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第2回 演劇無料塾#22 -全てを手放す-


かもめ、に戻ってきた。


舞台に上がったら、今までやってきたことを忘れていい


数年前にどこかで読んだ言葉がずっと心の中にあって、今まで何度も聞いてきた。


忘れられない場合は? 蘇ってしまったら?

気づいて、手放す。


インプロと同じ!!  脚本ではどんな感覚なんだろう。
もうすぐ体験できる。


手放した瞬間が何度もあった。
まだ探求はできるんだろうけど、今ここを脚本の中で生きる時間。

衝撃。かもめが喜劇、ということを皆が証明した。


最初読んだ時に頭の中で勝手に動きの想像が始まってた。
小説を読むときと似たような感覚。

その感覚を持ったまま立ってしまうと、緊張が入ったり頭の中の声が大きくなってしまうのかも。


内×外、エネルギーで遊ぶ

0(静止)-10(最速)、ガイドでスピードを変える。
最初は内側も外側も5(普通に歩く)、そのあとは外側と内側を変えていく。

身体は0(静止)なのに内側が10(最速)の状態がとても興味深かった。
上半身だけ前に出てしまう。

楽器で例えるなら、休符中に身構えて「次の小節が出番だぞ」と待っている直前のよう。
内側は音楽に満ちていて、外側(身体)は静止している状態。


身体を使うことになら何でも、日常でも同じ状況はある。



脚本×クラウン=...?

まずはやってみる。


忍翔さん「クラウンやった時みたいに
相手を笑わせてみて。」





「さぁ、、、笑うのだ!!!」
「...」


この失敗してる感じが笑える。クラウンが降りてくる。


ほっ!!!!
「え??」


反りすぎて腰が...



よっしー「笑ってー!!愛してー💌」
けんしん「え...」


キュー「ちょっとお兄さーーん✨」
タッキー「は、はぁ...」


「I’m Thai🇹🇭」
「Why Japanese people!?!?」



ある程度笑わせたら、セリフに入る。
クラウンは笑わせるのが目的だけど、脚本には色々な目的がある。

クラウンのように影響を与えられたらいいよね。




4月にやったクラウンを思い出していた。
あぁ、そういえばそんなクラウンだったね...と思い出す。

すごく懐かしくて、嬉しい。ほんの少し、寂しい。

本当にたくさんのものを手に入れてきた。あとはもうそれで遊び続けるだけ。


もうすでにできるからね。


知見


・「これでいいの?「こうしてみた方がいいんじゃない?」思考が邪魔をしてくるけど、きっとできるんだよ。
思考を手放して、今いるところを信頼していい。

・必要なことはもう身体に入ってるから、考えずにやってみる。あとは手放すだけ。

・1つ1つの行動にどんな影響を受けたかは返ってくる。クラウンは笑う、笑われない、の2択だけど芝居は色んな反応が返ってくる。役の奥にいる、その人に影響を与えたい。

・相手とのやり取りでしか見つからないものがある。舞台に立ったら考えてきたことの再現や披露をしなくていい。つつき合いをやるだけ。

・頭の中ではなくパートナー、場所、空間に意識を持っていく。もうすでにできるから。

・舞台に立つまでの準備はいるけど、立つ直前の準備はしなくていい。

・芝居中に、自分で自分へのダメ出しが入る時がある。その声がなくなった時、その人のベストが出る。〜をしよう、としなくていい。

・思考がセリフより早いからにしていけたらいいね。セリフ忘れても、思い出したい必死さも舞台上で出せたらいいね。

「できる」と決めて舞台に立つ。




編集後記

私が動けないぶん、みんなが動いてくれてる。
それを見て、書いて、私の人生が変化していく。
無料塾が終わっても変わらない気がする。

ステキな循環。


もうすでにできるからね。


幾度となく聞いた言葉が、私の身体にも沁みている。
自然とこの思考になっていた。いつからだろう。

気づいたら私も同じ想いを持って行動し、言葉にしている時がある。

言いながら驚く。いつのまにこんなに思考が変わったの!?!?

初めての感覚。嬉しい。

赤ちゃんが自然と言葉を話し始めるように、聞いている言葉を自然と使うのかもしれない。

今年は無料塾やインプロ、演劇界隈で知り合った人たちとたくさんの話を重ねて聞いてきた。
思考が変わるのも当然。


さぁ、もっと夢をみよう。一生に一度、できたらいいなと思ったことが全て今年に叶う。

私も、私の人生で手放し続けていく。

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