紙の本をすべて処分してKindleに移行した

 紙の本をすべて処分しました。そしてKindleで改めて購入しなおしました。本は断固紙派でしたが、色々な理由を経て電子書籍で良いと思うようになりました。

近所に本屋がない

 学生の頃、通学路に大きな書店があったこともあり、立ち寄っては気になった本やランキング上位の本を購入し、学校や喫茶店で読んでいました。しかし、社会人になり、ひとり暮らしを始めたこともあり、本屋からは遠くなりました。わざわざ本を買いに行くために本屋に行くこともなくなり、どうしてもほしい本はAmazonで購入していました。

引っ越しの度に大きな負担になっていた

 2年の更新ごとに引っ越していたこともあり、その都度大量の本をダンボールに詰めては出して並べて……とかなりの労力を使っていました。ましてやそのうち半分以上は読み直すこともなく、正直無駄な荷物と化していました。また、本のために部屋のスペースも消費してしまい、家具の配置も制限されていました。

本の貸し借りをしない、売らない

 紙の本の良いところとして「貸せる、売れる」です。しかし貸す友人もいなければ本は売っても二束三文にしかなりません。それなら電子書籍のセールをやっているときに買ったほうが得だよなあ、という結論に至りました。

Kindle Oasisが良い

 昔Kindleが日本上陸したころ、安価なKindleデバイスを試しに購入したところ、リフレッシュは遅い、動作は遅い、解像度も低い、ページ送りもしづらい……と不満だらけでした。iPadで読むとiPadはでかすぎるしバッテリーが持たない。スマホで読むには画面が小さいとイマイチしっくりきませんでした。

 しかし一昨年、Kindle Oasisを譲っていただき使っていたのですが、これが動作が速いし画面は綺麗。サイズも文庫本とほぼ同じサイズで読みやすく、軽い。バッテリーも気持ち悪いくらい持ちます。ページ送りも物理ボタンなので誤タップもなく快適。そして防水。お風呂でも本が読めます。適当にKindle Unlimitedで借りた小説を読みましたが、これなら紙をすべて処分しても良いなと思えるようになりました。

本を処分した

 本を処分するにあたって考えたのが流行りのフリマアプリ。しかし、1冊1冊出品して売れたら梱包して送るのも手間。それに費用対効果として考えるとおそらく赤字になるだろうと思い、ひらめいたのがブックオフのダンボールで集荷して買い取ってくれるサービス。適当なダンボールに本を詰めて送るだけで買取してくれるもの。これなら出品も梱包も持っていく手間も省けます。買取価格は大した金額になりませんでしたが、よほどの本で無い限り大きな価値になることはないので、問題なし。

結果どうなったか

 引っ越しが超らくになった。最低限手元に残しておきたい本だけ残したのですが、ダンボール1箱にも満たない量だったので超ラクでした。置き場が空いたことで別の家具をおけるようになりました。

 そしてこれは自分でも想定外だったのですが、Kindleに移行したことで本を読む機会がグッと増え、月間の購入数が何倍にも増えました。

 理由としては本よりも持ち運びがしやすくなったので、通勤中に読むようになったこと。かばんに適当に突っ込んでも折れ曲がることはないし、濡れて紙がしなしなになることもなし。ましてや1台で何百冊の本を持ち歩けるので、端末に入れておけば次々読むようになってしまいました。

 そして注文したら即読めるので、売り切れや家まで届く時間を気にせず、欲しい!読みたい!と思ったら即読めてしまうので続きをガンガン購入するようになってしまいました。

紙は良い。しかし電子書籍も悪くないよ。

 紙は最高です。ストアから消されることも無ければ、初版という概念もあります。しかし、テクノロジーの進化により、短時間・安価で多くのコンテンツを消費できる時代に「紙」という制限を設けてしまうのはちょっともったいない気持ちがあります。

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