祖母の死から感じたこと

大好きな祖母が、昨年末の蟹座満月の日に他界した。
蟹座満月を命日に選んだ祖母。
さすがだな、と思った。
祖母の死から色々と気づくことがあったので、書き留めておく。


わたしがチャネリングできるようになったのは3年前。
亡くなった方や亡くなったペットと
チャネリングさせてもらったのは、数える程度だが
そんな経験から、今のわたしには生死の境がよく分からなくなっている。


亡くなっても話せる。
だから、肉体的にはもう会えないが、
「お別れ」と思わなくなった。
むしろ、チャネリングできるし、
なんなら守護霊的な感じで近くに存在を感じられるようになる。

だから、さほど悲しくも寂しくもない。
これまでの自分からすれば、すごくおかしな感覚だと思うし、
分からない人に話したら不謹慎だと思われるかもしれない。

実際、自分はつい3年前まではチャネリングができなかったし
死=お別れ=寂しい・悲しいもの
と思ってきた。



施設の方から連絡があったのは12月上旬。
通常でも今の時期はインフルエンザ予防のため
面会謝絶なのに、
このコロナ禍で、話があるから来てください、と。


さすがに普通ではないと思った。


なんとなくこの1年、
そろそろ喪服を買わないとな〜と感じていた。
でも、買ったらそういう話が来そうで
嫌だったので買わずにいた。
(色々と矛盾することはある)

施設の方の話は、そろそろ最期が近づいていて
看取り部屋に入った、ということだった。

何度か面会に行った。
コロナ予防のため、人数と時間の制限あり。

祖母は、わたしが行くといつも喜んでくれた。
通常なら手を握ったりできるのだが、コロナの関係で禁止されていた。
すぐに閉じてしまう目を見開いてくれて
笑ってくれた。

日を追うごとに老衰していった。
わたしが最後に会えたときには
「あ・・・」と口を開いて、声を出してくれた。

いつも「ありがとう、ありがとう」と言っていた祖母。
その時もきっと「ありがとう」と言っていたんだなとすぐに分かった。


おばあちゃん、ありがとう!

大好きだよ!!


何度もそう伝えた。

祖母はすごく穏やかで優しくて
わたしは一度も怒られたことがない。
本当に尊敬している。


そして祖母は旅立った。

2020年12月30日 蟹座満月の日
12時30分頃がちょうど満月だったのだが
13時頃に息を引き取ったという。

今回の蟹座満月のテーマは
「家族や仲間たちとの絆・コミュニケーション」

祖母が亡くなったことで、親戚が集まり
コミュニケーションを取ることが出来た。

電話が来てから3週間も生きてくれた。

だから、見送る側も心の準備ができた。

おばあちゃん、すごい!
ありがとう。


「納棺の儀」

わたしは小学生以来、葬儀に出たことがなく
大人になってから納棺に立ち会えたのは初めてだった。

最初に祖母の亡くなった姿を目の当たりにしたときは、
親族だけでなんだかアットホームな感じもあり、
平静を保てたが、
納棺の儀の時には号泣してしまった。

手紙を書き
手作りの小さな人形を入れさせてもらった。

納棺士の方の手際、説明の声のトーンが素晴らしくて
感動した。
わたしみたいに人の感情を受け取りやすいタイプには
絶対に務まらない仕事に尊敬の念を感じた。



つづく



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