韓国ドラマ、好きなやつ

 韓国ドラマにはまったので。2020年に見たもののなかで、好きなやつと感想のリストつくりました。見始めやすそう、おすすめ度が高いとこから順に書いてます。15本です。韓国ドラマは2020年にはまり始めて見始めたので、有名なやつばっかりです。あと、アマプラとかネトフリ等で配信されてたら書いてます。(2020/12時点)キャラ名、役者さんの名前など敬称略です。

保健教師アンウニョン (ネトフリ)
 主人公の保健教師が学校に潜むおばけと戦うドラマ。保健教師アンウニョンと漢文の先生が一緒におばけがたくさんでる学校の謎を探っていく。音楽が特に好き。ストーリーも面白い。画面の色合いとかも好みだ。6話までなので比較的見始めやすそう。続きは作られるのかな~

椿の花咲く頃 (ネトフリ)
 シングルマザーのドンペクと警察官のヨンシクの二人の話がメインで、それに加えて物語の舞台、オンサンの街で起きた連続殺人事件とかいろいろな要素が統合されたドラマ。ドンペクを弱い女性として描くのではなく、強い女性として描いててわ彼女を良い感じで支えるヨンシクがよい。撮影地の九龍浦に行ってみたくなる。ドラマに出てきたそのままの場所をみられるらしい。ヨンシク役のカンハヌルが眼鏡をかけないと別人すぎて、びっくりした。ミセンのチャンベッキだとは思わなかった。

プロデューサー
 新人プロデューサーのペクスンチャンがお仕事頑張る話。テレビ局のお仕事がわかる。脚本がパクジウンで、コメディ要素の入れ方がすごくうまい。面白すぎて連続一気見してしまった。シンディ役のIUがかわいい。ほんとにかわいい。ちょっとはかなげなIUの表情めちゃ好き。

マイディアミスターわたしのおじさん (アマプラ、ネトフリ)
 最初の2話までちょっと怖いかもしれないけど、3話くらいまでみて。派遣社員のイジアンと社内の権力闘争に巻き込まれたパクドンフンの心の交流を描いたドラマ。それぞれに持ってる悩みとか苦しみは違うけど、みんな生きてるっていうのを感じる。イジアンがパクドンフンを盗聴して、パクドンフンに思いを寄せてくとこが良い。だけど、いやらしさがないんです。そこが好き。

サイコだけど大丈夫  (ネトフリ)
 自閉症の兄を世話する主人公ムンガンテと絵本作家のコムニョンが出会って、幸せになるドラマ。ちょっと変わってても大丈夫だな、って思える。ムンガンテが、無茶苦茶なコムニョンの手によって、しがらみから解放されていくとことか、キャラクターそれぞれの変化、成長が良い。自閉症の兄を演じるオジョンセの演技がすごい。4話で出てくるモーテルの名前が映画「サイコ」の登場人物の名前がついてたり、俳優さんが出演してる他のドラマのメタネタなどがちょいちょいある。

ミセン〜未生〜 (アマプラ、ネトフリ)
 新入社員の奮闘を描くドラマ。棋士をめざして夢破れた主人公が、高卒で、周りに見下されてしまうけど、とにかくくらいついて頑張る。私はまだ社会人じゃないので、働くってこういう感じなのかなーっていうイメージもできました。新入社員たちがみんなかわいいので癒される。女性の働きにくさも描かれててるし、リアルな感じ。商社が舞台なんだけど、登場人物の語学力がすごい。フェミニズム表現についてだと、このドラマは2015年で、同じ年にやってたプロデューサーでも、主人公の先輩PDが女性だから他の人に負けないように気を張ってきた、というシーンがあったりする。でも、最近のドラマだと、女性だから大変だった、みたいな表現は減ってる気がしてて、彼女はもう一人でやってける系(椿の花咲く頃 とか)が多いのかな~と思ってます。

梨泰院クラス (ネトフリ)
 成り上がり復讐劇! 悪役側の悪演技が最高すぎる。話の構造が、ジャイアントっていう韓国の大河ドラマと似てる。多分これに影響受けてるんじゃないかなぁ。このドラマのチョイソが好き。気がつよつよなので! 

