前はあんなに君のことが好きだったのに...


没入と熱

この一年を振り返るとき 思い浮かべるのはそんな言葉だ

集中して課題について考え アイデアをめぐらし

その道の求道者から感想や意見をもらうはイクサイティング

時代のクリエイティビティに触れる感覚もあったよ

出題者の著作を読んで 彼と共に考え 共に生きる週末もございました

普段ならおよそ触れることがないだろうものに触れ

意識したこともなかったものに考え留めたりもしたっけ


大切なのは凡庸な視点から 少しだけズラしてジャンプすること

それを人に提示できる形にすること

広く掘らないと奥行きが出ないし うまくズラせないから

どうやって どれだけ掘るかが肝心だった

あんたにその覚悟と忍耐があるかい?

結局さ あんたが今日をどう生きたいか それに尽きるんだ

ただただ 人生は長いのだ

退屈と怠惰は容赦なくあんたの人生を襲う

だから本気になること

目の前の課題に没入すること

それこそが大事だったのさ


だけど だけれど

そんな刺激も繰り返されると慣れてしまうのが僕の過ち

今の仕事についても同じ

そこそこ好きな自分の仕事においてさえ

ヤレヤレ飽き始めている自分に気付いたんだ

前はあんなに君のことが好きだったのに...

だから後輩 覚えておいで

人間ってね 好きなものにも飽きるのさ

実も蓋もないこの事実を認めて

退屈して生きていくわけにもいかないので

熱源を探そ

自分の内側に もう感じている その熱源を


それで君はいま 何に熱くなってるんだ?



http://spartaeditor3th-bayash.hatenablog.com

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