発表できた企画・できなかった企画

1年間やる気を持ち続けるのは想像以上に難しく、正直なところ今は後悔のほうが大きいです。特に後期は苦手分野ばかりで、ちょうど同時期に仕事も立て込んで、いろんな言い訳をして全力を出していなかったように思います。絶対毎回提出だけはしようと思っていたけど、提出しなかった回もありました。ただ出しただけ…の回もありました。1年間気持ちを保てなかったところや、詰めの甘いところも含めて、自分の実力なんだな…と受け止めています。負けん気や根性が圧倒的に足りてませんでした。そういう気持ちの弱さも、全部結果に表れてしまいます。

なので、ゲスト賞にはもちろん縁がなくプレゼンできるかどうかが自分の成果になってしまっていました。毎回提出するタイミングで「今回は楽しんだから悔いはない」「これは…無理だ…」「ギリギリ発表できても怒られそう」と感じながら提出していました。そしてその感覚は意外と裏切られることがなかったので、恥を忍んで企画ごとの反応を総括したいと思います。

<発表できたけど惨敗も惨敗>

■「BRUTUS映画特集」:『映画ドラフト会議』


<自信がなかったけどギリギリ発表できた?>

■受講生から声をかけてもらうきっかけになった:『10年間 新聞日記』

・「ありきたりなアイディアだなあ」と思いながら他の案が思いつかず提出。でも、この企画以降声をかけてもらうことが増えました。実感と反応にギャップあり。

・ゲストの中村さんからは「補助線が引かれた気がする。あとは、アウトプットにもっとこだわりたい」

・菅付さんからはアンネの日記を例に「日記文学はたわいもないことが書いてある。でもそれを読む後世の人はそのとき何が起きていたか知っている。その視点に近い」

<箭内さんにははまらず…菅付さんには喜んでもらえた…?気がした>

■「渋谷のラジオ」番組企画:  『やないのそいね』

・ギリギリまで違うことを考えていて、でも「自分が絶対にやりたいかどうか」を考えたときに何か違う気がして、締め切りを過ぎてからやっと出てきた企画。なので、企画書は箇条書き…だけど、自分が担当したいと思うかという点で逃げなかったので、実は1年間で一番自信があった企画です。(受講生からの反応はイマイチだった気がするけれど)

・箭内さんには「知らない人と添い寝なんてしたくない。でもやりたくないことほどやらなくちゃいけないのかもしれない」

・菅付さん「ラジオ好きとしては、これは聴きたい。終わりを決めない番組にしたら面白くなりそう」

<受講者のかたに「よかったね」と言ってもらえたけどゲスト賞ならず>

■川田十夢さん 編集の拡張企画:『台本』でつくるアナログSNS

・川田さんは若干ひきぎみで「ヤバイこと言ってるなと思いました」

・菅付さん「秘密結社感がよい。クローズドの良さが出ている。もう少し具体的に人や日時を指定できるとよかった」

<そして…悲しいことに発表できなかった企画>

■ライゾマティクス齋藤さん:デジタル技術を使って海外からの旅行者を日本の各地に分散させる企画『移動大国ニッポン』

・改めて読み直すと、完全に時間切れなことがわかります。リサーチが足りず、前提から企画へのつながりが弱い。そのうえ、アイディア止まりで具体的な展開が弱い…などなど反省。こういうとき、当日他の受講生の発表を聴いている間、反省の念が深まります。(「スケルトン飛行機」はちょっとやってみたかったのでますます悔やまれます)


■PARTY 伊藤さん「2020年に向けて交通機関を整備する」:『ヒトこそマーク』

・発表できなくて当然、できなくてよかったとさえ思える完成度の低さ…完全に、正面から逃げています。苦手だからといって、リサーチや課題の根本から逃げてアイディアから入ってしまった例かなと思います。後期は東京オリンピックを意識した課題が多かったのですが、見事にダメでした…。



以上、一部ですが、いい意味でも悪い意味でも忘れらない企画でした。結果がよくないので、真似はできないと思いますが、同じ人間が出した一連の企画として参考になれば幸いです。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?