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コロナ騒動に見る社会システムの転換と感じることの重要性

こんにちは、そーやんです。いつもお読みいただきありがとうございます。

更新が遅くなってすみません。

畑シーズンが始まったということもあるのですが、息子の病気が発覚して緊急入院になったことで、バタバタしておりました。


今回はコロナ騒動に関して。

口蹄疫とか鳥インフルが流行った時にも思いましたが、ある意味こういったパンデミックが起こるのは仕方がないことだと思います。

家畜を一箇所に集め、そこに資源を投入し、殺菌を行なってリスクを徹底的に排除していった結果、それによってかえって家畜の免疫力の低下を招き、パンデミックが発生する。

構造的に考えれば当たり前のことのように僕には思えます。
 

資源集約型システムの限界

産業革命以降、一部の空間に資源を集中し、生産性を最大化させるようなシステムによって人間社会はここまで発達してきました。

農業に関しても同じで、資源集約型の農業で確かに単位面積当たりの生産性は上がりました。

しかしそれによって植物や大地の生命力はどんどん低下し、農薬や化学肥料に依存しないと作物が作れないような状況になっています。

病気や害虫の発生というのは、自然界がバランスを保つためのフィードバック機能なので、これを排除すると、環境に適応できないままになります。

そしていつかは限界がきて、大きな揺り戻しとして、パンデミックのようなスケールの大きなフィードバック事象が起きます。



このような資源集約型の成長システムは自然界でも一応は見られます。

例えば巣の中で雛鳥が育てられるとき。

親鳥が餌を運び、外敵から守るなど、リスクを排除し資源を外から集めてくることでヒナを大きくします。

しかし、ヒナはいつかは自分で空を飛び、自分で餌を捕まえられるようにならなければなりません。

そうでなければ結局は生きていく力は失われ、その種は途絶えてしまいます。

このシステムは期間限定だからこそ成り立つわけで、いつかはそれ自体が自立することが条件となります。


これまでの人間社会でこの資源集約型の成長システムが許されたのは、その大元として自然という親鳥によって、資源を一方的に与えてもらっていたからだと思います。

しかしもう巣よりも大きい存在となってしまった今、これからは自分たちが自立していく必要があります。



生態系システムからみる持続可能なシステムとは

ではこれから私たちが自立していくためには、どのような社会システムが必要となってくるのでしょうか。

この社会システムの転換の動きが、今回のコロナ騒動によってより顕著に見えてきたのは面白いなと思って見ています。

それは働き方や学び方がよりオンライン化している動きです。これによって人が一箇所に集中しなくても、ネットワーク上で情報がやり取りされていくことで済むことも結構多いし、むしろその方が生産性があるんじゃないかということも見えてきたように思います。


自然界の生態系システムは個々の生き物がそれぞれで置かれた環境に適応しようとする自律したシステムになっています。

さらに最近の研究によって、植物や虫同士でも様々な手段を用いて、情報の伝達や物質のやり取りを行なっている見えないネットワークの存在が明らかになってきています。

 
多様性を持った自律した小さいシステムがネットワークで繋がって、さらに大きなシステムを構成しているから、生態系自体もまるで生き物かのような振る舞いをします。

このシステムだと生態系はより環境への適応力が高まり、持続可能性を格段に高めています。

  

 
資源集約型のシステムでは多様性を排除し、つながりを分断することで、人間にとってはコントロールしやすくしてきましたが、環境適応力・自己保存力はなくなっていきます。
 
こう考えるとIOTやスマートグリッドなどはより生態系に近いシステムであり、今後はこのようなシステムが当たり前になっていくということなのかなと思います。

5GやAIの発達も今はまだ技術的にいろんな問題を抱えてはいる未熟なものだとは思いますが、不自然なように思えて、実はとても自然な現象なのかもしれません。
 


一次情報が大事な世界になっていく

さらに僕がコロナ騒動を見ていて、面白いなと思っているのが、情報の受け取り方についてです。

テレビやネット上で受け取る二次情報をどう処理し、判断し、どんな行動に写すかが人によって大きく分かれています。


極端な言い方をすると、二次情報の世界だけで生きている人は今後は生き残っていけなくなると思います。
情報の海で溺れ、自分というものが分からなくなり、生きている意味を見出せなくなります。自分が無価値であると勘違いしてしまい、それは身体にも大きく影響を及ぼし、免疫力の低下にも繋がります。


ネットワークが発達していることが前提のシステムでは、二次情報はあまり価値を持ちません。
個々が感じた一次情報が、システム全体にとって、とても重要な価値を持ちます。
つまり、それぞれが五感もしくは第六感で感じた情報が何よりも大事になっていきます。


自分が日々、置かれた環境から何を感じ、何を想い、何を望むのか

二次情報に触れた時も、そこから自分は何を感じ、何を想い、何を望むのか。

二次情報に基づいて行動するのではなく、あくまでも自分の中から生まれてきた直感や想いを元に行動していく。

ネットワークが発達していく世の中だからこそ、そこを明確にしていくことが求められる時代に入ったんじゃないかなと思います。

 
そのためにはまず頭を休め、肩の力を抜き、自分の心の声や身体の声を聞き、五感で「感じる」ことのトレーニングが必要です。

心地よい環境に身を置きましょう。

自然に触れ、五感を目一杯使いましょう。

ヨガや瞑想によって自分の心の声や身体の声を聞くトレーニングをしましょう。

自分が何をしたいのか、何を望むのかを、しっかりと聞いてあげ、それを行動に移してあげましょう。

時代的な後押しも必ずあるはずです。


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