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「好き」を続けること

先日、藤子F不二雄ミュージアムに初めて行った。

SF短編集の企画展が目当て。
入場するとまず、藤子F先生の軌跡をたどるような展示室が。
あまりじっくりと観ることができなかったけれど、親しみやすいキャラクターを描いている一方で、背景などはとても緻密に、奥行きある構図で描かれているのだと気づいた。
それをふまえてあらためてコミックを見てみると、それを実感する。
すごい。ただ、ただ、すごい。

子供の頃から自分で漫画を描いては綴じてみんなに見せていたというから、生粋の漫画人。
(そんな言葉あるのか)
我孫子先生と出会い、漫画を描くことに没頭し、漫画を描くため上京し、やがて、誰でも知っている日本一有名なネコ型ロボットが登場する漫画を産み出す…そんな藤子F先生は才能の塊だった…のだろう。もちろん、絵を描くことの才能があったのは言うまでもない。
しかし、注目したいのは、「好きなことをずっと続けること」。これもまた、大切な才能なんだと思う。

◼️好きなことは自然とやってしまう。

絵を描くのが好き!漫画を描くのが好き!
私も小学生の頃は、描いた漫画をホチキスで留めて製本したものを友達と交換したり、漫画交換日記をしたり、たくさん描いていた記憶がある。

でもいつの頃からか、描くことをしなくなっていた。そして忘れてしまった。

社会人を経て、ボランティアと言う名の留学をした。その時いろいろあって、かつて自分は絵を描くことが好きだった、と思い出した。なんだかんだでデザインの職についた。
だから、今は自分の好きなことを仕事にできていると言っていいのかもしれない。
好きなことに自然と導かれたのだと思える。

とはいえ、イラストはなかなか難しい。
もっと練習してから…と思っていたけど、それではいつになっても出せないので、下手でもいいから出していこうと思った。普段から描くように。
「好き」が後押ししてくれるから。

藤子F先生のSFは「スコシフシギ」
私のSFは「スキヲフダンニ」

ちょっと無理があるか…笑。

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