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旅するキャンパス【No.2大阪】

こんにちは、ソイコです。

#旅するキャンパス  の第2回目のレポートを書いていきます。

旅するキャンパスとは

グラフィックレコーダーとして活躍するまりんさん(@_okinawaa)と、ももこさん(@mmk_english)によるプロジェクトです。

その名の通り、2人が全国を旅しながら、学生向けにグラフィックレコーディング(以下グラレコ)の実演やグラレコの役割についてワークショップ形式で学びの場を作るプロジェクトです。

なんとこの講演、学生は無料で受けられるんです!!

「進路や働き方に迷う学生に、自分たちが選択肢を増やせたら」という2人の想いが込められています。

第1回のレポートはこちら

https://note.mu/soy_chaaaan/n/n5c5dc8867b13


今回は第2回の講座の開催地、大阪に行ってきました。

会場は参加者さんでいっぱいで、とっても賑やかな空間でした。
県外からの参加者さんも多くて、中には石川県からいらしていた方もいました!

【ゲスト講師紹介】

今回の旅キャンにはなんとゲストが来て一緒にワークを行いました。

ここではゲストの皆さんをご紹介したいと思います!

=稲垣 奈美さん=


マーケティング会社にて、クライアントの商品開発のサポートを行いながら
個人でもグラフィックレコーダーとして活動中。

可視化することで、口数の少ない方がしゃべりやすくなったり、

情報スピードに追いつけない方が安心できたり、

共創のパワーを感じたり、

大切な時間だったね。と振り返えったり、

課題をゼロから見つけていく必要のあるこれからの時代にすごく大切なことだと感じています。

良くも悪くも場への影響力が大きいことに責任をもって、よい具合にゆるりとなる場づくりをサポートしたいです。

「心が柔らかくなると、頭もやわらか〜くなる^ ^」
そんな場を日々目指しています。

【実績】
・関西大学梅田キャンパス/kandai MeriseにてのEdcamp'19 in Osaka
・大手メーカー新商品開発ワークショップ
・亀岡市シンボルプロジェクト企画発表会
・WORKSHOP DESIGN ACADEMIA
など

記:稲葉奈美さん

稲垣 奈美さんの
Twitter→イナガキナミ
Facebook→稲垣奈美


=かくしかLab.=

かくしかLab.のタオルマンさんと馬場さんがゲストでいらっしゃいました!

~かくしかLab.とは~

正式名称「とにもかくにもかくかくしかじかLab.」

グラフィックレコーディング、ファシリテーショングラフィックを見聞きすることが増えたけれど、どれが何で、何がどれ?細かい話もいいけれど、その根底には「とにかくかくこと」があるはず…!
そんな野望を持った2人組が、2017年10月から始め、これまで30回以上開催。2018年4月に世代交代し、現在は4名のメンバーで運営中。主に京都・大阪での開催が多い。

「かくしか」の醍醐味は、初めて挑戦してみる人から、お仕事でがっつりかいている人まで、様々な人が集まるところ!
本を使ったワークショップをしたり、ロール状の長い模造紙にワイワイかいたり、グラレコについて熱く議論してみたり。
「かく人」も「かかない人」も楽しめる、コミュニティです。

記:馬場さん

Twitter→Yusuke Higo(タオルマンさん)
    ばばちゃん(馬場さん)

Facebook→かくしかLab.


ここで、タオルマンさんが会場で行ったミニワークショップをこの記事でも実践してみたいと思います!

準備できる人は紙とペンをご用意ください。

これから私がとあるイラストの特徴を言葉で伝えるので自分が感じたように書いてください。

① 初めに、このイラストは2本の曲線でできています。

② 紙の下2/3くらいの大きさでアルファベットのエルを小文字筆記体で書いてください。書き始めと書き終わりは少し長めです。横に伸びたバネを描くイメージです。

③ 次に紙の上1/3にスポーツブランドのナイキのマークのような曲線を小さめに書きます。これはさっき書いた曲線の円になっている部分に少し重なるように描いてください。

以上です。

皆さんの手元にはどのようなイラストが出来ましたか?

それでは正解を実際のイラストでお見せします。


いかがですか?
このイラストのように描けましたか?

きっとなんとなく違っているのではないでしょうか!
是非どのようなイラストになったかコメントなどで教えてください!!

私は皆さんに正確にお伝えしようと200文字以上使いましたが、完璧にはお伝えできません。
更に、旅キャンの会場ではみんな口頭で説明をしていたので完成できた人はとても少なかったです。

これがイラストを見れば、誰でもすぐに理解できます。
タオルマンさんは「これがイラストの力だよ」とみんなに教えてくれました。


【 WORK① 基礎 】

ではここからが、旅キャンのワークです。皆さんが「イラストで伝える力」を付けるための基礎や応用・心掛けることをまりんさんとももこさんがレクチャーしていきます。


=基礎講座=
①線
②アイコン
③フキダシ

=応用講座=
①表情の書き方
②上半身の動き
③人を描き分けてみよう


前回同様、基礎講座と応用講座を行いました。
今回のアイコンでは、大阪にちなんで「たこ焼き」や「お好み焼き」がお題に出ていました!
ソースの書き方や、容器の船を書いている人もいてみんなぞれぞれ。個性がありましたよ。

=練習=

そして今回は、更にステップアップして、
「振り返り」「インプット&アウトプット」をイラストで表現しました。

<振り返り>


カレンダーを用いて振り返る人
フキダシを使って振り返る人
鏡を使って振り返る人
様々な「振り返り」を見ることができました。

<インプット&アウトプット>
こちらも様々なイラストを見ることができました。
人の耳や口を強調している人が多かったです。

そのなかでも、ちょっと面白い着眼点のインプット&アウトプットがありました。


これはトンネルになっていますね。
入口が狭く、出口が広くなっていますね。

一度取り込んだものを大勢に向けて発信する。
立派なインプット&アウトプットです!

