思う憧れのGINZAを舞台にした課題を受け、取り組むことはとてもワクワクすることでした。

バックナンバーを読み漁り、資料を集め、ぐるぐる考え、しかしなかなかアイデアがまとまらない。これだ!という企画が思いつかない。はじめのワクワクはどんどん不安に変わっていきます。そうこうしているうちにやってくる期限に合わせ、焦ってまとめたわたしのプレゼン。「憧れているだけ」の、企画と呼ぶにはあまりに未熟なものでした。

発表させていただけたものの、菅付さんからのコメントは「よく読み込んでいるのがわかるし、企画やキャスティングに無理がなくあってもおかしくはないけれど、つまらない」。中島さんからのコメントも、褒められもせず、ダメ出しされもせず・・という感じでした。あの日の講義の間はずっと、消えてなくなりたかったです。(笑)

それでも、好きは武器になる

そんな中でもひとつ、嬉しかったことを。中島さんに褒めて頂けたキャスティングは写真家・奥山由之さんの連載企画でした。奥山さんをはじめ「写真家から写真を見る」ことを知ったのもGINZAだったので、好きを形にすることをほんの少しだけできたような気がしました。

憧れだけじゃ戦えないし、好きなだけじゃ弱いけど、それでも自分が何かを好きだということ・知りたいと思うことは、誰かに何かを伝える時の強みになる。他の受講生のみなさんの発表を見ていても感じたことです。

中島さんの回をあげて書いてきましたが、全ての課題・講義が、菅付さんやゲスト陣の言葉のひとつひとつが、同期のみなさんと話す時間が、編集スパルタ塾で見たすべてが、クリエイティブとはかけ離れた大学生活を送るわたしにやってきた強烈な刺激であり、またとないチャンスでした。そのチャンスを活かしきれなかったことをめちゃめちゃに後悔しています。正直、休んだ講義も途中で投げ出した課題もありました。後悔しているからこそ、一年間の経験を自分で力に変えなければ、と入塾前よりも強い気持ちでいます。

この春大学四年生になり、就職活動の真っ只中にいます。編集スパルタ塾で学んだことをぶつけられる大きな壁が目の前にあります。わたしは編集スパルタ塾で、好きを武器にする自信を手に入れました。それを仕事にしたいという、意志も。

最後に

この春からの一年間、後期募集の場合は秋からの半年間、編集スパルタ塾に通うか迷っている「憧れ」を持った方。わたしと同じ大学生かもしれませんね。どうぞ、思い切って、門を叩いてみてください。

編集スパルタ塾は、受講者によって色も形も模様も変わる学び舎です。だからいいと思うんです、動機が憧れだってなんだって。編集スパルタ塾に通い続ければそこに、自分の武器になる何かが見つかるはずですから。

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