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NASDAQ:CREE分析



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会社概要

同社はシリコンカーバイド(SiC)、窒化ガリウム(GaN)などの半導体やLEDを開発・製造している。主要製品は青色・緑色LEDや住宅用LEDなど。1987年創業で従業員数は5130人。LEDの生産を行うCreeと半導体の生産を行うWolfspeedの部門に分かれている。Infineon technologiesとの協力関係がある。

半導体の根本理解

半導体

半導体は絶縁体と導体の間にある物質のことです。半分導体半分絶縁体といったものです。シリコンのような単体で半導体となる元素半導体、化合物で半導体となる化合物半導体の二種類があります。元素半導体は集積回路(ICやLSI)などに、化合物半導体は発光ダイオードなどに使用されます。

業績

2011~2014年までは増収でしたが、2014年以降は減少傾向にあります。また、物を実際に作る会社のため、粗利率は30%前後と低い傾向にあります。総収入は2020年度第4Qで$205.7mnであり、YoYでは18%減QoQでは5%減でした。

2021年度第1Qは$203mn~$217mnを予想しています。

業績に対する見解

COVID-19によって供給も需要も低下していることに加え、中国が自国通貨切り下げを行うとさらに厳しい展開が予想されます。政治的要因に強く左右される企業だと思います。今回の減収減益はCOVID-19下での製造の際に感染予防対策を行ったことでコスト増加があったとしています。


売上のセグメントごとの表などがなかったため10Kを読んだ上での簡易的な分析となりましたが、不確定要素に業績が左右される銘柄との印象を受けました。5Gや自動運転といった追い風は存在しますが、大統領選に左右される上、製造業であるためパンデミックの向かい風が直撃しています。


投資は自己責任で

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