そしてもう一つ、
”ごはんを食べて、う〇ちをしている”イラストもありました。
(お写真なくてごめんなさい)
確かにそれもインプット&アウトプットですね。笑
会場のみんなで「発想が面白いね」と話していました。

このように、新しい発見があるのも、ワークショップの魅力です。
是非皆さんも、身近なことを自分なりのイラストで描いてみてくださいね。


【 WORK② 今日の振り返り 】


次は、語り手と描き手(グラフィッカー)に分かれてワークをします。

今回のテーマは「今日のワークの振り返り」です。

・新しい手段を見つけられた
・これからこんなことに活かせそう
・情報のアップデート

など、話し手は今回の旅キャンを通じて学んだことを話し、グラフィッカーはグラレコを用いてそれを書きます。


この旅キャンのワークでは、描き終えたグラフィッカーが「この内容で間違いはないですか?」と聞く時間が必ずあります。

そうすることで、間違ったことを描いていないか確かめ合え、場や相手へのリスペクトを大切にする気持ちを育めます。


【 WORK③ モチベーショングラフ 】


最後のワークはモチベーショングラフをグラレコで作りました。
このワークも2人1組に分かれて交互に行いました。

~モチベーショングラフとは~

時間→横線
モチベーション→縦線

として、今日までのモチベーションを月ごとに点を打ってグラフにすることです。
今回はその点になる部分をイラストで描いていました。

話し手がどんな出来事があってどんな気持ちだったのか、アイコンで表現していきます。

学生さんは年度の始まりである4月から、社会人の方は1月からなどそれぞれのモチベーショングラフを作っていて

「もう今年も終わっちゃうのか~」

「この時なにしてたっけー?」

と今日までの時間を思い返しながら、話し手もグラフィッカーも頭をフル回転しながら描いていました。


振り返りのモチベーションができたら次は未来、これからのモチベーショングラフを作りました。

「これから頑張りたいことは何か」
「これから楽しみにしていることは何か」
「自分はこれからどうなりたいか」

など、各々の目標が飛び交っていました。
このワークでは、どの参加者さんも笑顔で話している姿がとても印象的でした。


【メッセージ:今回の裏テーマは「整理」。なぜ、学生を対象にしているのか?】


最後に、主催のまりんさんから参加者の皆さんに向けてお話がありました。

旅するキャンパスでは、学生を対象に無料で行われています。
その背景について、まりんさんは今回のワークの内容を振り返りながらこう話しています。


実は今回の旅キャンには「整理」という裏テーマがありました。

自分も去年大学を卒業したのですが、学生時代はとにかく進路でたくさん悩みました。
その際たくさんの大人に話を聞いてもらえて、いろいろなチャンスや機会を頂きました。
その時の経験があったからこそ、今の活動につながっています。

社会人になった今「自分ができる恩返しは何だろう」と考えたときに浮かんだのがこのプロジェクトです。

学生時代は悩むこともたくさんあります。

グラレコはこれからの時代の人にしかできないクリエイティブな役割をもっています。そのツールを使える人が増えて、その人自身や誰かの悩みを「整理」するために役立ててもらえたら嬉しいです。

皆さんが新しい選択肢を見つけるきっかけを、この旅するキャンパスで皆さんにお伝えする。

それが自分のできる世の中への恩返しだと思っています。


【参加者の感想】


**Qこのイベントでは、主にどのようなことを習得しましたか。 **

・グラレコが「場」と「個」の表現や交流の促進になること

・根本的なグラレコについてを全て教えて下さりとても勉強になりました。グループワークを含めての講習で経験を通して学ぶことが出来て楽しかったです。

・グラレコでまとめることで一回理解をしないといけないから、授業の板書とは訳が違う!めちゃ良い!

**Q今回のイベントに対しての感想やフィードバック **

・グラレコ という共通言語で運営メンバーがつながっているという点がすごくステキだなと思いました。

・もっと他の参加者さんともお話ししたかったです!

・まだまだ触れる機会の少ないグラレコについて学べて、とても有意義な時間になりました。機会があればまた是非参加したいです。


【まとめ】

以上、旅するキャンパスin大阪のレポートでした。

大阪の旅キャンに参加して、初めに思ったのは「とにかくみんなの熱量がすごい」でした。笑
はじめましてなんて関係なし!! とにかく喋る!!!

でもそれがとっても暖かくて、心地よかったです。

グラレコというこれからの可能性に、学生さんをはじめ多くの人が目をキラキラさせている姿がとっても印象的でした。

このイベントの学びを糧に、参加者の皆さんがそれぞれ自分なりのグラレコを楽しんでいただきたいです。


そしてそして!次回は12月28日(土)に

福岡にて開催されます!

なんと次回もスペシャルなゲストをお招きします!

Twitterで有名なグラフィッカー&デザイナーのナオさんに
お越しいただく予定です。

久保田ナオさんのTwitterはこちら→久保田ナオ

詳しい情報はまりんさん・ももこさんのTwitterにて続々公開します!

まりんさんTwitter→まりん@グラフィックレコーダー
ももこさんTwitter→ももこ|グラフィックレコーダー

是非フォローして情報をgetしてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございます!あなたの応援で明日も頑張れます!