害悪雑草ハマスゲで菜園の通路を芝生のようにする方法
マイナビ農業の記事にて、ハマスゲについて書きました。
ハマスゲほど僕の中で評価が極端に変わった雑草はありません。
このハマスゲは本来、農家にとって超害悪雑草です。
地下部に球根のようなものを形成し、地下部で繁殖するため、耕すことで少しのハマスゲであっても畑全体に拡大してしまう可能性があります。
またC4植物と言って、光合成の効率が他の植物に比べてとても高いため、特に夏場の日差しが強い時期には一気に繁殖します。
地上部をいくら刈っても、1週間もすればすっかり元どおりになっているほどの生命力。
本来は根こそぎ除去するしかないと言われています。
ところがこのハマスゲ本来の生態を知っていれば、家庭菜園においては全く困らないどころか、うまく生かすことで以下の3つの効果が期待できます。
1)景観が良くなる
2)通路部分の水はけが良くなる
3)敷草として利用できる
写真だと一面緑なのでちょっと見づらいですが、通路が芝生のようになり、見た目が良くなるだけでなく、通路部分の水はけもよくなり、雨が降った時もべちゃべちゃになることはありません。
畝の部分と通路部分を一緒に耕ししまうようなことをしなければ、畝の中にハマスゲが生えてくることはほとんどありません。
この写真では左上の通路部分がハマスゲが生えていたところですが、寒くなると枯れていきます。
ポイントとしては
①畝と通路部分の土が混ざらないようにする。
②通路部分のハマスゲは芝生の管理と同様に、刈りそろえる。
というところです。
手押しの芝刈り機だとより長さが揃って綺麗に見えると思いますが、僕は持っていないので、草刈機のナイロンカッターで刈っています。
伸びないうちに刈れば、そんなに負担ではありません。
そしてその刈った草の部分は、細長くて隙間に敷き詰めやすく、腐らずに長い期間畝の上に残りやすいので、畑の敷草としてとても適しています。
ハマスゲがC4植物であり、最大限に日光エネルギーを養分に変えてくれたものを畑に還元するという意味でもとても理にかなっています。
詳しくはぜひ以下の記事をご覧になってください。
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