国会狂乱日誌「それぞれの決意」


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国会狂乱日誌
この話は現実の政治家を登場させていますが、フィクションです。実在の出来事をモチーフにしていることもありますが、フィクションです。(大事なことなので二回言いました)ネタとして読んでくれれば幸いです。 作者のTwitter https://twitter.com/arisahanamaru 選挙区投稿用のTwitter https://twitter.com/kazunosenkyoken
2019-03-07
第8話 「それぞれの決意」
国会狂乱日誌
衆議院、参議院の解散後、日本維新の会の本部がある大阪で新党迫真との大規模合同集会が行われた。前総理や高須克弥氏、百田尚樹氏など著名人がいることもあって、報道陣も詰めかけていた。
安倍晋三は所信表明でこう述べた。
「私は自民党総裁選には負けましたが、まだまだ私にはやらなくてはならない仕事、憲法改正と景気回復が残っています。私は今、しがらみのある自民党からしがらみのない日本維新の会に移って本当に良かったと思います。だからこそ、もう一度初心に帰り、国民の声に寄り添う政治、強い日本を目指します!」
大きな拍手が巻き起こった。大阪発の改革政党がやっと力を持って、動き始めた瞬間だった。
田所浩二も演説した。
「オッスオッス!田所浩二です!私は新党迫真の総裁として国民、特に弱者に寄り添います!そして、憲法を改正し歴史の教科書を修正して、強い日本、誇れる日本を目指します!いい世来いよ!」
日本維新の会と新党迫真、しがらみなき新たな保守政党は新たなスタートを切った。
新聞各社の反応は様々だった。
産経新聞では、「保守に新たな風が吹く」、読売新聞は「保守二大政党制への足掛かり」として維新を評価した。一方で、毎日新聞や朝日新聞は「第2自民党の誕生」「森友加計からの悪質な逃亡」と批判した。日経新聞は、保守分裂による選挙の影響を分析する記事を書いた。

一方で、東京にある自民党本部。石破茂はこう演説した。
「私は、正直公正をスローガンに総裁選を闘い、首相となりました。しかし、負けたはずの安倍晋三は維新に逃げてまた首相になろうとしています。そして内閣不信任決議案を提出したのです。しかも、衆議院と参議院を合併する案を出したのです。参議院は衆議院を監視するためにあるのに、その事を維新は全くわかっていません!また、維新は国民の合意を得ずに、憲法を変えようとしていますが、この時期に変えようとして失敗したら、ずっと変えられなくなります!また、立憲民主党も中身はただの民主党でないですか!しかも、対案より揚げ足とりをする、左翼政党はもううんざりです!だからこそ、進化した自民党の時代なのです!絶対、政権を守り抜きましょう!」
と演説した。小池百合子も、
「今の自民党は、かつての既得権益まみれの国民に寄り添わない自民党とは違います!国民に寄り添わない政治の元凶こそ、安倍総理の自民党なのです!だからこそ、国民ファーストの政治が必要なのです!今こそ、闘いましょう!」
と演説し、会場内の士気は上がった。

立憲民主党でも、選挙直前集会が行われていた。
民進党議員の右派を除く多くの議員が入党し、共産党との完全共闘が実現した。また、新党大地との一部選挙区における共闘も実現し、枝野は自信満々だった。一部選挙区ではスクールアイドルなど、知名度の高い候補を擁立し、立憲民主党内では前回より議席を伸ばせるのではないかという期待感があった。
立憲民主党代表の枝野は演説でこう語った。
「皆さん、今こそまっとうな政治を実現する日がやって来ました!安倍政権は全くもって、立憲民主主義を無視する政治でした。強行採決をするわ、野党の追及にちゃんと答えないわで散々な政治でした!また、希望の党は保守改革政党と言いながら、中身は古い自民党と同じではないですか!だからこそ、リベラルが立ち上がり、自民党や安倍政権の暴走を食い止めるべきです!共にまっとうな政治を目指して頑張りましょう!」
選挙対策委員長に就任した高海千歌も、
「ついに私達は、共産党や新党大地、自由党と連携して野党統一候補を約200の選挙区で擁立することができました!皆さん、野党の底力を見せて輝きましょう!」
立憲民主サイドも士気は上昇し、今回こそは行けるのではないかと、皆思った。

新党大地、自由党サイド。鈴木宗男、亀井静香、河村たかし、小沢一郎の誘いで集まった、民主系中道議員によって作られた政党も、決起集会を開いた。ちなみに、山本太郎、玉城デニー、森裕子らリベラル系議員は、立憲民主党に入党した。
幹事長の玉木雄一郎はこう演説した。
「皆さん、私達が目指す政治の形は右でもなく左でもない、国民のための政治です!今の日本には、貧困に喘いでいるシングルマザーや子供たち、高齢者の方々はいっぱいいますが、今の政府いや政治家にそのことを真剣に考えている人はいるのでしょうか?安倍政権はアベノミクスという金持ち優遇の景気回復政策を行っていますが、私達が行う経済政策は「コドモノミクス」です!なにより多くの母親が安心して子供を産み、育てられる社会を目指すべきです!新党大地は庶民のための政党を目指します!」
小沢一郎も、
「私達は、「国民の生活が第一」をスローガンに自由党を作りました!だからこそ、全国民が過ごしやすい世の中を作るつもりです!」
新党大地は立憲民主党との差別化を図るため、「国民に優しい、現実的な防衛政策をとる党」として作られたため、一部の有識者からは「平成版民社党」とまで言われた。

あとがき

いよいよツイッター選挙区に突入です!今回の首班指名は以下のような形となっています

日本維新の会、新党迫真:安倍晋三

自由民主党、公明党、希望の党:石破茂

新党大地、自由党:鈴木宗男(玉木雄一郎or小沢一郎)

立憲民主党、共産党:枝野幸男

選挙区投稿は以下の垢で行います!

国会狂乱日誌投票所 (@kazunosenkyoken) | Twitter

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