オリジナリティとは何かを考える場所
頼母木です。フリーランスでマーケティングの仕事を始めて今年で3年目になります。昨年、業務としてWEBメディアの編集の仕事を始めたので、編集力のアップを目的に参加しました。
マーケティングのプランナーとしての10年ぐらいの経験があり、企画力には自信があったので今さら塾に通う必要はないかなと考えましたが、こうして1年間通った後の感想としては、「参加してよかった!」と心の底から思っています。
企画力と編集力は共通する部分も大きいですが、編集はとても奥が深いです。多くのことを学びました。「参加していなかった自分を想像すると恐ろしくて震えます」編集スパルタ塾に通いだしてから、意識も高まり、見た目も少し垢抜けたようです。さすが編集スパルタ塾です。参加するだけで、私のようなBefore→Afterの効果も期待できます。
そんな僕が思う編集スパルタ塾のおススメポイントを簡単に紹介します。
1. 自分の思考の癖に気づくことができる
どんな人でも思考の癖というのがあります。例えば僕の場合は「強いコンセプト」を考えることにこだわりがあり過ぎるため、必要以上にそこに時間とエネルギーを使ってしまい、ディテールの詰めが甘くなってしまうことが多々ありました。
普段の生活の中で、このような自分の思考の癖に自分で気づくことは難しいのですが、繰り返し同じ形式でプレゼンするスパルタ塾だからこそ、気づけた点だと思います。
2. 一流の人たちに自分の企画をぶつけることができる
自分の企画がどれくらい通用するか腕試しすることができます。自分が自信を持って面白いと思って出せた企画に関しては評価してもらえたので、そこは自信になりました。一流の人は必ずプロとして、こだわっているポイントがあり、そのレベルの高さを知れた点も貴重な財産になりました。
3. 興味・関心の幅がひろがる
参加者はみんな自分の得意分野を持っているので、人のプレゼンをみているだけでも自然と興味・関心の幅が広がっていきます。以下に自分がモノゴトを知らないかに気づかされます。
菅付さんから出てくる固有名詞の半分くらいしか分からず、まず企画をするために必要な知識が不足していることに気がつきました。プロの編集者の人たちの知識量は半端じゃありません。それを目の当たりにしたらイヤでもインプット量が増えるでしょう。
4. 人のプレゼンをたくさん見ることができる
毎回ゲスト講師がくるたびに12、3人のプレゼンを見ることになります。いままで生きてきて、これほどたくさんの、他人のプレゼンを見たことはありませんでした。しかもその課題は自分が数週間、必死に考えたお題です。それらの他人のプレゼンを見ているうちに、どういったプレゼンが人の心に刺さるのか、感覚的にわかってくるようになりました。
5. オリジナリティについて考える機会になる
他の人とかぶらない面白い企画をどう出すか、つまり自分のオリジナリティをどう出すかについて、徹底的に考える良い機会になりました。その結果、最後の講義では、オリジナルラップを作成して披露できる程度には図々しくなれました。フリーランスとして活動している自分にとって、オリジナリティを持つことは生命線です。これからもオリジナリティを追求していきます。
6. 企画がどれくらい好きか再確認できる
プランナーになりたての新人の時のように、がむしゃらに企画に向き合い、最後の最後まで粘って企画を考える1年を送り、あらためて自分は企画が好きなのだと再確認できました。大変でつらいことも多いけど、企画することから逃げずに頑張ろうと決意を新たにしました。
7. 共に一年間戦った仲間ができる
大変な一年を一緒に生き残ったメンバーと強い友情が芽生えます。戦友のような感じでしょうか。素晴らしい仲間に出会えて本当に良かったです。
こんな感じでしょうか。一番大きいのは編集者マインドを手に入れたことかもしれません。編集者としてどう行動すれば、昨日の自分よりも面白くなれるのか、常にそれを考えるようになりました。
仕事をやりながら1年間通うのは確かにシンドイですが、この程度のことを大変だと思うのなら、あなたに企画の仕事は向いていないかもしれません。
現実の企画や編集の仕事はもっと大変ですし、スパルタです。企画で飯が食いたければ、これぐらいは余裕な顔をしてサクッとこなして、次のステージに向かいましょう。
頼母木 俊輔
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