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中国人が見た日本:3つの姫神を祀る宗像大社(1)

留学中、福岡県宗像市に2年半滞在し、宗像三女神を祀る宗像大社を中心に、長い歴史を誇る地元の人たちと触れ合った。

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五月のゴールデンウィークに、日本人の友人と車で宗像大社を訪れ、いろいろと調べてみた。 宗像大社は沖津宮、中津宮、辺津宮の三宮からなり、前者二つは沖ノ島と大島、最後のひとつは九州島に位置する。 三宮には、長女の田心姫神、次女の湍津姫神、末女の市杵島姫神が祀られている。

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平成29年(2017年)には、この3つの神社とその関連地域が世界遺産に認定された。 友人と二人で車で行けたのは、辺津宮までだった。 沖ノ島は、私たちのような一般観光客は参拝できず、聖職者だけが10日に1人の割合で交代で参拝し、神社を守っているという。

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女性は島を訪れることができないそうで、フェミニストから抗議があるかもしれない。また、沖ノ島は文化財の宝庫でもあり、古墳時代から平安時代までの8万点の遺物はすべて国宝に指定されており、「海の中の正倉院」とも呼ばれている。

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宗像大神は、日本書紀や民俗学上の記録にも登場する。 宗像大神を祀る宗像氏も古くは名門で、院政、鎌倉幕府、室町幕府と良好な関係を保ち、戦国時代まで有力な一族であった。

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神聖で神秘的な神社に入るときは、神を怒らせたり冒涜したりしないように、ルールを守らなければならない。 神社の前で手を洗うのがその象徴だ。神社の中に入ると、ひっきりなしに参拝者がやってくるのが見えた。

目の前の木箱に賽銭を投げ入れ、手を合わせて3回拝む姿は厳かである。 日本固有の信仰である神道には、多くの信者がいる。 どこの神社に行っても参拝客がいる。 しかし、日本人が神道を篤く信仰しているのかというと、それはまた別の話だ。 (続く)

【出典】https://www.toutiao.com/article/7097940618680386048/
【翻訳】松本忠之

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