シグナル (アマプラ、ネトフリ)
 過去と通信がつながるトランシーバーを使って、事件を解決していく刑事もの。時間ものの要素と、刑事ものの要素がうまく合わさってる。

スタートアップ夢の扉 (ネトフリ)

 AI技術を使って起業して会社を成長させていく話。恋愛要素あり、起業して成功していく姿に夢ありで、見ていて楽しい。技術って夢があるな。IT化社会についても考えさせられるドラマ。

太陽を抱く月 (アマプラ、ネトフリ)
 架空の李王朝時代を描いたドラマ。運命に引き裂かれる二人、みたいな話が主題だけど、宮廷どろどろ権力闘争、絶対に外戚に権力を握らせたくない王 vs 外戚と、巫女を使った呪術バトルが面白い。巫女の呪術バトルがすごい。登場人物の表情が強烈。感情がかなり激しめのドラマ。

わたしの名前はキム・サムスン 
 パティシエの主人公キムサムスンと、ちょっとむかつく御曹司との、偽装恋愛から始まるラブストーリー。自己受容の物語。セリフのセンスがとても良い。

愛の不時着 (ネトフリ)
 北朝鮮に不時着した社長ユンセリが北朝鮮の将校リジョンヒョクと恋愛する話。ユンセリが北朝鮮で無謀な行動をとるのでめちゃめちゃドキドキする。北朝鮮の様子が興味深い。ユンセリと北朝鮮の人との国境を越えた交流が描かれてて感動する。10話に特別出演してる緑ジャージの人は、映画シークレット・ミッションの北朝鮮スパイ、ドングだよ〜! パクジウン脚本作品は、超えられない壁、引き裂かれる二人、、、みたいな表現がうまくて、そのテイストをリアルな世界で再現してるのがこの作品だと思う。

ジャイアント
 漢江の奇跡と呼ばれる韓国の経済成長の時代を生きた人々のフィクション大河。建設業界の話で、今の江南の基礎を築いていったりする。韓国現代史がちょっとわかるようになる。韓国の経済成長の仕組みとか、ある程度の前提知識をいれて読むと、より楽しめそう。このドラマで一番気になったことは、悪役がずーと釜山弁(?)で話していること。しかも親日派(植民地時代に日本統治に協力した人)の息子らしい。主人公たちも釜山から来たのに、方言は話していないことから、多分もともとある方言イメージを利用した悪役キャラなのかなーと思った。ドラマ「アビス」で殺人鬼が話してた方言とも似てるし。釜山と日本の関わりから来た悪イメージなのかな? 釜山弁は日本語とイントネーションが似ているとも言われてるし。(ネタばれになるからどの映画とは言えないけど、悪役日本人と協力してる釜山の人っぽい人がでてくるやつとかあった。)韓国語の方言を聞き分けられるわけじゃないので、方言はイントネーションからの推測だから、正確じゃないかもしれない。韓国での方言イメージが気になった。

青い海の伝説 (アマプラ、ネトフリ)

 人魚と人間の恋の話がメイン。遺産相続殺人の話も。人魚というテーマを使ってここまで面白くできるパクジウンすごいなあ。パクジウン脚本の笑いの入れ方がとても好き。

ドリームハイ (アマプラ、ネトフリ)
 芸能人を目指す高校生たちを描いたドラマ。今もいろんなドラマに出て活躍してる役者さんたちの若いころが見れるので楽しい。IUが演じる役が最初IUだってわからないので、すごい。

全体的な感想
・資金の潤沢さを感じる。1カットが非常に短いし、カットごとに撮る角度変えてたり。長回しが少ない。
・ドラマ内でスポンサーの商品の宣伝が入る。広告の影響でサブウェイに行く頻度が上がった。
・俳優さんの表情筋の動かし方が繊細。下手な演技をする人をまだ見たことがない。そして俳優さんの演技力に頼った、表情のアップが多い。ドラマの中で、動作とかで感情を表現するような、漫画的な表現が少ないかも。
・イケメンね、美人ね、というシーンが多い。見た目に関係して、化粧、ヘアスタイルなどが参考になる。一人の役者さんに対して、あるドラマではこういうメイクと髪型でこういうキャラをしてたけど、他のドラマでは、、と比較すると、髪型、化粧等から受ける印象の参考になる。コヒョンジンは、プロデューサーでは、前髪を上げてバリキャリウーマンを演じてたけど、椿の花咲く頃では、前髪を下ろして大人しいキャラクターを演じてたり、とか。
・男女の身長差がほぼ無いように画面構成してる。

謎な点
・韓国における方言のイメージが気になった。
特に、悪役と釜山方言について。
・来世、前世など輪廻転生に言及することが多い。キリスト教徒が人口の2割を占める韓国で、上にあげたドラマのほぼ全部で来世の話が一度はでてくるのが不思議。宗教観などが気になった。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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