マッチングアプリ戦記
これは
2022年12月〜2024年1月にかけて運用していたマッチングアプリを振り返りました。再現性は高くないと思いますが参考にご覧ください。
注1: 男性視点の振り返りです。
注2: 社内 LT 会で登壇した際のネタ記事を一部修正して投稿しています。
戦績
期間: 2022年12月〜2024年1月
面会人数: 46
マッチ数: 369
うち初回返信ありが約半数: 180人前後
メッセージが続く割合: さらにその半数前後: 90人前後
総メッセージ数: 約1700通
基本的な考え方
何がボトルネックになっているかを見極めて改善する
ステップごとの問題を個別に分析
マッチしない -> プロフィール、いいね送信数の問題
初回メッセージが返って来ない -> 初回メッセージ・プロフィールの問題
メッセージが続かない -> プロフィール・メッセージ内容・頻度・タイミングの問題
など
ボトルネックを改善する PDCA を回して改善の手応えを得られると報酬系が刺激され続ける感覚があった
自分を大切にしてくれない人間とは秒で関わりを断つ
敬意をもって接してくれない人から距離を取ることは自己肯定感を保ったままアプリを続けるうえで最重要
アポイント当日 or 前日のドタキャンをしてくる人がけっこういる
アポイントを確定した人のうち5人に1人くらい
基本的には即ブロック or 無視で OK
別日程を調整しようとしてもほとんどの場合徒労に終わるため。そもそも約束に関する意識が低い人とはあまり関わらないほうがよい
かなり稀だが、キャンセル連絡とともに代替日程を提案してくる場合がある。その場合はセーフ
面会したあと既読無視になったりブロックされたりしてそのまま連絡がつかなくなる人も大量にいる。いちいち気にしない。
プロフィールについて
写真
一番良く写って盛れているメイン写真1枚 + 友達がスマホでさらっと撮ったふうの気取りすぎていない写真2枚 + 趣味の写真2枚くらいがおすすめ
プロフィール本文
自分の人柄はこれを読めば理解できると自信を持って言えるところまで作り込む。
自分の場合、ある程度まとまった文章を抵抗なく読んで理解できる言語運用能力がある人とでないとメッセージが続かないので、それをフィルタリングする意味でもしっかりめに書いた
ただし長くなりすぎないように。600〜800字以内くらいが目安
プロフィールの文章に固有名詞はなるべく出さない。具体的な好きなもの・趣味は、多くのマッチングアプリで用意されているコミュニティ機能などを使ってアピールする
○○な人はNGです、などネガティブな内容は記載しない
メッセージについて
初回メッセージ
メッセージは基本的に返ってこないことが前提なので、返ってこなくてもいちいち落ち込まない
相手のプロフィールを見て、共通の趣味などすぐに言及しやすい事項があればそれに言及、なければ自分で用意したテンプレを送信で OK
相手がこちらの写真やプロフィールに興味を持てばこちらが定型文でも返信はくる
初回メッセージ推敲に時間をかけるのはコスト対効果が薄かった印象
メッセージが続いた場合
メッセージを数往復しても相手の人柄が見えてこない or 盛り上がらない、もしくはある程度推敲に時間をかけないと適切なメッセージを思いつかない場合は、会っても無駄な場合が多いので撤退を検討したほうがよい
メッセージ頻度に遅滞（3〜5日程度）がある人は要注意
返信しても相手の連絡が途切れて無駄になるケースが多い
遅くとも翌営業日に返信をくれる人のみ相手にするほうが無駄打ちが少ない
その他の留意点
とにかく相手を褒める
長文は避ける
一方的に質問をし続けるのは避けて自然な会話になるようにする
絵文字は相手が使用しているものを真似する
おじさん構文だと思われないようにするため
メッセージ頻度は相手に合わせる
アポインティングについて
打診タイミング
マッチ直後から数日以上（自分の場合4〜5日間ほど）毎日メッセージの往復が続いていたら、面会のアポイントを打診する
それまでのメッセージを通じて人間性・人柄が互いに分かっていて興味を持っていることが前提。
少なくともメッセージで互いに興味を持てていない人と会って話しても楽しくないし、ドタキャンされる可能性も高い
時間の無駄なのでやりとりを長く引っ張りすぎないほうがよい。
1週間程度話しても相手の温度感が低そうであれば撤退を検討
