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歴史ロマン:歴史的皇帝に寵愛された王妃

引用:【内蒙发现康熙女儿墓,尸身240年不腐,墓中发现稀有宝物价值上亿 - 今日头条】https://m.toutiao.com/is/Fd7sqJ3/

1972年。内蒙古で古代の墓が発掘された。

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中には、きれいなドレスを身にまとい、金銀財宝に囲まれ、腐乱もなく、きれいな状態の女性ミイラが収められていた。ドレスだけで、当時の価値で一億元人民元を超える価値があるとわかり、高貴な身分の女性であったことが伺えたという。

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調査の結果、遺体はかの康熙帝(こうきてい)の娘の一人である、固倫栄憲(ころんえいけん)妃であることが判明した。「固倫」とは満族の言葉で「国家」あるいは「天下」を意味する。元々は栄憲妃と呼ばれていたが、康煕帝の寵愛を受け「固倫」が付けられたという。

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では、なぜ内蒙古からこのお墓が発見されたのか?固倫栄憲妃は、康煕帝の寵愛を受けながらも、政治的な婚姻政策に寄与せざるをえなかったようだ。満蒙関係(満族と蒙古族)維持のため、蒙古族のとある部族の首領に嫁いだと言われている。そのため、お墓が内蒙古で発見されたのだ。

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康煕帝(下写真)の王妃ひとりをたどっても、これだけの歴史ロマンを感じる中国史。中国には、まだまだ歴史好きな日本人の好奇心をくすぐる史実が、たくさん埋まっていそうだ。

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