思春期にしては感度が鈍い

最近、「血の轍」という漫画を読んだ。
所謂、毒親の、母親の異常性を描いた作品で。
失礼でとても不謹慎だが、私が主人公だったら私の過去、私自身はもっとミステリアスで魅力的な人に、なんて思ってしまった。

皆が特別になりたがる。
そんなの凄く疲れることなのに。特別ってなんすか。「生きてるだけで特別」な訳がないんですよ。そんなの絶対に有り得ない。私が証明してる。ね、誰が誰にとっての特別の話をしているの?それ。刺激的で汎用性のあるものしか生き残らない特別。
生きてるだけで仕様もない人が皆上から目線で、生きてても仕様もないのに皆、上から目線で。皆、上から目線で、もれなく私も上から目線で。
死ぬまで思春期のとげとげを追い求めているんじゃないかなって思うんですよ。
思春期を過ぎてからこれからの人生、思春期のとげとげを追い求めるしか、刺激無いんじゃね?って。めっっっちゃ嫌だけど、そう思って。
そう考えたら、感覚としてめっちゃ自分鈍くね?って。
思春期に終わりはないかもしれないけれど、一度閉じた思春期は感度が鈍い。

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