女性の側から会ってみたいと言われることは46人中一度もなかった。男性側から打診する必要がある
アポインティングに関するTIPS
「会って話すか、通話してみたい」と打診するとよい
1〜2割くらいが通話を希望してくる。通話で話して楽しかった場合、面会のアポイントをその通話中にとる。
通話で会話の内容やテンポが全く合わないこともあり、その場合は会わない。余計な時間や飲食費の出費が節約できる
だいたい半数くらいから面会 OK の返事が返ってくるのでそのまま日程・場所の策定にうつる
残り半分からは何事もなかったかのように無視されるが、いちいち気にしない
相手にアポイント日時とエリアを指定させるとスムーズ
日時・場所が決まったら好きな食べ物・苦手な食べ物をヒアリングしておく
10人に1人くらいは相手が飲食店を決めてくれるがレアケース。残り9人はこちらで飲食店、待ち合わせ場所を決める必要がある
山手沿線の主要駅どこを指定されても案内できる飲食店を準備しておくとよい
飯写真をプロフィールに大量アップロードしている人がそこそこいるので、それを好みの手がかりにしてお店をえらぶとよいかも
面会当日
とにかく相手を褒める、あとはがんばる
面会したその日に次回のアポイントを取る
その日に決まらない場合2回目以降会えないと思った方が良い
面会当日の時点でまた会いたいと思えない人と連絡を取るモチベーションが続く人はほぼいない
2回目以降のアポイントを代替日程の指定なくドタキャンしてくる人も大量にいるので覚悟しておく
LINE の連絡先も聞いておく
よっぽど気まずい雰囲気だったなどの問題がなければだいたい教えてくれるが、すぐに未読無視 / 既読無視になったりする。日常茶飯事なので心が折れないように
アプリ比較
ペアーズ
メインで使用していたアプリ
ユーザ数が多く、次々新しい人が出てきてネタ切れになる印象がなかった
離れていく人を無理に追うよりも、新しい人を探すほうが低コストで自分に合っていた
無料でいいねを送れるおすすめユーザーが Web 版・アプリ版で別々になっている仕様があり、それぞれのプラットフォームにログインすることで大量のいいねを毎日無料で送れるハック的な使い方ができる（2024年1月時点）
おすすめユーザーのリコメンド精度も悪くなかった
with
心理テストがたくさんある。それを楽しめる人向け
いいね送信時にメッセージを送ることが推奨される UI になっていて、いいね送信のハードルが高く、使用しなくなった
ゼクシイ縁結び
女性側も有料なので温度感の高いユーザが多そう
マッチ成立・メッセージ受信など必要な通知と PR・キャンペーンなど不要な通知のオン / オフが個別に設定できず、大量の通知が煩わしくなり使用しなくなった
振り返り
Keep
プロフィール写真が良かった
写真のうまい友達と旅行にいったときに撮った、映える写真がそこそこあった
大量のメッセージを時間をかけずに複数人同時並行でやり取りできたことで大勢と面会できた
最大14人くらいと並行でやり取りしていたことがある。流石に頭がおかしくなりそうになったので、4〜5人並行くらいが妥当
後半はほぼ頭を使わず脊髄反射的な感覚でメッセージできるようになった
最後まで心が折れることなく継続できた
自分のことを好きになるかもしれない人と会って話すのは純粋に楽しかった
看護師・幼稚園教諭・セレクトショップ店員・美容部員・陶芸家・校正者・大学教員・映像作家・警察官など普段話すことがない職業の人と話せたのも色々勉強になって飽きなかった
Problem
アプリを始めたかなり初期にすごいタイプの人に会って振られたことで引っ込みがつかなくなり、終了まで時間がかかった
面会時の飲食店で全額は奢らないが毎回多少多めに払うなどしていて、交際費が膨れ上がった
こんな記事を公開しているが自分以外の人にとって再現性は無い気がする
Try
最初から長期のプランで契約しておけばよかった
1ヶ月や2ヶ月で成果は出ないと思って長期戦の覚悟をもって始めるべき
ペアーズの料金体系は2024年3月時点で以下のような感じ。面会時にかかる飲食代に比べれば誤差だが最低でも6ヶ月以上のプランがおすすめ
まとめ
本記事をみてマッチングアプリを始めて、素敵なパートナーと出会う人が増えたらいいなと思います。良いマッチングアプリライフを！
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